フリーのお仕事2001年11月

  1. 0570クイック・ヤフー (2001/11/01)
  2. Yahoo! BB 地域限定キャンペーン (2001/11/02)
  3. Yahoo! BB 「回線握り」とは? (2001/11/03)
  4. Yahoo! BB 請求メール送信中! (2001/11/04)
  5. Yahoo! BB なぜ顧客管理を放置するの? (2001/11/05)
  6. Yahoo! BB モデム爆弾3 (2001/11/06)
  7. Yahoo! BB に問題が続出 (2001/11/06)
  8. NTT西日本、フレッツADSL 8M 発表 (2001/11/07)
  9. Yahoo! BB 耐えられるか? (2001/11/08)
  10. Yahoo! BB 進捗状況の発表なし! (2001/11/09)
  11. Yahoo! BB は構造改革の痛みだ!? (2001/11/09)
  12. ADSL 8M の幻想 (2001/11/10)
  13. Yahoo! BB 請求混乱の兆し (2001/11/10)
  14. Yahoo! BB いまだにわからないこと (2001/11/11)
  15. Yahoo! BB 否定派の煽りはアホかバカか (2001/11/13)
  16. 総務省が行政指導を検討 (2001/11/13)
  17. DHCP の仕組みを知るべし (2001/11/14)
  18. Yahoo! BB 他社回線潰し (2001/11/14)
  19. Yahoo! BB 全国的に障害発生 (2001/11/16)
  20. NTT西日本、フレッツADSLサービス開始予定 (2001/11/16)
  21. Yahoo! BB 脱落者続出(私の周り) (2001/11/17)
  22. 久々に孫氏登場予定 (2001/11/18)
  23. Yahoo! BB のこれだけのウソ (2001/11/19)
  24. NTT 側の工事って何? (2001/11/19)
  25. ソフトバンク中間決算説明会 (2001/11/20)
  26. Yahoo! BB 脱落決定 (2001/11/21)
  27. Yahoo! BB 推奨 LANボード (2001/11/23)
  28. 掲示板って面白い (2001/11/24)
  29. そろそろあれか? (2001/11/27)
  30. 小額訴訟 (2001/11/27)
    1. 接続遅れでNTT提訴も (2001/11/28)
    2. NTT東 フレッツ・ADSL 8M 提供開始地域 (2001/11/28)
    3. NTT西 フレッツ・ADSL 8M 提供開始地域 (2001/11/29)
    4. 7万件って何なんだ? (2001/11/29)
    5. 7万件の工事情報行方不明 (2001/11/29)
    6. NTT西 フレッツ・ADSL 8M モデム買取のみ (2001/11/30)
    7. Yahoo! BB が総務省、公取委へ NTT への行政指導を求める (2001/11/30)
    8. ソフトバンクの工事情報不明 問われる管理体制 (2001/11/30)

0570クイック・ヤフー (2001/11/01)

 問い合わせ電話窓口(コールセンター)が開設されました。どんな感じか聞きましたところ、あまり中身は変わってなさそうですね。その場で回答が得られることはないようです。結局、「折り返しメールか電話します。」という対応のようで、これで放置されたとしたら今までと同じですので、そうならないことを願うばかりです。

 ところで、このコールセンターってサポート料金無料(※市内通話料金負担)ですけど、とりあえず年内限定のようですね。来年からは有料にするのかもしれませんね。たぶん無料期間延長は必至だと思われますが。(笑) 総務省のほうは既に YBB に関しては関知せず体制に移行したようで、電話しても YBB 電話窓口を案内するだけのようです。YBB と当事者間で解決するしかないとの姿勢ですね。

 さて、来週は恒例の Yahoo! BB 進捗状況の発表でしょうか?数値を予想してみましょう。

予約数1,200,000
本申込者数650,000
Yahoo! BBの工事済み回線数700,000
工事済み局舎数1000局舎
接続回線数400,000

どうだ!?

Yahoo! BB 地域限定キャンペーン (2001/11/02)

 YBB のエリアチェックをしてみたら、「あなたの局舎は限定キャンペーン中です」ってさ。びっくりしました。

あなたのお住まいの 999999-9999 [ XX 局 ]はYahoo! BB ADSL回線サービスの提供地域です。今すぐお申し込みいただけます。開通に必要な工事がすでに完了しておりますので、今すぐお申し込みの場合は比較的短期間でYahoo! BBサービスを提供することができます。ただし、現在ご用意している局社内ポート数には限りがあり、お申し込み数が提供数を超えた場合にはポート増設工事が必要となります。増設工事中はしばらくの間おまちいただくことがございますので、お早めにお申し込みいただくことをお勧めいたします。 ※ サービス対応エリアであっても設備の都合上、サービスのご利用をお待ちいただいたり、ご利用いただけない場合もございます。あらかじめご了承ください。今お申し込みいただくと、抽選で毎月20名様に旅行券3万円分、100名様に商品券1万円分をプレゼントいたします。局舎によっては、空きポート数やお申し込み数のバランスによりキャンペーンを適宜終了させていただく場合がございますので、お早めにお申し込みください! ■ 1 ■ キャンペーン期間中にキャンペーン対象エリアへのお申し込みをいただいた方は自動的にエントリーされます。このままYahoo! BB本申し込みを行っていただくだけで、キャンペーンへのご応募は特に不要です。 ■ 2 ■  当選された方には1月末までに賞品を発送させていただきます。当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。抽選結果のお問い合わせ等はご遠慮ください。■ 3 ■ キャンペーン期間は11月1日より12月末日までです。キャンペーン対象エリアはYahoo! BB対応エリアチェック結果ページ(当ページ)に、このキャンペーン告知が出ているエリアです。ただし、エリアによっては局舎内空きポート数の都合により12月末より前にキャンペーン対象エリアではなくなる場合もあります。キャンペーン対象外になると、Yahoo! BB対応エリアチェック結果ページ(当ページ)から、このキャンペーン告知文の表示はなくなります。キャンペーン告知の表示がない時点でお申し込みいただいても、キャンペーン対象にはなりませんのでご注意ください。

