フレッツADSL 8M への道 (2002/03/08)
本日より、私が住むエリアのフレッツADSL 8M 受け付けが始まりました。NTT西日本のサイトで事前受け付けを済ませていましたが、今日まで案内がありませんでしたので116に電話しました。フレッツADSL8Mを申し込みたい旨を伝えると、「まだ受け付けが始まってないので、事前予約となる」と言うので、「今日から受け付けですよ」と言ったところ、確認をとって折り返し電話するとのこと。5分後に電話があって、申し込みが受け付けつけられて、工事日まで決定してしまいました。工事日は 3/15。かなり待たされることを覚悟していただけに拍子抜けです。モデムは当然レンタル。NTT西日本は、ご存じのとおり 3/1 から8Mモデムのレンタルを開始してます。モデム買い取りでクレーム、レンタル開始でクレームと、NTT西日本はてんてこ舞いのようですね。最初からレンタルを用意しとけばよかったものの、小銭を稼ごうとしたツケは大きかったようです。
具体的な日程としては、13日にモデム送付、15日に工事、16日から課金切り替え、18日に1.5Mモデム回収となります。うまく繋がればよいのですが、繋がらなかった場合は 1.5M へ戻すことになるそうです。線路長は、1.1Km なので、たぶん大丈夫だろうとのことです。しかし、ADSL は繋いでみないことにはわかりません。うまくいかなかった時は、YBB にでも申し込みましょうか。(笑)
さて、まずはルータを変えないといけません。現在は、アライドテレシスの CenterCOM AR220E です。8M化に際して狙っているのは NetGenesis SuperOPT50 です。まだ繋がってもないのに強気で発注をかけました。(爆) これで、繋がらなかったり速度が遅かったら目もあてられません。どうかうまくいきますように。。。
フレッツADSL 8M開通 (2002/03/15)
本日、フレッツADSL 8M が開通しました。朝10時頃、NTTの工事担当から「今から工事を始めます。」と電話があり、約5分後に工事完了の連絡がありました。NetGenesis SuperOPT50 は、3/12に、8M対応モデムは3/13に到着しており、既に接続済みでしたので、すんなりと開通したようです。その時、私は仕事で出先に居りましたので、開通確認は夜になってしまいましたが、速度計測サイトで計測すると、4Mbps程でてました。まあ、こんなものでしょうか。心配していたカチカチ切断ですが、ルータの Syslog を見る限り発生してないようです。よかった。よかった。(パチパチパチ) 後は、1.5M対応モデムを返却するだけですが、これは、3/18に引き取りにくることになってます。「出かける時は、玄関先に置いておいてください。」との指示が申し込み時にありましたので、そうするつもりです。しかし、誰かに取られたらどうなるんだろうって心配がありますけど。。。さっそく、返却するモデムを箱に詰めながら、そう言えばスプリッタは送ってこなかったことに気がつきました。現在、1.5Mで使ってたものをそのまま使ってます。8Mへ切り替えで8M対応のスプリッタって必要ないんですね。音声側の帯域をカットしてるだけだからでしょうか。たぶんそういうものなんでしょう。そうでしょ?
さて、NetGenesis SuperOPT50 ですが、普通の機能が備わったルータでした。今まで使ってたルータは設定項目がショボすぎました。ルータならば最低このレベルの設定ができないといけません。(笑) しかし、癖の強いルータです。まず、面倒なのが、Java で作られた設定用の Webサーバーを立ち上げないと設定できないんです。これは、いささか面倒。Telnet ログインできないし、シリアルポート接続メンテナンスもできませんので、この設定用Webサーバー経由での設定が唯一の手段です。さらに、機能的に劣る点としては、PPPoE クライアント機能に「手動切断」がない点。これはかなり痛いです。フレッツでは、不正な切断を行うと約5分間接続できない状態となります。この機能がないと強制切断するしかないのです。これは不便極まりないので、是非とも改善をお願いしたい点です。とともに値段が高すぎなので、もう少し安くすべきじゃないでしょうかね。(爆)
結局、申し込みから1週間で開通しました。「NTT西日本エリアでは、モデム不足で開通が遅れる。」という情報が多々ありますが、大阪だけは関係ないようですね。それと、116で申し込んだのがよかったのかもしれません。Web の事前受け付け状態のままでは、いつになるかわかったもんじゃない。YBB は10日で開通宣言をやってましたが、フレッツは7日で開通ですから、フレッツの勝ちですね。(笑)
RWIN の調整 (2002/03/17)
RWIN を大きくしたら、かなり速度UPしました。speed.rbbtoday.com Date: 2002/03/18(Mon) 01:03:34 Download: 5.28Mbps Upload: 729.06kbps
フレッツにしては平均点以上だと思いますがいかがでしょう。1.5M のときは、1.2~3Mbps ってところでしたから、約4倍の速度UPということで満足です。5倍にはならんですね。(笑) ルータを変えた甲斐もあったというものです。
ところが、ひとつ問題が発生してます。ルータを変更してから Web サーバーに外から接続できなくなってしまいました。色々とやってはみたもののダメなんですよね。当然、IPマスカレードは設定しております。ファイアーウォールの設定も問題はないと思うのですが。。。おかしいのは、SMTPサーバーは外からもアクセスできているようなんですよね。ところが、DSLReports.comでチェックすると、25 も 80 も閉じてるように見えるところが変。なんか大きな勘違いをしてるような気がします。うーん困った。
線路情報開示システム (2002/03/22)
NTT が、「線路距離長」「伝送損失」を Web で開示を始めてます。調べたい電話番号を入れると数値が出てくるという単純極まりない、味も素っ気もないシステムです。(笑) サービス開始当初からトライしてたのですが、いつもエラー表示ばかり出て調べることができませんでした。が、本日ようやく結果がわかりました。私の家の場合、線路距離長が 840m、伝送損失 19dB だそうです。条件的には恵まれているほうででしょうね。5Mbps 出るのも納得です。116 では、1.1Km と言われたので数値が違うところが気になります。ただ、収容局からの道なりの距離を車で計ると 800m ぐらいなので、840m のほうが妥当な数値のような気がします。116 の端末がアクセスするデータベースと、このシステムがアクセスするデータベースは違うのでしょうかね。それとも計算式が違うのか?
