最近買ったもの (1999/03/08)
お金がないと思えば思うほど物欲が湧き上がってきます。欲しいと思ったら、すぐにでも手に入れたいと思うのが私の性格です。で、「金がない」と叫びつつも、なんやかやと買ってる始末です。
「パナコラン」というのをご存知でしょうか。これは肩こりを治す(軽減する)高周波治療器です。良く似てて非なるものに、低周波治療器というのもがあります。こちらはスイッチを入れるとブルブル震えるやつで比較的安価です。高周波治療器のほうはブルブル震えることはなく比較的高価です。「パナコラン」は、円盤状のもの(タマ)を充電して患部に貼り付けて使います。粘着テープで貼り付けることもできますが、下着にタマを挟み込んで装着することも可能です。低周波治療器に比べると時間制限もなく、一晩装着して寝ると朝起きた頃にはスッキリと肩こりが治ってます。今回の購入で実は2台目です。1台目は発売当初に買いました。しかし経年劣化のためか壊れてしまいました。仕方なく1年ぐらいはナシで過ごしてたわけですが、最近忙しいせいか肩こりがひどくなってきました。こりゃたまらんということで購入したわけです。でも、よーく考えたら贅沢品ですね。
先週末に買ったのが「トイレの温水洗浄機」です。ウォシュレットと言えば TOTO さんの商品名ですが、このほうがわかりやすいでしょうか。これは、欲しい欲しいと思い続けて2年。やっと購入に踏みきりました。在庫がなかったため、まだ商品はきてませんが今週末には届けられるでしょう。これも贅沢品ですね。
先週末に買ったものがもうひとつ。EasyFax 2000 Pro のアップデート版を申し込みました。今使ってるバージョンで十分と思いつつも、常用してるソフトがバージョンアップすると買ってしまうんですね。Linux で FAX Server を構築するという目論みもあったのですが、使いなれたソフトの誘惑に負けてしまいました。触手が動いた大きな理由は SMTP に対応したこと。スキャナからの直接送信ができるようになったこと。。。だと、思ってたのですが、よーく考えてみると、SMTP に対応したからといって、EasyFax の Server を常に動かしておくためには、95(98) か NT を常時稼動させておかなければならないのです。そんなこたあできないじゃないか。。。また、スキャナから直接送信できるなんてのは、FAX 持ってるんだから、なんでわざわざスキャナから読みこんで送る必要がある??? ということに気づいて、贅沢品の仲間入りです。
私の奥さんは、「欲しい」と言い出すと、どうにも止まらない私の性格をよく知ってます。言い出した当初は、一応「今度お金が入ってからにして」と主張するのですが、もう一押しすると「いいよ」と言ってくれます。これじゃ、いつまでたってもお金が貯まらないわけだ。すまんのお。
可哀想な WZ 4.0 (1999/03/22)
DOS 全盛時代の VZ Editor の後継(?)として、Windows 上のエディタ決定版になることを期待されて登場したエディターが WZ Editor です。私は DOS の時代に EZ Editor、VZ Editor とお世話になりましたので、WZ Editor が発売された時は当然のごとく購入しました。しかし、このエディタはバージョン 1.0 の頃からバグがてんこもり状態で発売される代物でした。当時ぼろくそ叩かれてましたものね。ところが、2.0 や 3.0 になっても2、3回マイナーアップデートしなければ安定しないという状況は同じでした。4.0 も同様で色々と拡張されたためか、ますます酷くなっているようですね。
VZ に慣れた人にお勧めのエディターは、富士通の Power Editor です。このエディターの VZ 互換モードはほぼ完璧です。まさに VZ 感覚で作業できます。このエディターの欠点は、重すぎることと、フォント周りがちょっと変なことでしょう。印刷もちょっと弱いかな。次にお勧めなのは、MM Editor です。VZ の検索モードに相当するものがないのですが、Ctrl+L で検索文字列を取ることはできます。その後に「次検索」「前検索」するしかありませんけどね。ブロック範囲指定は、方向関知式なので違和感ありません。上下キーで行選択、左右キーがからむと文字列選択に切り替わります。なによりも MM Editor はプログラミングに必要な基本機能が充実してます。これってプログラミングツールとしてエディターを使う場合にとても重要な要素なんですよね。普通、エディターならできるだろうと思うことができなかったりするとガックリですからね。とりたてて欠点は感じないけど、シェアウェアなんで、起動時や印刷時なんかに試用中にダイアログが出ることがうっとうしくて十分試用しないままアンインストールしてしまいました。せめて起動時だけならば、十分評価する気も起きたのでしょうがね。
