フリーのお仕事1998年8月

エアコン購入(1998/08/04)

 仕事部屋のクーラーの調子が悪くて冷房がきかなくなってしまいました。私が社会人になった時に、実家に設置していたものをもらったものです。3年前にダスキンに頼んで洗浄してもらったんですけど、さすがに10数年ものですから寿命なんでしょう。昨日は、灼熱地獄の中で仕事をしていたのですけど「これはたまらん」ということでギブアップ。奥さんに訴えたところ「じゃあ買えば?」というので、気の変わらないうちにと思いまして購入に走りました。

 店頭で色々と見た結果「三菱」と「シャープ」の2つが候補に残りましたが、

迷うことなく「シャープ」を選択

 ふと、「寝室のエアコンはどこのメーカーだっけ?」と奥さんに聞いたところ、

三菱よ!!

 との答え。(ドヒャ!!)

 そう言えば、リモコンのスイッチ押したら「ピッ」っと音がするくせに、コマンドを受け付けてないことがあります。ありゃバグってるんじゃねえか?!

ホームページ・ビルダー(1998/08/06)

 今まで、MS の FrontPage Express でホームページを作成していたのですが、IBM のホームページ・ビルダーを購入したので、さっそく作成してみました。フレーム対応にしたのですがいかがでしょうか。

 FrontPage Express はフリーで手軽に作成できるのですが機能面では不満をもってました。フリーやシェアウェアのHTMLエディターもいくつか試用してみましたが、HTMLタグを挿入する方式のものはいまひとつなじめませんでした。私は表示結果に近い形で編集できないとやりづらいです。そこで、噂に名高い「ホームページ・ビルダー」を購入とあいなったわけです。

 感想は、もう少し使ってみてから書きたいと思いますが、現状一番使いづらいと感じているのは、キャレットが消えてしまう現象です。何かの操作をした以降はずっと消えてしまうんです。いったいどういう操作をしているのか?自分でもわかりません。(爆)でも、しょっちゅう消えてしまうので困ったものです。

クーラーがつきました(1998/08/07)

 昨日、仕事部屋にクーラーがつきました。快適じゃあ!!なんとか灼熱地獄から脱出することができました。あの暑い中、マシンが熱暴走するのではと心配しましたが大丈夫でした。しかし、私のほうが熱暴走してしまいましたね。(爆)

ホームページ・ビルダーの使用感(1998/08/07)

 ホームページ・ビルダーでキャレットが消えてしまう現象について再現方法が特定できました。犯人はインテリマウスです。どうやらユニバーサルスクロールが悪影響を及ぼしていたようですね。で、ホームページ・ビルダーの場合はユニバーサルスクロールを使用しない設定にして無事解決しました。インテリマウスに対応しているわけではありませんから仕方ないというところでしょうか。しょっちゅうキャレットが消えてしまっていたわけです。(笑)

 というわけで、一番使いづらい問題は解決したわけです。「表示イメージに近い形で編集したい」という私の要望は十分に満たされています。一番気に入った点は編集中の段落が枠で囲まれて表示されることです。こうされると段落を意識して編集するようになりますね。FrontPage Express ではこういう表示はされませんので段落なんて意識していませんでした。

 それでは他の機能について使用感を述べたいと思います。全部使ったわけじゃないので悪しからず。

  • フレームエディタ

このホームページは、JISコードで記述していますが、フレームエディターで保存すると、TITLEが見事に化けてしまいます。これはバグ臭いですね。たぶん、S-JISなら大丈夫なんでしょう。

  • コンテンツマネージャー

画像、サウンド、Javaアプレット、スクリプト、プラグイン等を管理するツールです。機能的には特筆するべき所はないように思います。

  • ロゴデザイナー

トップページの「Menu」 というタイトル(GIF)は、このロゴデザイナーを使って作りました。凝ったことはできませんが簡単に作成できるのが魅力です。私は使いなれた Paint Shop Pro のほうがいいです。

  • ウェブアニメーター

アニメーションGIFを作成するためのツールです。実際に使ってないため詳細はよくわかりません。Paint Shop Pro 5 に付属している Animation Shop のほうが直感的で使いやすそうだと思いました。

  • リンクみるだ~

名前のとおり、ページ間のリンク関係や構成ファイルをツリー形式で表示してくれます。ファイル転送機能も含まれています。しかし、私の環境では残念ながら Proxy の関係でファイル転送が使用できません。(涙) どうやら SITE ホスト名形式で接続できる Proxy しか対応してないからダメなようです。ちなみに私の使っている Proxy Server は WinGate です。何か対処方法があったら教えて下さい。