モデムのリンク速度も調べたいところですが、ルータ側で手動切断できませんので躊躇してます。十分満足してますから調べる必要もなかろうという気もします。ところで、いまだに Port 80 にアクセスすることができてません。かなり大きな勘違いをしている可能性大です。(爆) 何をドジってるのか思いつかないところが重傷です。
NetGenesis SuperOPT50 の設定 (2002/03/24)
やっとルータの設定が落ち着きました。「インターネット側から Web サーバーが見えない。ところが、smtp は大丈夫。」という問題に悩まされてましたが、わけわからないうちに解決しました。元々、IPマスカレードでLAN内のサーバーへ Port 25 と 80 を向ける設定にしておりました。しかし、なぜか 80 だけがNGだったのです。
そこで、問題の切り分けのために、ファイアーウォール設定を全てはずして、DMZ でLAN内のサーバーへ向けてみることにしました。ところが、これでももNG。ということは、ルータの問題じゃないように思えたので、今度は、常用の Windows 2000 マシンで httpd を立ててそちらへ。すると、外から一応アクセスできてることは確認できました。ところが、httpd のログを見ると Socket 周りでエラーが出てました。「エラーが出たのはよくわからないけど、とにかくアクセスできてるところを見ると、これは Linux か Apache の設定か?」と考え、DMZ の設定をはずして、再び IPマスカレードを使った元の設定でLAN内サーバーに戻したところ、なんと外から Web サーバーにアクセスできるようになりました。
にわかに信じがたいので、ルータの設定を、NGW設定サーバー経由で工場初期設定に戻してから、再度設定しなおしました。やはりOKです。Linux サーバーの設定、Apache の設定は結局何も触ってません。ということで、なんとなく解決ということに。。。いったい何が起こったのか? 現在は、ひととおりのファイアーウォール設定を追加して問題なく動いてます。ハードウェアリセットかけて再設定すると同じ現象になるなら、ルータのバグじゃなかろうか?という気もしますので、今度試してみようと思います。
さて、NetGenesis は、Java VM で動くNGW設定サーバー(Webサーバー)を立ち上げて、このサーバー経由で設定値を転送するしくみになってます。設定値はファイルに保存できるのですが、保存されたファイルはテキスト形式ではありません。テキスト形式にしてくれればよかったのにと思います。また一般ユーザーにとって面倒なのは、Java2 1.3 が動く環境を構築しないといけないことです。確かに Java で記述されてる利点として、プラットフォームOSを選ばないのはメーカーにとってメリットでしょう。ユーザーにとっては、いちいち設定用 Web サーバーを立ち上げないと設定できないデメリットはあるものの、ルータ内蔵Web による設定や telnet 経由での設定と比べれば、不正なアクセスされる確率が減るという利点もあると思います。でも、この方式だって穴がないわけではありませんからね。内蔵Webや telnet 方式だって、ファイアーウォールの設定次第で不正アクセスに対処できるはずですから、この方式は中途半端なような気がしてなりません。
ファイアーウォールの設定で、気になる点がいくつかあります。他メーカーのルータで簡単に設定できることが、NetGenesis SuperOPT50 では、うまくできないんです。私の勉強不足ということもあるでしょうし、ここでさらけ出すのもセキュリティ上よくないので詳細は述べません。攻撃をデフォルトで拒否してくれてれば問題ないのですが、そういう情報が見あたらないのでどうなってるのか気になっているのです。外から攻撃してみればわかると思いますので、ルータのバグ疑惑とともに、検証が必要ということで保留です。(笑)
あれこれと文句を言ってますが、以前使っていた Planex BRN-01N や Allied Telesis AR220E では、こういう文句も言えないレベルのバカチョン製品でしたから、贅沢な文句かもしれませんね。少なくとも ADSL 8M で使用するには、スループット上まったく問題ないです。さすがに Cisco のルータみたいにはいかないけど、個人で使う分には、このレベルがちょうど良いと思いました。世間では高機能を謳われている NetGenesis ですが、他社の普及価格帯の製品に、バカチョン製品が多すぎるだけだと思います。ISDN のルータって、最低限、NetGenesis 程度の機能が備わっていたのではないでしょうか。