他にも優秀なエディターは「秀まる」や「QXエディター」等多々ありますね。VZ 互換キーやマクロがあって、それなりに VZ ライクに使えたりします。でも、VZ じゃないんですよね。(笑)思うに、あの「検索モード」を経験してしまうと離れられないんです。Ctrl+L で検索文字列を取得して、Ctrl+C で下検索、Ctrl+R で上検索、Shift+INS で「通常モード」に復帰するというのが身についてしまってるわけです。これが叶えられるエディターは、WZ と Power Editor 以外に知らないです。
だから、WZ には頑張って欲しいんですよね。「ライティング環境」もよろしいが、今一度、プログラミングツールという方向性も再認識して欲しいです。また、毎回バグで大変なんだから、開発体制をもっと補強して同じ轍を踏まないようにして欲しいですね。そろそろ規模的にも、開発者には荷が重くなってるんじゃないでしょうか。なんか可哀想になってきます。それか、プログラミングエディターとして XZ (笑)というのを別プロジェクトで開発してくれないかなあ。私は真の VZ 後継エディターが欲しいんです。
プログラミングエディター (1999/03/27)
エディターについては皆さん関心があるようですね。Windows の開発環境が統合環境に移行して久しいわけで、プログラマーの中にもエディターに拘るなんてもう少数なのかと思いきや、どうやらそうでもなさそうです。特に DOS 時代からプログラミングに関わっていた人達は、私と同様に拘りを持っていることがわかりました。いまも、VZ を常用している方もいるようで、これには驚きました。
さて、この前紹介した、PowerEditor について、もう少し詳しく紹介して欲しいとのメールがありましたので補足しておきたいと思います。現在、私が使用しているのは「PowerEDITOR V6.0」です。32bit 版と 16bit 版が入ってまして、定価 9800 円です。実売価格は 7350 円でした。開発、販売元は、富士通ミドルウェア株式会社で、PREMIA 社の「Codewright for Windows」を元に日本語化と機能拡張を施したエディターです。
全ての機能を紹介するわけにもいきませんので、私が日頃便利だと思っている機能や、特筆すべき点についてのみ紹介したいと思います。
プログラミング言語対応
プログラミングエディターですから、編集や検索の基本機能が充実してないと使い物になりません。言語対応の構文カラー表示やテンプレートによる入力機能は、デフォルトで C/C++、アセンブラ、PASCAL、Fortran、COBOL、BASIC、F-BASIC、dBASE/Clipper、Paradox、Java、HTML に対応しています。
開発ツールとの連携
コンパイラ、バージョン管理ツールと連携をとることができます。エディターの中からコンパイル、リンクや、チェックイン、チェックアウトが可能です。デフォルトで用意されているコンパイラの定義は、Microsoft C、Java JDK、MS Java、Fujitsu COBOL です。バージョン管理ツールは、Visual SorceSafe、PVCS、TLIB、RCS が用意されています。また、コンパイラが吐き出すエラーを解析してくれるエラーパーサー機能が備わってまして、エラーが発生した位置へ即座にジャンプできます。ブラウザ機能というのもなかなか便利です。Microsoft の .BSC データーベースや、PowerEDITOR で作成したタグデータベースからプロジェクトをブラウズできます。これは VC5.0 で作成したものをブラウズしたものです。
編集・検索機能
編集・検索機能は、プログラミングエディターとしては十分な機能が備わってます。上で紹介したブラウザ機能もそのひとつだと言えます。画面を見てもらったらわかりますが、第3ペインのウィンドウに、検索結果やブラウザ、エラー出力、比較結果などが表示されることによって、操作性が高く認識がしやすい画面になってます。例えば、Grep の結果はこのように表示されます。また、diff の結果もこのように表示され、ソース該当個所へのジャンプも簡単にできます。
キーマップは、デフォルトで、Windows 準拠、PowerEDITOR、RED2、vi、Emacs、VZ が用意されています。私は VZ のキーマップを使っています。設定は、なんと vzibmj.def で行うようになってます。つまり、今まで VZ を使ってた人は、その設定ファイルをそのまま使うことができるんですね。逆に VZ 持ってない人は設定ファイルがありませんから使えません。VZ の設定ファイルは NEC 98 版でもOKです。マクロの動作に制限があったり、一部パラメータ動作が変わったり無効だったりしますけど、私はまったく不満を感じません。これはファンクションキー表示を有効にして、F1 を押した画面です。どうですか? VZ でしょ。これは検索モード時のキャプションの表示です。「S □」 となってるでしょ。VZ 使いの方は、まさしく VZ であることがわかっていただけると思います。(笑)ここまでやるか!!のエミュレーションなんです。