  • ファイル転送ツール

先と同様、Proxy 問題で残念ながら使用できません。

  • ページマジック

手軽にホームページを作成できるテンプレート集のようなもののようです。実際に使ってないため詳細はよくわかりません。

 その他にも色々な便利な機能があります。私には必要十分な機能が備わっていますね。

お盆休みはありますか?(1998/08/09)

 お盆休みはみなさんどれぐらい取られるのでしょうか?私は会社員時代も含めてお盆休みというものをあまりとったことがないのです。忙しくて取れなかったというのが実態です。唯一盆休みが取れたのは一昨年でした。大手電機メーカーのプロジェクトでした。「休むときは休むべし」というプロジェクトリーダーの方針で実現しました。盆休み期間、プロジェクトを完全にストップさせたんですよ。私はびっくりしましたけど、結果、メリハリがあってよかったです。ダラダラと仕事しても効率は上がらないということがよくわかりました。

 とは言うものの、私のように細々と請負業務をやってますと、仕事の計画を立てづらいのが現状です。全然仕事がない時期もあれば逆に集中する時期もあります。ですから世間の休みと暇な時期は必ずしも一致しません。正月、ゴールデンウィーク、盆休み、その他連休等、完全に休んでいるということは少ないです。「自分で休みを決めればいい」と奥さんによく言われます。至極当然の意見に思えますが、それをやると、年間でいくつかの仕事を捨てることになりかねません。「いいけど、たぶん収入が減るぞ」と言い返しますと、それは困るようでして、いつも話はここで終わってしまいます。要は「世間が休みの期間ぐらい休んで、どこか遊びに連れて行け」ということなんです。結婚前を含めますと7年の付き合いですが、仕事に対する理解は絶対に得られないと確信してます。(笑)

ASAHI-NETのメール不調(1998/08/10)

 8/6以来、ASAHI-NETのメール遅送が発生していると案内があったままで復旧したとの発表はありません。今年に入って何回かこういった事態が発生してますね。私は仕事の連絡で利用するウェイトが高いので、こういった不調が多発すると困ったことになります。実際、前回の不調時(6月頃)は仕事に支障をきたしました。遅送というのがやっかいなんですね。この場合、メールを出した相手にはリターンメールが届かないので、相手は「メールは届いているはず」と思ってます。しかし実際は届いてないわけで、いっそのことメールサーバーが落ちてくれたほうが有り難いです。あるいは、こういった問題が発生している時は、送信元へ「メール配信が送れている」旨の案内でも出してくれればよいのですが、そういったことはできないものでしょうか。

ホームページ・ビルダーのバグ(1998/08/11)

 先日、ホームページ・ビルダーのフレームエディタで、JISコードで記述している場合に TITLE が化ける件はバグ臭いと書きました。この件を IBMへ障害報告したところ「今月中に予定している HPB307F という修正パッチで修正される」との回答を得ました。素早い回答があったことから察するに、既に既知のバグだったのかもしれません。

G6-400のBIOSアップデート(1998/08/13)

 訳あって G6-400 の BIOS アップデートを行いました。ACPI 関係の調査を行う必要に迫られたので、唯一対応している G6-400 に生贄になってもらおうと考えたのです。マザーの供給元である Intel のサイトで下調べをしてみますと、今の BIOS では APM 関連の不具合と、FD 関連の不具合をかかえているとの情報がありました。APM と ACPI は関係ないかもしれませんが、省電力関係の問題ではありますので、BIOS をアップデートしようと思ったのです。

 さっそく 日本 Gateway のサイトに行きましたが BIOS は登録されてませんでした。そこで US Gateway に行きますと、ありました。さっそくダウンロードして解凍したところ、書き換えプログラムのファイル名があやしい。(笑) AMI なんたらというファイル名なんです。私の MP440BX は Phoenix ですから AMI というのはおかしいです。とは思いつつも、とりあえず起動ディスクを作って、マニュアルどおりアップデートを試みました。でも案の定ダメ。「ROM が書き換えに対応していない」と怒られてしまいました。

 気をとりなおして、もう一度 US Gateway のサイトをうろうろしましたが、どう考えても、私がダウンロードしたアーカイブは正しいように思います。リンクミスじゃなかろうかと考えて、ftp で探しますと、ついに見つけました。ftp://ftp.gateway.com/pub/hardware_support/bios/pentium/4m4pb0x1/7504006.exe です。同じディレクトリ内に、先程おとしたアーカイブも入ってました。MP440BX は AMI 版もあるのかなあ。なにはともあれ、BIOS のアップデートは無事終わりました。バージョンは 4M4PB0X1.15A.0012.P06 から 4M4PB0X1.15A.0017.P09 にあがりました。