たぶん、ポートが余ってるんでしょうね。今申し込めば即開通かもしれないです。思わず、申し込もうと思ったぞ。(爆)

Yahoo! BB 「回線握り」とは? (2001/11/03)

 YBB をキャンセルして他社へ申し込んだ際、回線適合調査で「他社DSL利用中でNG」という結果になることを「回線握り」と呼ばれてます。この回線握りが発生するタイミングは、YBB が工事申請を行った時点で発生します。元々の回線の状態によって回線握りが発生するかどうかは変わるのです。つまり、

  • 元々の回線がアナログ、または ISDN の場合YBB が工事申請した時点で、YBB による回線握りが発生する
  • 元々の回線が他社ADSLの場合YBB からの回線適合調査で、「他社DSL利用中でNG」となるため回線握りは発生しない

ということです。注意すべきは、今 ISDN なんだから大丈夫だと考えるのは間違いだということです。

 では、YBB はキャンセルを受理すると、どのように手続きが進むのか?(私の憶測を含みます)

  • キャンセル時点で、YBB から NTT へ工事申請がなされていない場合すんなりとキャンセルできる状態です。回線握りはありませんし、請求もいっさいありません。
  • キャンセル時点で、既に YBB から NTT へ工事申請がされている場合YBB から NTT へ工事申請を取り下げる手続きが必要です。YBB ではキャンセルが「殺到している」(※YBBのサポートさんの言葉ですよ(爆))ため処理が滞ってるそうです。ということは、NTT側はキャンセルされたことなんてわからないわけですから、YBB からの申請に従って作業を粛々と進めているわけです。このため、回線握りされた上に、NTTの工事費が発生してしまいます。

最近、個別のステータスが詳しくなったそうですが、これをはっきりさせることにより、キャンセル時の工事費請求トラブルを回避する狙いがあるのではないかと思います。NTTの工事予定日前にキャンセルした場合は前者になり、工事予定日後、あるいは工事完了日後にキャンセルしたら後者になるということでしょう。工事費の請求根拠がはっきりとします。ただ、YBB がキャンセル処理を即座に実施しないと意味がないのと、このステータスを YBB がちゃんと入力してメンテナンスしないと意味がないですね。キャンセル時点で、自分のステータス表示画面をコピーしておくことが必要かもしれません。

Yahoo! BB 請求メール送信中! (2001/11/04)

 YBB は、請求メールを送信しはじめたようです。請求額が 2,280円より多いはずはないとお嘆きのあなた。8月分も請求されたと思っているあなた。あなたは激しく間違ってます。落ち着いて計算しましょう。

ADSLサービス990開通日により日割りあり
ISPサービス1,290
モデムレンタル550
NTT回線使用料187
DSL契約料800場合によってNTTから請求あり。また元回線種別によって工事費が変わる場合がある。
NTT工事費2,800
6,617 

これが、初回請求(消費税抜き)の一般的な料金です。バカ騒ぎして掲示板にくりだす前に計算してみましょうね。

※現在は、会員情報ページのご利用明細で確認できるそうです。

Yahoo! BB なぜ顧客管理を放置するの? (2001/11/05)

 混乱の原因は、顧客管理システムの崩壊であることが明白なのに、YBB は対策を講じようとしないのはなぜなんでしょうね。9月当初の崩壊の兆しから既に2ヶ月が経過しようとしています。

  • クレジットカード番号の再入力を促す通知がなぜきたか?本申込み受け付け時のフォーム送信CGIのバグで、正しく登録(送信)されなかった?
  • ISDN、他社ADSLからの移行ユーザーが、アナログ戻し工事を行った旨の申請をWEBで行った後、放置されているのはなぜか?乗り換えフォーム送信CGIのバグで、正しく登録(送信)されなかった?
  • WEBから行ったキャンセルが受け付けられてないのはなぜか?キャンセルフォーム送信CGIのバグで、正しく登録(送信)されなかった?
  • 本申込み後、キャンセルしていないユーザーのステータスがキャンセル中になっているのはなぜか?データを失った?CGIのバグで他人のキャンセル申請が上書きされた? バイトが申請もしないで放置した?(ちょうど年賀状配達のバイトが配達せずに捨てるようにキャンセルした) 別IDで2重申請してしまい片方をキャンセルした場合、全てがキャンセル扱いになる?(氏名、住所、電話番号等で2重登録チェックはしてるのかも)
  • いっこうにステータスが進展せずに放置されているのはなぜか?事務手続き上の不備で、NTT から NG で返された工事申請が放置されたまま進展しない?(誰かの机の上に埋もれて忘れ去れている)
  • データベースが混乱しているのは?9月中旬にデータベースが崩壊したことが噂されている。データベースというものは、システムがクラッシュしても一貫整合性は保たれるものであり、データの損失は最小限に食い止められるはずだ。このような大規模な混乱は考えにくい。崩壊した原因は、プログラムのバグか、いい加減な入力作業のいずれか。いい加減な入力ができないようにプログラムは作られるもの(笑)だから、結論はシステムのバグが崩壊を招いたと考えてよいかもしれない。それに加えて、NTT との事務の不慣れから、そもそも必要なフローや項目がシステム設計上抜け落ちていたのかもしれない。
  • キャンセル処理が進まないのはなぜ?個別の進捗状況によってキャンセル処理の方法がかわる。例えば、NTTへ工事申請をしているが、工事が未の場合と、既に工事されている場合では違うはず。そもそも個別の進捗状況が管理できていない現状、キャンセル処理を進めることが難しい。そのため放置しているのか? あるいは NTTから結果が返ってくるのを待って、そこからアクションを起こすため、NTTの工事をされてしまい、いわゆる「回線握り」状態になるのでは?YBB 内でキャンセル処理してないのだから、当然「キャンセルしたのにモデム発送」ということに。
  • 請求メール送信の意味は?請求トラブルだけは避けたい。ユーザーが開通しているかどうか YBB にはわからない。よって、お伺いメールの意味も兼ね備えていると思われる。今後、このメール処理も滞って誤請求が発生した場合、返金処理といういらぬ処理が増えて、もっと混乱することになるだろう。

 憶測ばかりですが、1つか2つぐらい当たってると思いません?この混乱の中、大量のモデムをばら撒いてるし、地域限定キャンペーンをはって申込者を募ってるのは、自殺行為としか言いようがないですね。もういい加減意地は捨てて、みんなに謝罪して仕切りなおしたらどうでしょうか。世間の誰一人として YBB は順調に運営されてるなんて思ってませんって。ひとりで勝手にテンパッてる姿は滑稽にさえ見えます。

Yahoo! BB モデム爆弾3 (2001/11/06)

 そろそろ、プレスリリース前のモデム爆弾攻撃が開始される予感が。。。プレスリリースは週末かな?