以上、ほんの一部ですが雰囲気は伝わったでしょうか?Java プログラミングへの対応や、HTML への対応も興味ある人は知りたいところでしょうが、なにせ、私は使ったことないから紹介できません。このエディターの弱点は、重いことと、NT で使う場合にフォント周りがちょっと変なこと。それとマクロ機能がないことが挙げられます。マクロ機能については DLL を作成して組み込むことでフルカスタマイズが可能となってます。考え方にもよりますが、変なマクロが載ってるよりは、逆に取っつきやすいかもしれないです。私自身、以前にちょっといじったことがありますが、VZ のマクロは組めなかったけど、DLL は作ることができるんで(笑)やりやすかったです。コンパイラを持ってない人はどうにもならないので一般の人が使うエディターじゃないことは確かですね。
これは関係ないんですが、5.0 から 6.0 にバージョンアップした時に思った不満点はマニュアルです。5.0 では 234ページの立派なマニュアルが付いてたのに、6.0 では、たった 55ページのスタートガイドしか付いてません。5.0 の頃は難しいと感じた各種設定は、6.0 で導入された「アシスタントモード」でかなり改善されたものの、やっぱり全ての機能を一通り説明したマニュアルは欲しいところです。
どこの現場言っても PowerEDITOR を見かけたことないので、そんなに売れてないのかもしれません。(どこへ行っても秀丸か WZ です) PowerEDITOR は WZ 買う値段で購入できますから試してみる価値はあると思いますよ。何回かサポートとやりとりしたことがありますがちゃんと対応してくれます。(ユーザーが少ないからか?)特に VZ 使いだった人にはお勧めです。
MS のニュースレター (1999/03/30)
MS は、いくつかのニュースレターを配信してます。私もいくつかを購読してるんですが、時々 RTF で送って来やがるんですね。世界標準のインターネットワープロはワードです(だったっけ?)で書いて、エクソチェンジで送信してきます。Content-Type: text/plain charset=”iso-2022-jp で送って来るので、{\rtf1 から始まる意味不明な記号の羅列です。(大笑) これは一種の SPAM と言えますね。どういう設定をすればこんなメールを送ることができるのか不明です。Word で編集、送信すればこうなるんですか?
時々、私宛に Word を添付したメールを送ってこられる方がいますけど、そういうのは一切読みませんので悪しからず。それと HTML メールも読めないので送らないで下さい。
EasyFax Pro 2000 (1999/03/31)
EasyFax Pro 2000 をクライアント/サーバーで動かすことに成功しました。実は、つい昨日まで単体では動いていたもののクライアントからの送信ができない状態だったんです。EasyFax Pro 2000 は5クライアントユーザーライセンスが付いてます。ですから、ちゃんとインストールすれば使えるはずなのです。何故、私の場合使えなかったと言いますと、クライアントのライセンス登録ができていなかったというオチでした。AISOFT へメールしたら「使用許諾書に記述されているクライアントライセンスキーを登録しろ」とのこと。ライセンス登録をしてやって、ようやく使えるようになりました。
EasyFax の以前のバージョンでは、ネットワーク対応していたものの MS Mail 経由(CC:Mail も使えたかもしれない)での接続しか使えませんでした。実際、私も MS Mail のメールボックスを NT に作って接続してました。しかし、2000 からは SMTP/POP3 にも対応してます。なぜ FAX とメールが関係するのかと言いますと、EasyFax はメールを介してクライアントとサーバーがやりとりするんです。 どうして、クライアントとサーバーが直接やりとりするようにしなかったんでしょうかね。というのはさておき、普通のメールですから、EasyFax のメールアドレスへ送信してやれば、EasyFaxサーバーがそれを読みとって FAX してくれます。伝送手段を他人まかせにしたことは、考えようによっては賢いかもしれませんね。伝送上のトラブルやセキュリティ上の問題等から開放されることになります。ただ、個人ユーザーだと、2、3台のパソコン間でメール環境を整えてないでしょうからメール環境の構築に手間取ることになります。
さて、私の場合は Linux のおかげで環境構築はいたって簡単でした。sendmail は動いてますから、EasyFax のアカウントを作ってやっただけです。EasyFax のサーバーアドレスとして、クライアントとサーバーの両方にこのメールアドレスを指定してやること。クライアント側は、SMTP/POP3のアドレスと、自分のメールアドレス、及びPOP3のユーザー名、パスワードを設定してやることです。ちょっと気を付けないといけないのは、自分のメールアドレスは ローカルサーバー(Linux側)のメールアドレスを設定してやることです。間違ってもプロパイダのメールアドレスを指定してはいけません。もしやっちゃうと、プロパイダのアカウントへ送信結果が通知されてしまうでしょう。私のようなダイアルアップの環境だと注意しなければならないというだけですけど。。。