 再起動してびっくり!!起動時に画面いっぱいに Gateway の新ロゴが表示され、プログレスバーが左上に表示されているではないですか。これは、なかなか面白いです。プログレスバーが100%になったらOSの起動に入るわけで、それ以前の無味乾燥なメッセージは見なくてもよくなります。ちなみに、この画面が表示されているときに「TAB」キーを押せば、通常の画面になりますし、BIOS の設定で無効にもできます。

 BIOS も無事更新も終わりましたので、さっそく ACPI の検証のために Windows 98 を Setup /p j でインストールしました。今から色々調べるところですが、電源ボタンでシャットダウンできるんですね。子供のいる家には必須アイテムかもしれないですね。まだまだ、使いこんでいませんので Windows 98 についてや ACPI については、またの機会に譲ります。

GaBenchのウィルス騒動(1998/08/19)

 最近、注目していたのがこの騒動です。突然、アイオーから「使わないように」「回収する」といった不自然な警告が発せられた時から、これはウィルスだと思ってました。アイオーにはご愁傷様としか言えませんね。傍から見ている限り、メーカーとしての対応は適切なものであったと思います。ワクチンもメーカーから郵送されるようですね。

 私自身、今までウィルスの脅威にさらされた経験がありません。ネットワークとのかかわりは、パソコン通信時代を含めると結構長いです。モデムが1200bpsの時代を知ってますし、今の Nifty が試験運用していた時代も知ってます。また、自分自身で草の根BBSと呼ばれるホストを運営していた経験もあります。確率的に、ウィルスの被害にあってもおかしくないと思うんですが、そういう経験がないんです。ですから、結構他人事のように感じていました。

 でも、今回はメーカーが配布したソフトにウィルスが混入していたことに驚いています。ソフト開発会社じゃないとは言え、日本では老舗のコンピュータ周辺機器メーカーで起こった事件です。当然、こういった配布物や商品に添付するソフト類は厳重にチェックされるはずです。アイオー自身もウィルスチェッカーでチェックした上で配布したと言っています。それでも起こってしまったんですよね。ですから、ご愁傷様と言いたい気持ちなんです。ソフト開発会社なんかでは、納品物を収めた媒体(フロッピー等)にウィルスチェックを義務付けている会社があります。媒体とともに、どこのメーカーのどのバージョン、パターンで検証したのか記した書類を添付して納品することになっています。でも、こういったことを要求する会社って少ないです。パソコンの調子が悪くなるとすぐに「ウィルスだ」と騒ぎ出すやからは、一般ユーザーにしかいません。業界の人間は、ウィルスに感染するなんてめったなことで起こらないと皆思っているんじゃないかなあ。しかし、こういった事件が起こって、私も考えを改めなければならないと思いました。人事じゃありませんからね。自分が納品したソフトにウ ィルスが混入してたために、取引先に損害を負わせたなんてことになったら責任のとりようがありません。しかし、アイオーのようにウィルスチェッカーを使ってもひっかからないケースもあるわけで、どうしたらよいのでしょうね。


ロジテックも(1998/08/19)

 ロジテックも配布ソフトにウィルスが混入していたようですね。同時期にこういうことが起こると、さすがの私も心配になってきました。また、自分がいかにウィルスに対して無神経だったか反省せざる得ません。ウィルスチェッカーを常駐させると、何かと支障が出るので敬遠していたのですけど、そうも言ってられませんね。

ウィルスバスター98を導入(1998/08/20)

 さっそく、ウィルスバスター98を入れました。これで安心というわけではありませんけど何もしないよりましです。最新のパターンファイルでスキャンしてみましたがウィルスは検知されませんでした。しかし、ウィルスバスターは、昔からトラブルメーカーなんでちょっと心配です。

XPERT 98 を衝動買い(1998/08/20)

 XPERT 98 を衝動買いしてしまいました。STB Velocity 128 は、nVIDIA RIVA128 を載せたバランス良いカードなんですけど画質に不満がありました。RIVA128ZX という手もあったのですけど RIVA は、もういいやと思いまして、画質に定評のある ATI 3D RAGE PRO にしようと考えたわけです。XPERT@Play 98 にするか迷いましたけど、TV Out を使わないことや付属ソフトに魅力を感じなかったこともあり安いほうにしました。と言っても Retail 版ですから若干高めの買い物でした。