 ところで、最近、各掲示板での開通報告が激減してますね。未開通難民で溢れてますから、書き込める雰囲気じゃないのが最大の要因かもしれません。YBB 開通で満足!なんて書いたら袋叩きにされそうな雰囲気はアレですなあ。開通者には「おめでとう」を言うのが礼儀かと。。。

 さて、明日発売の週アスは YBB の記事が載るそうです。かなり辛口な記事のようです。

Yahoo! BB に問題が続出 (2001/11/06)

サポート電話をようやく開設したが・・・・・・
ヤフーBBに問題が続出
内部では「適当にあしらえ」

週刊アスキー(2001-11-20) の記事は、このタイトルから始まる辛辣な批判記事でした。


 サポート電話が11月1日から開設されたことに対して、「ヤフーBBのこれまでの対応の悪さを考えれば期待できない。」と切って捨て、批判をかわすためのポーズではないか?とまで述べてます。また、サポート電話の対象が、ヤフーBBに本申し込みをしたユーザーのみに対してであることを指摘し、このサポートが代金を支払うユーザーしか相手にしないことを意味すると強調しています。

 そして、そもそも苦情の基となっている事務手続きの混乱について、モデムばら撒くも接続不能(WLK点滅問題)という実態や、解約できず回線握りされている実態とともに、他ADSL業者が、この回線握りを「営業妨害だ」と批判していること、一部ユーザーが訴訟を検討していることなどをあげ、これらが、ヤフーBB内部の事務手続きに関するトラブルであり、サポート電話の開設で問題解消されないと述べてます。これは収益をあげることを重要視して人員を絞った結果であり、ユーザーからの問い合わせメールが3万通も滞っていることや、YBB スタッフの話として、「客に何を聞かれても、わかりませんと答えて、メールを出せといえ」「適当にあしらって、とにかく客を解約させるな」という指示を受けたことを暴露。さらに、スタッフの大半のスキルが低く、ユーザーに対しては単にマニュアルを読んでいるだけと内部事情を暴露しています。

 最後に、メールのみとしていたサポートを、「電話でも提供するようにしたのは、コスト最重視のヤフーBBにとっては大英断だったかもしれない。」と一応評価するものの、電話サポートによるコストの増大が利用料金に跳ね返ってくる可能性も高いと懸念を述べています。


 この記事を単なるゴシップ記事レベルだ切って捨てることは簡単ですが、YBB の混乱が事務手続きの混乱であることは様々な事実から明白です。

 おお!今10ch のニュースで YBB の他人のコンピュータ丸見え問題が取り上げられてる!!YBBユーザー宅へ取材に行ってます。ネットワークコンピュータにぶらさがった他人のコンピュータが写ってます。(名前は伏せてましたが) おっと、日経バイトへの取材です。「プロバイダ側が、ユーザーへ設定について注意を喚起するとともに、プロバイダ側の設定でそういうことが起こらないようにするべきだ」と言ってます。そりゃそうだわな。また、YBB は「注意は喚起しているが周知徹底されているにはいたってない」とさ。(笑) Yahoo! BB と名指しはなかったけど、明らかに YBB の件ですねこれ。

 と、突然のニュースで話がそれてしまいましたが、YBB の事務手続きの混乱は、いったいいつになったら収まるのか。。。YBB に、この混乱を積極的に解消しようという意思は既にないと思われます。ユーザーからアクションがあった時点での受身的な対応しかやらないつもりでしょう。「時間が解決してくれるだろう」的な発想じゃないかな。ある意味、もうややこしくて、わけわからなくなったユーザーは捨てて、新規ユーザーを獲得しようと考えてるとさえ思えてきます。実際、最近申し込んだ人は順調に開通していってるようですしね。

 ところで、先ほどのニュースで思い出しました。最近、偽 DHCP サーバー疑惑ってのがあるようですね。YBB ユーザーが立てた DHCP サーバーによって、周りのユーザーが被害を受けているようです。winipcfg したら、10.0.1.x のローカルIPが割り当てられて、Default Gateway も 10.0.1.1 になるそうです。(※1)そうそう、他人のモデムにログインできてしまうという疑惑もあります。どうも YBB のネットワークってプライベートIPまで素通しのようですね。ポートも80以外はなんでもありだしね。先ほどの他人のコンピュータ丸見え問題といい、本当に呆れてしまうことばかりです。YBB にネットワーク技術者っているのでしょうか?(失笑)

 (※1:書くべきか悩んだんですが、、、もしこれが本当なら、逆手にとったら何ができるか?)