というわけで(どういうわけだ?)、NetGenesis SuperOPT50 は、まだまだ遊ぶ余地がありそうですので、また何かわかったら報告しますね。
モデムのリンク速度 (2002/03/31)
モデムのリンク速度を調べました。家は住友電工 ATUR-E2 モデムです。モデムとパソコンを直結して、モデムの背面のINITスイッチを押しながら電源をONします。パソコン側は Windows 2000 を使いましたので、DOS窓から、ipconfig /release して、ipconfig /renew してやれば、IPアドレスがモデムから割り当てられます。(TCP/IPの設定は「IPアドレスを自動的に取得する」)ブラウザから、http://root:root@192.168.1.1/cgi-bin/debugcmd.cgi?cmd=tone でアクセスすれば、このように結果が表示されました。
Upstream = 896Kbps Downstream = 6688Kbps とのこと。線路長 840m、損失 19dB では、フルリンクはしないようです。BitMap を見ると全体的に山が低くなってます。まあ、極端なへこみは見受けられませんから良しとしなきゃいけませんね。実行速度が 5Mbps あたりというのもこれで納得です。
光がくる! (2002/04/05)
Bフレッツのエリア拡大発表があることを聞き確認すると、なんと対象エリアに入ってました。光はまだまだ先の話と思ってましたが、これは関西電力のおかげでしょうか。(笑) 実はフレッツADSL 8M を申し込むにあたって、関電のFTTHはかなり気になりました。が、転送量の縛りがある(1.5Gでしたっけ?)あるという話だったので、まあ ADSL で良しと考えて 8M にしました。が、1ヶ月もたたないうちにこの発表です。NTT西は、関電に脅威を感じてるんじゃないでしょうかね。
まあ、それはそれとして、光の対象地域となると、キャリア乗り換えに支障が出るのではないかと心配です。例えば、フレッツを解約して他事業者へ乗り換えようとしたら、回線適合調査で「光収容のためNG」なんてことにならないのでしょうか。NTT のことですからあり得そうな話なので怖いです。もしそうなら、これって、ある意味 NTT に囲い込まれたことになりますね。「このままフレッツADSLでいく。」「解約したらBフレッツにするしかない」という2択しかないわけで。。。
Bフレッツの対象エリアになったことを喜んでいいのか、それとも悲しむべきなのか複雑な気持ちです。
SOHO (2002/05/01)
こういうサイトを公開していると同業者の方からよくメールを頂きます。そのほとんどが、現在会社員としてSEをやっているが、できればフリーの立場で仕事をしたいという方々です。特に最近は不況のためか、「仲間に加えて欲しい」というメールが多いです。ほとんどの方には返事を書けずじまいで、申し訳ありません。そこで、多少なりとも回答になるかと思い、ちょろっと書いておこうかと考えました。
今まで頂いた数々のメールを読む限り、「フリーのSE・PG≒SOHO」と誤解している方々が多いと思います。一般的に「SOHO≒在宅」というイメージが強いわけですが、少なくとも私の場合は、在宅ばかりの仕事はやってません。ですから、 SOHO という言葉は似合わないと思ってます。もし、「フリーになれば在宅で仕事ができるのでは?」というような甘い期待を持っておられる方がいらっしゃるなら、その考えは変えたほうがよいです。社会生活、経済活動を営む以上、引きこもって仕事ができるほど世の中は甘くありません。(笑) それと、フリーで活動する際に必要なのが取引先です。「取引先がない=お金を頂く元がない」ということになりますので、取引先なしで活動することができません。この点について具体的に何も考えることなく、メールを頂く方が多いのも事実です。「我々のグループ=お金を頂く元」、つまり、我々のグループが取引先になると勘違いされている方が多いのでしょう。ですから、とりあえず「仲間に入れてもらえないか?」ってことなるのだと思います。しかし、その考えでは生活が成り立たないことが確実です。(爆) まずは、自分で仕事を得る術を持つことが重要です。
で、これら条件をクリアされておられる方からのメールは大歓迎です。もし、我々のようなグループに興味を持っておられる方は、スキル表を添えてご連絡ください。ちなみに活動拠点は大阪です。東京方面にも数名の仲間がいる模様です。(笑)