 STB Velocity 128 を引っこ抜いて入れてみました。ドライバもすんなりインストールでき問題なく動いてます。例によってさっそく Final Reality を起動しました。画質が良いという噂は本当です。RIVA ではわからなかった描写をあちこちに見つけました。ベンチマークの結果は、RIVA より若干劣るようですが、私はゲームをやらないんで問題ありません。なんと言っても、落ち着きのあるというか深みがある発色が気に入りました。

ホームページビルダー修正プログラム(1998/08/20)

 ホームページビルダーの修正パッチが出ました。フレームエディターを使用すると Title が文字化けして保存されるバグも直ってますし、インテリマウスでユニバーサルスクロールを使用するとキャレットが消えてしまう問題も修正されています。

 フレームエディターの件は正規の障害報告書をFAXで送ったのですが、キャレットが消える件はバグとは言えないので、要望としてIBMのサイトでオンライン報告しました。その後、メールで「修正版を出すから待って下さい」と返事がありまして、今回、メールで「問題が解消したので修正プログラムをダウンロードして下さい」と連絡をくれたのです。サイトには「個別メールによる回答はしない」と書いてあったし、私自身バグだとは思ってなかったので、こんな現象が出てますよ程度の軽い気持ちでした。ですから、今回の丁寧な対応に驚いてます。フレームエディターの障害報告についても回答は早かったしね。さすがにIBMはきっちりと対応する会社なんですね。これが当たり前なのかもしれませんけど改めて感心しました。

XPERT 98 に満足(1998/08/21)

 このカードはベンチマークこそあまりパッとしないんですけど、なぜか体感速度はそんなに悪くないです。画面もキュッっと引き締まった感じで高級感があります。なんとも不思議なビデオカードです。車に例えると、RIVAがスポーツカーなら、こちらは高級車ってところでしょうか。どっしりとグイグイ動いているというイメージです。

 振り返ってみたら、私にとって ATI のカードは初めてです。今まで購入したビデオカードは Diamond がダントツで5、6枚、Canopus, Matrox が1枚づつなんですよね。STB はセット購入したマシンについてきただけですね。Diamond は Stealth シリーズばかり買いつづけ、今年 Viper V330 を購入したところです。Matrox は Mistyque です。Canopus は型番忘れました。

 実は、今まで満足度が一番高かったのは、Canopus のビデオカードでした。Win3.1 時代の ISA のカードでしたが、速度、画質とも当時申し分なかったです。ですから、今、巷で話題の ZXR128 は当然興味があります。今回、購入対象からはずしたのは RIVA だという理由からだけなんです。(高いというのもありますが) RIVA系を3枚も持ってても、おもしろくないですからね。Matorox は、はなから除外しました。あのギラギラ画面に三菱の派手な画面を組み合わせたら、たぶん身がもたないでしょう。(笑) Diamond は Stealth II がありますが、i740 は 2D がいまいちという噂でパスしました。Fire GL も若干、心が動いていたのですが、NT で使う分にはいいでしょうが 95/98 だとどうだろうと躊躇しました。そしたら、ATI Rage Pro に走ってたわけですね。(笑)

RIVA 128 と 3D Rage Pro (1998/08/22)

 今日は、サーバーマシンに載せていた Diamond Viper V300 を引っこ抜いて、古い Stealth64 Video VRAM に載せ替えました。サーバーマシンに RIVA はもったいないですからね。Viper はセカンドマシンに載せて、Mistyque には引退してもらいます。

 Viper を引っこ抜いたついでに、XPERT 98 の画質と比較してみたい欲求にかられまた。ついでに STB Velocity 128 も加えて比較しようと思いたちまして、さっそく実行。(笑) 当然ではありますが Viper と Velocity は同じ RIVA なんで画質も似通ってます。若干 Viper のほうが落ち着きがある感じはしますけどね。RIVA と 3D Rage Pro の比較では、RIVA のほうが全体にぼやけた感じがします。また、動画の再生を比較したんですけど、断然 3D Rage Pro のほうが上ですね。これは誰が見てもそう感じるレベルだと思います。

 3D Rage Pro は 64bit ながら頑張っていますね。ATI は 128bit は出さないんでしょうか?それとも 128bit の必要性を感じていないのかなあ。私のようにゲームをやらない人は XPERT は買いだと思います。2D はそこそこ速いんでストレスはありません。ゲームするなら、やはり RIVA なんでしょうけどね。

プロバイダ選び(1998/08/24)