NTT西日本、フレッツADSL 8M 発表 (2001/11/07)

 NTT西日本が、ようやく正式発表です。料金は東日本と同じでマイラインプラス割引もありです。しかし、どうやら距離縛りがある模様。「8Mプランは概ね収容局からの線路距離2.5Km以内のエリアを中心に販売します。」と注意書きがあります。東日本の発表では距離縛りはなかったと思いますが、西日本だけなんでしょうかね。その他、

  • 提供地域大阪市周辺都市及び名古屋市の一部より提供を開始いたします。
  • 事前お申し込み受付開始日(予定)平成13年11月下旬
  • 販売開始日(予定)平成13年12月25日(火)

だそうです。提供地域の書き方がおかしいですよね。「大阪市周辺都市」ってのは「大阪市」は入ってないってこと?(笑) たぶん「大阪市」「周辺都市」「名古屋市の一部」というのが正解のような気がします。西日本は発表が遅かったので、てっきり来年からスタートかと思ってましたが、東日本と同時スタートになりました。

 私のエリアに来るのは来年春頃かな?しかし、YBB をはじめ、他社8Mはどこもかしこも混乱してるようですから、NTT も同様に混乱することが予想されますね。ADSL 8M は「秋には大勢が判明するだろう」と思ってましたが、はっきりしたのは「今8Mへいくのは得策でない」ってことでした。(笑)

Yahoo! BB 耐えられるか? (2001/11/08)

 「日経コミュニケーション」(11月5日号)では、「Yahoo! BBにセキュリティ問題発覚」と題した記事が2ページにわたって掲載されたようです。私は貧乏人なんでこの記事を見ることができません。(残念) 先日、テレビニュースでも扱われましたけど、マスコミは、YBB の運営を取り上げるより、こっちのほうに興味があるんですね。

 YBB は、「外部から侵入されないために」と題して「Windows の共有について」を掲載してます。Mac や他のOSは見捨てられてますがね。(笑) Mac も共有できるはずだから、ちゃんとアナウンスしないといけませんよね。まあ、UNIX系は無視しても許しますが。。。で、YBB がアナウンスしている設定方法ですが、見る人が見れば穴があるし、直接コンピュータがインターネットに晒されてるわけですから、いくらでも攻撃かけようと思えばできます。少なくとも W2K に関しては、このページに穴を書いてます。(笑) セキュリティ問題はフレッツだって同じですが、YBB の場合は仕組みが単純でかつ設定が稚拙だから、面白いことが色々とできてしまうってところじゃないでしょうか。やっぱりルータを買ってきて入れたほうが楽ですし安心だと思いますね。フレッツADSLユーザーの私でさえ、フレッツ接続ツールで接続しようなんて、危なっかしくてやろうと思わないです。(爆)

 と、色々とYBB に関する問題が明らかにされつつあるわけですが、果たして YBB はこの状況を耐えしのぶことができるでしょうか? マスコミが騒ぎ出したってことは、実はもう先が見えたってことかもしれないです。今週も残すところ1日になりましたが、まだ、恒例の大本営発表「Yahoo! BB 進捗状況の発表」がありませんね。明日やらなければちと変じゃない?

※インプレスがWEB上で YBB にまつわるエピソードを募集してます。ただ、インプレスですから協力してやらんでもよいでしょう。あそこも結構アレですからなあ。(笑) 笑えるのが夕刊フジで取り上げられたとのこと。YBB もここまで成り下がったかってことで許します。(爆)

「Yahoo!BBに関するご意見募集」の結果発表:結局、この程度なんだよね。インプレスって。

Yahoo! BB 進捗状況の発表なし! (2001/11/09)

 総務省発表の10月末DSL普及状況の発表がありました。Yahoo! BB 進捗状況の発表は結局ありませんでした。今後 YBB から発表があるとするならば、これはもう数字の辻褄合わせと思って間違いないでしょう。(爆)

 NTT西日本エリアNTT東日本エリア 合 計 
東西NTTが
提供するもの
206,073259,085465,158
東西NTT以外が
提供するもの
183,828272,881456,709
合計389,901531,966921,867

 今月から、これまで「フレッツADSL」「タイプ1」「タイプ2」と集計されていたものが、上記のように変わりました。「東西NTTが提供するもの=フレッツADSL+タイプ1」「東西NTT以外が提供するもの=タイプ2」とのこと。先月末と比較すると、NTTの増加数は、77,603 で、NTT以外の増加数は、193,468 です。

 インプレスの記事によると 10/26時点の YBB のモデム発送数は30万です。10/5 時点のモデム発送数は、132,167 でした。21日間に17万のモデムを送ったことになります。ということで、総務省発表の数値から計算したNTT以外の延び数19万回線のうち、少なくとも17万回線は YBB であるということになるのかな。(笑) 単純に比例計算すれば、YBB の10月モデム発送数は25万となるので、10/1~5 と 10/26~31 の10日間は、あまりモデムを送らなかったのでしょう。(苦しいな) と現実味のない数字遊びをしても仕方ないので、ここはバッサリと10月のYBB のモデム発送数が20万で、そのうち80%が開通したと仮定して話を進めてみましょう。とするなら、YBB の10月の開通者数は16万となります。ですから、残り3万3千が、eAccess、ACCA、J-DSL、めたりっく系の延び数です。うーん苦しいかな。

 では、シェアはどうでしょう。NTT東日本が 259,085 で、西日本が 206,073 です。YBBは30万以上なので断然トップです。例えば10月末のモデム発送者数が33万だったとして、その80%が開通したとするならば、26万4千回線が開通したことになります。ということでシェアもトップだということで、いかがでしょう?ダメ?

Yahoo! BB は構造改革の痛みだ!? (2001/11/09)

 YBB のような通信事業者が2種とはいえ、国から認可を受けて営業できるのは、国策である構造改革、規制緩和の賜物です。(爆) 指導監督する総務省は、「(通信上の)大きな事故がない限りは指導できない」との立場です。YBB の問題については「市場の原理にまかせる」との姿勢だそうです。では、その市場は YBB をどう判断してるんでしょう?