 実は最近、だらだらと契約し続けていた MSN と JustNet を退会しました。そのため、契約しているプロバイダは ASAHI-NET だけになってました。先日、それでちょっと怖い思いをしました。8/22昼頃、メールを出そうとすると繋がらないではないですか。後でわかったことですが、いつも繋いでるアクセスポイントがビル保守点検の停電により使えなかったようです。Nifty のほうから送ろうと、最寄のアクセスポイントへ繋いだところ、認証ではじかれてしまいます。どうやら、オープン接続という他のプロパイダ経由で接続する契約に変更していたため、回線の利用を許可されなかったようです。そこで、ASAHI-NET の他のアクセスポイントに繋いでみようと試みましたが繋がりませんでした。これも後でわかったことですが、手持ちのアクセスポイントリストがかなり古かったために、電話番号が変わってしまっていたようです。

 結局、数時間で停電も終りまして事無きを得ましたが、こういった事態に対して、まったく無防備だったことに気づきました。今回のケースでは、少なくとも最新のアクセスポイントリストを持っていればなんとかなったわけです。さっそく最新のリストを入手しました。それとともに、ASAHI-NET のサーバーがトラブる可能性も考え、やはり、別のプロバイダと契約しておくべきだと思いました。そこで、さっそくプロバイダ選びに入りました。条件は以下のとおりです。

  1. 固定料金がいいASAHI-NET は 30時間まで固定、それ以上は従量制です。私の場合、月額で15000円弱かかっています。E-Mail とホームページ領域は利用するとして、WEB閲覧は、固定料金のほうでやれば節約できます。問題なのは、固定料金のプロバイダは、回線がどれぐらい混雑するのか?という所ですね。この点、ASAHIはリダイアルの経験が皆無ですし速度も悪くありません。
  2. 同局番にアクセスポイントがあるテレホーダイの関係で必要な条件です。
  3. E-Mail アドレスは無料がいい最近は、E-Mail アドレスがオプションサービスになっているところもあるようです。できれば、基本サービスで提供されているところがいいです。
  4. 年間契約はいややはり、しばらく使ってみないと回線状況なんてわからないと思うのです。年間契約だと不満があっても途中で退会できません。月払いの場合でも1年間退会を認めないようなところもありますから注意が必要です。
  5. 安いほうがいいコストがかからないにこしたことありません。E-Mail は必要ですが、その他のサービスは必要ないです。

 と、色々調べてみたところ so-net が条件にあっているようです。回線の混雑度や速度は、いまひとつわかりませんけど、その他の条件はクリアしています。5000円/月ですから、ASAHI-NET の比率を落としていけば、トータルで 10000円/月 以内に押さえることも夢ではないかもしれないです。

 さて、今度はこちらの環境のチェックです。2つのプロバイダを使い分ける環境ができるかどうかなんです。現在、ASAHI-NET への接続は WinGate という Proxy 経由で繋いでます。これが、うまく設定できるかどうかです。やりたいことは、「POP3 と SMTP 及び FTP は ASAHI-NET へ繋ぎたい。その他は so-net に繋ぎたい。」ということです。つまり、 メールと FTP は ASAHI-NET へダイアルアップして欲しいんです。さっそく、設定にとりかかりましたけど、WinGate では、サービスごとに接続先を選択するようなことはできないようです。Proxy 経由をやめて、直接ダイアルアップして手動で使い分けるという手は、できれば避けたいものです。となると、このような機能を持った、Proxy を探すか、ルーターを探すことになります。さっそく、Proxy Server を InfoSeek で検索かけて調べてみました。どうやら PROXY97 という、こういった用途が得意そうな商品があるようです。ファイアーオールというよりも、簡易ダイアルアップからスタートしたソフトのようです。ホームページを見てみましたが、残念ながら機能詳細はわかりませんでした。しかし、少なくとも、メールとWWWを、それぞれ別のISPへダイアルアップできる旨の記述がありましたので、さっそく注文しました。

 あとは、so-net との契約と、テレホーダイの登録番号変更手続きです。so-net は、カード決済、オンラインサインアップが可能ですので簡単に終了。テレホーダイのほうも 116 に電話して手続き終了です。あとは、注文したソフトが来ればOKかな?という状態です。

PROXY97到着(1998/08/25)

 PROXY97 が到着しました。さっそくインストールしてみました。Proxy というよりは簡易接続ソフトですね。WinGate のほうがよっぽど高機能ですし、セキュリティもしっかりしています。5ユーザーのスタンダード版で定価12,800円です。値段から考えればこんなもんでしょうかね。

 さっそくインストールしてみました。メールは ASAHI-NET へ、その他は So-net へという切り替えは、制限付きながら可能です。しくみは、メールアカウントごとに、POP3, SMTP サーバーと接続回線を設定しておいて、クライアントの要求時に切りかえるという方式です。So-net へアクセス中にメール送受信を行おうとすると、いったん So-net の回線を切って ASAHI-NET へ繋いでくれます。しかし、そのまま Web 閲覧を続けると、ずっと ASAHI-NET のままです。 なぜかというと、切り替えの機能はメールサービスのみに設定可能で、Web や FTP には設定できない作りになっているんです。ちょっと、がっかりでした。運用でカバーできないことはないのですが、無意識に操作してると、どっちに繋がっているのかわからない状態になります。また、5ユーザーという制限のかけ方が固定IPアドレスを指定する方法なんです。同時接続数という考え方ではありません。おかげでDHCPの設定変更を余儀なくされました。実際の動作についてですが、軽快に動作するという感じではありません。かなり遅いですね。WWWキャッシュは、ディスク上に持たずにメモリ上に持ちます。サーバーを落とすと終わりです。

 総じて、ちょっとがっかりのソフトです。他に、このような用途にむく Proxy Server はないでしょうか?

PROXY97の使い勝手(1998/08/26)

 昨日から、速度的になんとかならないかと色々とやっています。特殊な設定でバッファを大きくできることがわかったので試しています。若干、速くなった気がしますけどそんなに変わらないですね。その他に、NT側で走らせていた不要なサービスをはずしてみました。これはあまり効果ありませんでした。残念ながらここらへんが限界ということになりますか。

 PROXY97自身の使い勝手はそんなに良くないです。設定値を変更すると、再起動しないと反映されません。これは、設定ファイルを起動時に読み込んで動的に変更できない仕組みだからです。それから、NTでサービス登録した場合はGUIは使えません。代わりにコンソール画面(MS-DOSプロンプト)が使用されます。このために、ログインすると必ずこのコンソールが登場することになり、結構うっとおしいです。また、リモート管理は基本的にできません。Telnet で管理ポートにアクセスすることで、状態を監視したりモデムを制御したりはできるようですが、設定値を変えることは先程の理由によりできないです。

 PROXY97 を使ってみて、逆に WinGate がよくできた Proxy Server であることがよくわかりました。ダイアルアップの問題だけなんですよね。これさえ解決できれば WinGate のほうが快適なんですが。。。

ダイアルアップルーター導入計画(1998/08/27)

 ダイアルアップルーターで、私のような用途にあったものがないかどうか調べてみました。POP3,SMTP,FTP は ASAHI-NET へ、その他は So-net へ自動的に繋いで欲しいのです。

 さっそく、かの有名な MN128 SOHO を調べてみました。なんせ売れ筋1位ですからね。機能の説明を見たところ、ダイアルアップ先は複数登録できますが、自動接続の指定は1ヶ所だけのようです。これだと、サービスによる使い分けができません。この機種はダメです。次に、NTT の機種を調べてみました IPMATE 1200RD という機種が私の用途にあっているようです。今年の3月に発売された機種です。今までダイアルアップルーターって NTT にはなかったと記憶してますので、初めてこの市場に投入してきたものではないでしょうか。この機種には、サービスごとに接続先を切りかえる(ポートルーティング)と、端末ごとに接続先を切りかえる(ソースルーティング)を設定できるようです。私の場合は、POP3,SMTP,FTP について、ポートルーティング機能を使って ASAHI-NET へ接続するように設定すればよいことになります。その他、 YAMAHA,NEC,富士通 について調べてみました。YAMAHA はサイトの構成がわかりにくく、いったいどの機種がどのような機能になっているのか把握しきれませんでした。NEC は詳細な仕様がよくわからなかったため、判断できませんでした。富士通は、YAMAHA に負けず劣らずのわかりにくいサイト構成ですが、おぼろげながら NetVehicle-fx3 という機種の OEM が NTT IPMATE 1200RD だということがわかりました。機能がまったくいっしょだしデザインも色が違うだけに見えますから。。。

 現在、私は NTT INSメイト V3-DSU のターミナルアダプターを使ってますし、INS ボイスワープへの対応のことも考えたら NTT は相性面で問題はないでしょう。NTT にしておけば、日本橋まで買いに行く手間は省けるし、料金も電話代といっしょに引き落としてもらえます。とりあえず、実売価格がいくらになるのか聞こうと、NTTの営業所に電話しました。価格を確認し、いくつかの疑問点を質問して解消できたので「じゃあ、送ってください」ということで、発注してしまいました。(笑)来週には宅急便で届くようです。

So-netのメールが使えない(1998/08/27)

 本日、So-net から登録確認、マニュアルが郵送されてきました。既に、アクセスポイントは使える状態でしたので、メールの設定を、ちょちょっとやって、さてテスト。

うーーー、POP3の認証がとおらんぞ!!