 YBB は30万のモデムをばら撒いたと言ってます。でも、モデムを持ってても繋がらない人が沢山いるしキャンセルも多発してますので、本当に繋がってる人って何人かは不明です。上でも計算したとおり、ばら撒いたモデム数の80%が繋がってるとして、いや、もっと悪くて70%だったとしても20数万の会員がいるということです。NTT以外のADSL接続業者の中ではトップシェアなんですよね。これって、採算が取れるかどうかは別として、「市場で勝ってる=市場は YBB を選択している」ってことになります。YBB のこの商法は勝ってるんですよ。何万という放置民を踏み台にして、何十万の会員を獲得したんです。まったく恐ろしい現象ですね。

 YBB が勝っているということが事実なら、通信業者の質って、この程度でOKと市場が判断したということです。他社も「なーんだ、一般ピープル相手は、この程度で大丈夫なんだ。」って思いかねないですなあ。ちと困りものですね。あーあ、どういうことなんだあ?数万の放置民の皆様、痛みに耐えて頑張ってください。(合掌)

ADSL 8M の幻想 (2001/11/10)

 YBB に続き、各社とも ADSL 8M の提供を開始しております。今や ADSL と言えば 8M フルレートじゃなきゃという風潮です。日本人は高スペック志向が強いから 1.5M より 8M を選択したがるという理由もあるでしょうね。かく言う私もそういう部類の人間ですが。(笑)

 ADSL という技術は既存のメタル線を用いたサービスです。収容局からの距離が遠いと、信号が減衰したり、ISDNの干渉、ノイズ等が原因で、スピードが出なかったり最悪リンクさえ確立しないことがあります。また、ADSLの方式、Annex.A か Annex.C によっても傾向が変わるようです。最近、Annex.C G.dmt (8M)でサービスを開始した eAccess が評価結果を報告してます。eAccess は、線路長3Km または、リンクアップ速度 600Kbps前後の場合、1.5M から 8M に変更しても大きな性能向上は望めないと考えているようです。ACCA も、eAccess に先駆けて評価結果報告をしています。ACCA は、線路長4Km までなら、1.5M から 8M に変更してもリンクアップ速度は上回ると報告してます。ただ、実際には受付時に2Km(?)の距離縛りを実施して、超える場合は 1.5M サービスのほうを案内しているようです。では、8M サービスで先陣を切った Yahoo! BB はどうでしょうか?残念ながら、YBB の評価結果報告はありません。孫さんが記者会見で「Annex.A でも ISDN干渉の問題は少なく良好な結果を得た」という発言があったのみです。そして、線路長による申し込み制限も特に設けてません。Annex.A G.dmt 8M がどうなのは、eAccess の評価結果が参考になります。eAccess は「日本で一番多く採用されているAnnex AのADSL製品を使用し測定した」と言ってますますので、事実上 YBB と同じ機器で検証したのでしょう。

 NTTの収容局は、最長半径7Kmをカバーできるように設置されていると聞きます。ADSL 8M サービスを満足に提供できる線路長が3Kmだと仮定すると、半径7Kmの円の中で3Kmの円は面積比で18%の地域です。YBB は、線路長に関係なく申し込み可能なことを考えると、満足に利用できる人はいたって少ないのだと思います。覚えてますか?孫さんは「800Kbps 以下の速度ならサービス提供をお断りする。そんなものはブロードバンドといえない」って言ってました。そして、「そのような人へは、ReachDSL を提供して救済する」ってね。しかし、現段階で ReachDSL の提供開始は未定のままです。ReachDSL を提供するには、局舎側の機器を設置しないといけませんからね。まだまだ先になるでしょうし、先ほどの面積比計算からいくと、救済しなければならない数のほうが、実は多かったりするわけです。(笑)

 YBB に限らず、ADSL 8M のメリットを享受できる人って少ないと思います。そもそも、1.5M でさえサービスを受けることができるのは限定された人です。多めに見積もって 5Km までの人がサービスを享受できるとしても 51% です。その人達のうちの 35% しか 8M への移行で恩恵を受けられません。ADSL ってのは、こんなものなんでしょう。CATV や光がリーズナブルに、そしてもっと簡単に引けるようになれば、現在 ADSL サービスを享受できない多くの人達はそちらを選択するでしょう。そして、博打のような ADSL の時代は終わる。その頃には「衝撃の発表! Yahoo! BB 光接続サービス 990円」ってループすると。(爆)

※実際は収容局が、半径7Kmごとに設置されてるわけじゃないからね。比率としてはもう少し多いと思います。

Yahoo! BB 請求混乱の兆し (2001/11/10)

 YBB の請求は、混乱の兆しが見え始めました。

  • お伺い請求メールが来た人どういう基準でメールを送っているのかがよくわかりませんね。請求メールには、請求額とともに「おかしかったら言ってね」という一文があるようなので、繋がってない人は現状を返信すると、「請求メールを送ってごめんなさい。繋がるまで課金はしません」というメールが返ってくるようです。
  • 請求メールが来ないまま放置されている人これ、やっかいですね。8月、9月当初から繋がってる人の中に、請求メールが来ない人がいるようです。昔、ご存知 MSN という ISP がやらかした、まとめ請求を思い出します。MSN は、キャンセル後請求なんてのもやってしまいました。昔と言っても Windows 95 が発売された年ですから、覚えていらっしゃる方も多いでしょう。YBB も同じことをやらなければよいのですが。。。
  • 請求メールが来ないまま引き落とされた人これは、YBB 側が自信を持って引き落としたということでしょうかね。別に金額さえ合っていれば、まあ普通と言えばそうなんですが。。。

と、処理に一貫性が見えないのが不安ですね。なんか MSN の再来の予感がします。(笑) 当時、MSN の誤請求問題は大きな問題になりました。しかし、それは Microsoft 叩きの一環として問題にされたところもあり、件数としてはそう多いものじゃなかったと記憶しています。ただ、今のようにインターネットが普及してた時代じゃなかったし、パソ通がまだ幅をきかせていた時代でしたから、実際どうだったかは定かではありません。まあ、「ノウハウを持たない企業が ISP をやるとロクなことないな」とは思いました。ご存知のように MSN の ISP 事業は、ぷららへ身売りして昨年撤退しております。約5年の命でした。

 混乱をきわめる Yahoo! BB ですが、運営するBBテクノロジーの前身、エックステージが設立されたのが去年の5月です。それから1年間、彼らはどんな準備をしてきたのか?が大きな疑問です。なにせ、未だこの記事にあるような状態なんですから唖然とします。記事の一部を掻い摘んで、揚げ足とりになりそうですが、「作業フローがうまくできていなかった。」「データベースの設計に問題がある。」なんて言葉を聞くと、今さら何をって感じがします。そりゃ混乱を招いて当然ですよね。何をしたらいいのかわからないのに、データベースを設計できるわけないし、まともなシステムなんてできっこないです。それらを調査して準備しなければならなかった1年間だったはずなのに、取らぬ狸の皮算用の事業計画だけ練ってたんでしょうかね?