設定を何度確認してもダメです。しょうがないのでサポートに電話しました。

私:メール接続の件でお尋ねしたいのですが?
サ:はい、どういった内容でしょうか?
私:実は、メール受信で認証が通らないようなんです。
サ:わかりました。では、お客様のコンピュータ環境について教えて頂きたいので、質問にお答え下さい。お使いのコンピュータは?
 ~以下、3分ほどマシン名、OS、使用ソフトなどのやりとりが続く~
サ:では、メールの設定確認をしてみましょう。
私:(かったるいなあと思いつつも)はい、わかりました。お願いします。
 ~以下、POP3,SMTP の設定や、アカウント、パスワードの確認~
サ:問題ないようですね。すみませんが、メールのアカウントを新規に作成してテストしたいので、今設定されているアカウントを削除してもらえませんか。空の状態で、ひとつづつ確認しながら新しいアカウントを作りましょう。
私:(おいおい、こちらも検証のために Outlook Express を使っったんだぞ。わざわざマニュアルに書いてあるソフトを使ったのに一からやり直しとは。。。まあ、仕方ないか。サポートとしては電話の情報のみでやりとりしているわけだから、このほうが確実なんだな)はい、わかりました。では、既存のアカウントを削除します。
 ~それから、素直にサポート担当の言うことを復誦しながら新規設定する~
サ:では、繋げてみましょう。送受信ボタンを押してください。
私:はい、(ピー、ガガガガ….実は、検証のためにわざわざモデムを使って繋げていたのです。Proxy 経由だとどこが原因なんかが切り分けできませんから)、、、、アクセスポイントの認証は通りました。あああ、ログインの確認画面が出ました。POP3 の認証は通ってないですね。サーバーからエラーが返されてます。えっと、パスワードが違うと言ってるみたいですね。
サ:そうですか。では、いったん接続を切ってください。もう一度、最初から設定しなおしたいので、先程のアカウントダイアログを開いてください。
私:はい、開きました。
サ:では、先程作成したアカウントを削除して、Outlook Express を落としてください。もう一度、アカウントを作りなおします。
私:(え!!言っている意味がわからん)さっき、削除して作りなおしたんですよね。このアカウント。
サ:はい、でも、何かゴミが残ったりしていてうまくいかない可能性があります。削除、再起動してもう一度作りなおします。
私:(マジかよ。ゴミが残ってるって?そんなことあるかなあ。OE だからないとも言えないのか)わかりました。削除して再起動します。
 ~再起動後、再び、アカウントを新規作成する~
サ:では、一度、終了して、Outlook Express を再起動してください。もう一度、設定の確認をします。
私:(うーん、丁寧なサポートではあるが面倒だな)はい、わかりました。
 ~設定の確認を行う~
サ:では、もう一度、接続してみましょう。
私:はい、わかりました。(ピー、ガガガ)、、、、、ああ、やっぱり同じですね。認証されないです。
サ:そうですか。メールの設定は、これで問題ないはずですので、次に接続の設定を確認します。
私:(おいおい、接続できてるんだってば、問題は POP3 の認証だろが、最後まで付き合うしかないのかなあ)わかりました。
 ~ダイアルアップの設定を確認する。DNSの設定をしてなかったり、オプションの設定がマニュアルと異なっていたため、サポート担当が言うとおりに設定しなおす~
サ:では、コンピュータを再起動してください。
私:(マシンまで再起動させるのかいな。確かに DNS を設定してなかったのは悪かったよ。でも、問題はないでしょう。オプションの設定違いも問題ないはず。特に POP3 の認証が通らないこととは無関係だよな。でも、付き合うしかないのか。。。)はい、わかりました。
 ~マシンを再起動~
私:はい、再起動しました。
サ:では、もう一度、接続してみてください。
私:はい、わかりました。(ピー、ガガガ)、、、、、同じですね。POP3 の認証は通らないです。
サ:おかしいですね。(ちょっと困った様子)
私:はあ、いったい何が悪いんでしょうか?そちらからは、問題なく認証されるんですか?
サ:(私の質問には答えず)ソフトの仕様で、パスワードだけは、*が表示されるために、確認できないんですよね。
私:(タイプミスを疑っているな)そうですね。私がタイプミスしているかもしれないわけですね。でも、先程申し上げたパスワードで、そちらは登録されていることは確実なんですね。
サ:はい、そのようになっています。
私:何度も、認証画面が出るたびに入力しなおしてますから、タイプミスの可能性は少ないと思います。
サ:こちらの、サーバーのほうを調査してみますので、しばらくお時間を頂けませんか。
私:では、よろしくお願いします。

 ここまで、たどり着くのに、ゆうに1時間はかかったのではないでしょうか。サポート担当としての仕事のやり方と丁寧さには感服しました。相手のレベルがわからないわけですし、電話での遠隔操作ですから、これぐらいきっちりとやらなければ、何が原因なのか特定できないんでしょうね。しかし、ちょっと疲れたかなというのが本音です。

 その後、電話がありまして、原因ははっきりしないが、サーバーのアカウントがうまく登録されていないという事実がわかったようです。そりゃ、認証ではじかれて当然です。アカウントを作りなおして登録するのに2,3日かかるとのこと。文句の1つも言いたかったところですが、サポート担当の応対は丁寧だったし、私も、某パッケージソフト開発元で仕事をしたこともあり、サポートの大変さを知っていますから、「よろしくお願いします」ということで落ち着きました。

 どうも、最近、トラブルに遭遇する確率が高くなってしまったようです。私の知り合いにやたらハマる人がいて、トラブるたびに笑っていたんですが、どうやら人事ではなくなってしまいました。

IPMATE 1200RD 到着(1998/08/29)

 発注していた IPMATE 1200RD が本日到着しましたので、さっそく設置しました。電源ケーブルを繋ぎ、10BASE-T ケーブルを HUB のディジーチェーンポートへ接続、電話とFAXモデムをアナログポートへ接続して設置は終了です。

 次にサーバー環境の調整です。まず、くそったれ Proxy サーバーは削除です。次に DHCP サーバーも削除します。DHCP は IPMATE のほうを使います。そのほうが、設定上何かと都合が良いからです。NT Server は IP アドレス固定から、DHCP を使って取得するように設定を変更。以上で、サーバーの環境設定は終了です。

 いよいよ、IPMATE の設定に入ります。設定は WWW Browser を使用して行います。単純に繋ぐだけなら「簡単設定」というメニューから、ものの数分で設定できます。しかしISPを2つ使い分ける場合は少々面倒です。最初に行ったのはDHCPの設定です。設定メニューでまず悩んだのは、端末ごとにIPアドレスを予約する項目がなかったことです。マルチルーティング等の設定はIPアドレスが動いては不便です。マニュアルをよく読んでみると、どうやら「ホスト情報設定」という別メニューで登録しておけばよいとのこと。これでこの件は解決しました。次に悩んだのが、 IPフィルタリングの設定です。知らないうちに接続されては大変ですから、何か情報はないかとマニュアルを探したところ、トラブルシューティングに情報が載ってました。ポート 137 から 139 を塞いでおけばよいようです。で、なんとか解決。RIPの設定はデフォルトままでよさそうです。ようやくISP登録とマルチルーティングの設定です。マルチルーティングは、POP3,SMTP,FTP について ASAHI-NET へ接続するように設定します。そもそも、これがやりたかったわけですね。最後に、アナログポートやその他の細かな設定を行って終了です。と、文章で書けば短いですが、ここまで設定するのに数時間を費やしてしまいました。(涙)

 なにはともあれ動作確認しないことには始まりません。WWW はちゃんと So-net へ繋がるか?おお!!OKです。次にメールはどうか?送受信ともOKです。FTPもちゃんと ASAHI-NET へ繋いでくれます。なかなか快適です。(感動)今まで、使えなかったホームページビルダーのファイル転送も使えます。(あたり前か)ダイアルアップルーターってなんと快適なんでしょう。目的のひとつにコスト削減もあったのですが、こんなに快適な環境が整ってしまうと、通信費と課金が心配になってきました。<オイオイ

LAN環境の見直し(1998/08/31)

 ダイアルアップルータを導入しましたので、LAN環境の見直しを行いました。今まで TCP/IP のみで構成していたのですが、今回、全てのマシンに NetBEUI を導入して TCP/IP での「Microsoft ネットワーククライアント」と「Microsoft ネットワーク共有サービス」のバインドをはずしました。これらは NetBEUI にまかせることにしたのです。これで、ちょっとはセキュリティ上ましになったと思うんですがどうでしょうか?

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