 YBB は課金処理について、迅速かつ細心の注意をはらって処理すべきだと思います。こればっかりは誰も大目にみてはくれないでしょう。(「既にそうしてるよ!」なら、いらぬお節介ですが)

Yahoo! BB いまだにわからないこと (2001/11/11)

 YBB の開通後のトラブルの中で、原因がわかっていないことがいくつかあります。

  • 開通後、繋がっていたのに突然繋がらなくなった(WLK定期点滅 or 消灯する)原因原因のひとつは、日経ネットナビの取材で「モデムのファームウェアの問題」というのが明らかになってます。でも、モデムのファームウェアをバージョンアップしても問題が解消しない人がいるのも事実です。長期放置されている方の結末がよくわからないんですよね。人為的なミスなのか?局舎側の機器不良なのか?
  • ある日突然、デフォルトゲートウェイが空白となり接続できなくなる原因他の項目は正しいアドレスが取れているんでしょうかね? Default Gateway を設定せずに DHCPサーバーを設定するなんてバカなことをやらかすはずはないと思いたいんですが? どうやったら、こういう現象が起こせるかわからないのです。(ムウ~、経験、スキル不足だな)
  • IPアドレスに 10.0.1.x が割り当てられる原因これは、同一サブネット内(同一局舎内?)に偽DHCPサーバーが存在し、DHCPクライアントからの要求(ブロードキャスト)に対して、本物のDHCPサーバーより先に応えてしまうことによる、で確定だと思ってます。(笑) この問題への対策はできないことないけどOS、ルータの機種によっては難しいですね。YBB に対策してもらうのが筋だと思います。故意にやられたら、非常に危険な問題を含みますので注意が必要です。某掲示板では、Linux の dhcpd で実験してた人がいました。見た人は何ができるかすぐに気付いたでしょうし、実際に書いてました。(笑) ただ、やってしまったら犯罪なんで、まさか実行に移す人はいないと思いますけどね。
  • DNSで、一部名前解決ができない原因YBB の DNSサーバーで、一部のサイトの名前解決ができないという現象が発生するようです。こちらから、YBB の DNSサーバーへ nslookup して見てみると、私の知っているサイトでIPアドレスが引けない所はないのでよくわかりません。一部サイトってどこなんだ?

YBB は、これら問題に対して、どういう対応をしているのか、どういう対処をしようとしているのか興味があります。って、ここまでくると、私も YBB に申し込みしないといけないのかなあという気になってきた。(笑)

 そうそう、Yomiuri Weekly が「開通しない解約できない ヤフーADSL」と題した特集記事を掲載するそうです。一般誌はどういう記事を書くのでしょうね。

Yahoo! BB 否定派の煽りはアホかバカか (2001/11/13)

 掲示板にくりだしてる YBB 否定派の方々は、最近、煽りが激しいようです。人の失敗を面白がっているのか、自分を救世主だと勘違いしてるのか、私に言わせばアホかバカかと。(爆)

 まず、他人が管理する掲示板へくりだして、匿名で批判を展開して喜んでいる点がアホ。自分のリソース使って批判しなさいな。(笑) そして、自分のメールアドレスを晒して、自分の立場をはっきりさせた上でじゃないと何を言っても無駄。そもそも煽りの発言に有益な情報が含まれていることは皆無です。

 次に、それを読んで、喜んで煽りに加担する方も、私に言わせればアホ。そんなことして、自分を慰めても虚しくなるだけ。いくら YBB を貶める発言をしても、 YBB 肯定派を否定派へ巻き込もうとしても意味はありません。宗教じゃないんだから。(爆)

 YBB との対応に苦慮されてる方。同情いたしますが、いくらサポート最悪、対応最悪、詐欺的商売と掲示板で批判したところで、あなたの置かれている状況は何も変わらないです。掲示板に自分の悲惨な状況を晒したところで、自分が惨めになるだけ。YBB 否定派の煽り連中の話のネタにされるだけです。アドバイスを求めるなら公的機関、弁護士さんに相談しなさい。自治体には無料の法律相談窓口があったりします。私自身、いわれも無いトラブルに巻き込まれて利用したことがあります。それが、社会における常識的なトラブル解決方法です。トラブル解決への経緯を公開すれば、それは他の方の参考にもなるでしょう。匿名の掲示板で個別の未解決のトラブルを相談しても、ほとんど意味がありません。結局、面白がられるだけです。

 では最後に、「お前は、いままで YBB を批判しているじゃないか。同類だ!」という問いに対して答えましょう。「アホかバカか!もう一度、前文を読み返せ!」

総務省が行政指導を検討 (2001/11/13)

苦情電話が殺到し重要課題に
問題続出のヤフーBBへ
総務省が行政指導を検討

 週刊アスキー(2001-11-27) の記事タイトルです。以下、要約です。


 総務省の電話相談窓にヤフーBBへの苦情が殺到しており、総務省も「ヤフーBBで困っているユーザーが多いと認識している」と、ヤフーBBを問題視している姿勢を明らかにした。総務省は今後、ユーザーサービスの実態調査を行い、行政指導も辞さない方針。

 一方、ヤフーBBからのユーザー離れも始まっている様子。ヤフーBBは9月、10月に発表してきた、申込者数や接続回線数を11月は行わないことを11月9日明らかにした。順調ならば公表するはずであり「悪評散々で新規申し込みが激減しているのでは」と見るのが自然だ。

 総務省発表の10月末DSL加入者数は92万人。前月から27万人増と大幅に増えた。その中で、ヤフーBBからはユーザーの逃げ出しが始まっている。


 短めの記事でしたが、総務省への取材が興味を引くところです。「市場の原理にまかせる」というスタンスは捨てて、実態調査を進めて行政指導して頂きたいものです。YBB をこのまま放置すると、日本の通信業者のレベルダウンにつながることになり、ひいては通信行政のあり方を問われることになるでしょう。

 また、この記事から毎月恒例の大本営発表は行われないということが確定しました。予想どおり、もう発表できる状況じゃないんでしょう。そもそも、10月末で50万はいってないと、当初計画の年内100万というのは無理なのです。先日発表された総務省のDSL普及状況では、前月から27万人増です。先々月から、つまり、YBB の正式サービス開始からだと41万人増です。試験運用期間のユーザー数4万を加えたところで、50万は絶対にいってないことが明白なんですね。たとえ今月大本営発表をして、モデム発送者数50万と言ったところで、意味のない数字であることが明白なわけですし、批判されるのがオチですからね。ソフトバンクの虚言癖が実証されたということです。(※10/22の中間決算説明会で示された「毎月サービス可能ユーザー数等を発表し、進捗状況を適宜開示する。」という約束を破っているという指摘がありました。株主にも嘘をつくわけだな。)

 もしかしたら、モデム発送者数のうち、結局、開通者が50%を切ってるなんてこともあるかもしれませんね。そこまで言わないにしても、そもそも YBB は距離縛りしてないわけですから、うまく繋がらなくてキャンセルした人も多いはず。そう考えると継続してサービスを受けてる人が50%を切ってもおかしくないかも。と仮定すると YBB の会員数は最悪15万程度かもね。

DHCP の仕組みを知るべし (2001/11/14)

 YBB は、IPアドレスを DHCP を使って付与してます。問題やトラブルも、この DHCP がらみが一番多いようです。他のADSLキャリアの方式とどう違うのか?

 例えば、フレッツ・ADSL は、PPPoE を使ってます。また、ACCA や eAccess は PPPoA を使ってます。どちらも PPP であり、ちょうどダイアルアップと同じような仕組みです。認証とIPアドレスのリース、DNSサーバーやデフォルトゲートウェイの取得が PPP によって行われるわけです。ID によってログインするので、ISP側は、いつ誰が接続して、どの IP アドレスが割り当てられたかがわかります。

 では、YBB(DHCP)の場合、どうやって IPアドレスを付与されるのか?DHCPサーバーには、リース可能な IP アドレス範囲が設定されてます。クライアントから要求(ブロードキャスト)があれば、その範囲内で空いている IPアドレスを期限付きでリースします。同時に、DNSサーバー、デフォルトゲートウェイがアナウンスされます。これで接続することができるようになるという仕組みです。よく IPアドレスがモデムに付与さると勘違いしている方がいますが、YBB のモデムはブリッジタイプでありルータではありません。IPアドレスは、パソコン(LANカード)に付与されます。モデムの後ろにルータを入れれば、ルータが DHCP クライアントになり(そう設定しないといけない)、ルータにIPアドレスが付与されます。DHCP という仕組みだけでは、誰が接続してるのかはわからないはずです。CATV の業者には、接続機器のMACアドレスを申請しなければならないところがあります。この場合は、MACアドレスで接続管理が可能だと思います。YBB はどうやって個別の接続を管理してるのかわかりませんが、恐らく物理的な回線レベル(例えば局側のDSLAM等)で把握しているのでしょうね。そもそも、管理する気はないというのが正解かもしれませんが。(笑)

 次に、めでたく DHCPサーバーから IPアドレスがリースされたら、クライアントは、リース期限の間、その IPアドレスを使うことができます。YBB の場合、今のところリース期限が 24h に設定されているようです。じゃあ、1日たったら再取得するのか?というとそうでもありません。普通、DHCPクライアントは途中で、リース期限の延長をリース元のDHCPサーバーに対して要求します。Windows の場合は、リース期限の半分(YBB の場合12hになりますかね)でこの要求を出します。要求が受け付けられるとリース期限が延長されます。もし、このリース期限の延長が受け入れられなかった場合、24h 間近になると、新しい IPアドレスを取得するための要求(ブロードキャスト)を出します。新しいIPアドレスがもらえればそれを使いますが、もらえなければリース期限が経過した IPアドレスの使用を中止して通信できなくなります。

 さて、YBB は DHCP がらみで2つの問題を抱えてます。ひとつは、「グローバルIP取り放題」という問題です。DHCPサーバーに設定されてるIPアドレスの範囲は有限です。意図的でないにしろ1人で複数のIPアドレスを取っている場合もあるでしょう。例えば、2台のPCを1台づつ交互に接続して使用している場合。一見問題ないように思いますけど、実は問題があります。ちゃんとDHCPサーバーに対してリースの解放してから、別のPCを接続しないとダメです。Windows はOSを終了してもDHCPサーバーに対してリースの解放要求を出さないことがあります。winipcfg (ipconfig) で解放してから、別のPCを使用しないと「グローバルIP取り放題」に加担していることになります。Macintosh の場合、解放ツールがないと聞きます。一部は設定で回避できるようですがよく知りません。また、HUBで複数台接続されている場合は、それぞれにIPアドレスがリースされ「グローバルIP取り放題」となります。これも知らずにやってる人がいるでしょうね。こういった行為の結果、リースできるIPアドレスが、なくなってしまう可能性は否定できません。次に問題なのは、「偽DHCPサーバー問題」です。今、疑われているのは AirMac です。私もアップルのサイトで調べてみたのですが、サーバーの設定でNATを使わず、ブリッジモードにして、DHCP サーバーを使ったケースが怪しんじゃないかと思います。これは設定の間違いですね。DHCPクライアントの要求に対して、この偽DHCPサーバーが、本物より先に応えてしまうと正しいIPアドレスが取れません。やってる本人も、たぶんわかってないんでしょう。

 「Yahoo! BB IP争奪戦 (2001/10/17)」で冗談まじりに書きましたが、正しく繋がっている限りは、パソコンの電源を入れっぱなしにして繋ぎっ放しにしておくというのは、あながち間違った回避方法でもないなと思えてきました。ユーザーの中には、繋がってたときのIPアドレス等を覚えておいて、適当に固定で設定する人まで出ているようです。ここまでくると、なんでもあり、なにをやっても許されるってかあ。(爆) YBB は、これらについてどういう対策をとるのでしょうね。

Yahoo! BB 他社回線潰し (2001/11/14)

 こんなことが実際に起こるのか?と、びっくりするような報告を見つけました。そもそも、フレッツADSLだったユーザーが、YBB に申し込み、10日前後で開通するから他ADSLを解約しろということで、指示どおりにフレッツを解約したそうです。その後、例によって放置を受けたために YBB を解約して、フレッツADSLを再契約して開通したとのこと。ところが、ある日リンク切れで接続不能に。NTT で調査してもらったところ、なんと YBB に依頼を受けたらしい業者がフレッツの回線を勝手に切ったとのこと。凄まじい「手違い」ですね。

 私は、こういった接続工事は NTT が YBB の依頼を受けて実施するものだと思っておりました。しかし、この件から YBB からの委託業者が工事することがあるとわかりました。ちゃんとした工事指示が現場にいってるんでしょうかね。と言うか、指示どおりに工事したら他社回線潰してまで自社回線を繋げるってことになるんでしょうか。どうして、こんな事故が起こるのか信じられないです。YBB の場合、局舎メンテナンス後に、繋がってた人が突然繋がらなくる人を時々見かけますよね。工事指示が混乱してて、解約してないのに切断するという「自社回線潰し」もあるんでしょうな。(爆)

 YBB は事務も混乱、現場も混乱、ネットワークも混乱、ユーザーも混乱と、混乱づくし。ついでに、YBB から NTT へ1回線について、「工事」「キャンセル」「工事」なんて工番の違う複数の依頼がきているケースもあるらしく NTT も大混乱。総務省、消費者センターは相変わらず YBB に関する苦情で電話が鳴りっぱなし。本当に相談したい人が連絡をとれずに大迷惑。いったい、この事態を YBB はどうするんだ?

 孫さん、あなたは「民間主導によるブロードバンド普及を目指すべきであり、そのためには、さらなる規制緩和が絶対に必要だ」と言っておられます。NTT や政府を批判し、ある時はコケにしてまで、常識を覆す手法をもって進めているこの大事業。これがあなたの言う IT革命なんでしょうか?革命には多少の犠牲は止むを得ない?それが、数万にのぼる放置民や、混乱に巻き込まれた犠牲者、セキュリティのことなど何も知らずに接続しているユーザーってことでしょうか?おそらく YBB は歴史に残る大失態として後世に語り継がれることでしょう。革命とテロは紙一重だってことが、よーくわかりました。

Yahoo! BB 全国的に障害発生 (2001/11/16)

 15日夕方頃から深夜11時30分頃まで、YBB は全国的な障害に見舞われたようですね。一時、DNSサーバーが全てアウトになり、ルーティングもボロボロになったようで、ご愁傷様でした。YBB のメンテナンス情報を見ますと、15日と、17~20日まで、ネットワーク機器のメンテナンスが目白押しです。次は、17日(土)の午前中が危険そうですね。バックアップ用のダイアルアップ接続を確保しておきましょう。

 しかしまあ、全国的に障害が発生するとは、いくらメンテナンスとはいえ戴けなませんね。私が常時接続(フレッツISDN)を始めて以来、体験した障害の中で最大規模だったのは、 2001/07/15 の45分間でした。全国的なものじゃなかったけど、この時は接続もままならない状態で困りました。この障害は、今も ASAHI-NET の障害報告ページに掲載されております。

 メンテナンス情報からたどって、YBB の障害報告を見ましたが、今回の障害はまだ載ってませんね。しかし、9月運用開始以来、10/31、11/8 の2件、そして今回を合わせても3件しか障害って発生してないんですか?まあ、障害は少ないに越したことないんだけど、YBB のDNSサーバーって普段でもヘクり気味だと聞くんですけど、それは障害じゃないのでしょうかね。ここは、値段相応のDNSサーバーってことで許さないといけないのかもしれませんね。(笑)

 ところで、今回の障害で、解約手続きできなくて年内契約確定した人がいたら凄く怒ってるでしょうね。YBB の狙いはこれだったのかも。(爆)

NTT西日本、フレッツADSLサービス開始予定 (2001/11/16)

12月25日サービス開始
愛知県:名古屋市、春日井市、稲沢市、岡崎市、江南市、豊橋市、豊川市
大阪府:交野市、堺市、四条畷市、松原市、寝屋川市、大東市、東大阪市、八尾市、枚方市、門真市

2002年1月下旬サービス開始
静岡県:静岡市、浜松市、沼津市、清水市、磐田市
愛知県:一宮市、岩倉市、小牧市、瀬戸市、大府市、知立市、津島市、半田市、尾張旭市、豊田市、七宝町
京都府:京都市
大阪府:大阪市、茨木市、河内長野市、岸和田市、高槻市、阪南市、守口市、吹田市、摂津市、泉佐野市、柏原市、富田林市、豊中市、和泉市、豊能町、美原町、熊取町、河南町
兵庫県:神戸市、西宮市、芦屋市、尼崎市、宝塚市、明石市、伊丹市、加古川市、姫路市
広島県:広島市、呉市、東広島市、廿日市市、福山市、海田町
福岡県:福岡市、北九州市

 大阪市が1月下旬なんですね。びっくりしました。8M発表時のプレスリリースにあった「大阪市周辺都市」という表現は、文字通りで間違ってなかったということですね。(なんということだ)

 私のところは載ってません。ちょっと残念ですが、まあ来年4月頃までには来て欲しいです。

Yahoo! BB 脱落者続出(私の周り) (2001/11/17)

 私の周りの Yahoo! BB 申し込み者 or 開通者に脱落者が相次いでおりまして、貴重な情報源、実験環境を失う危機に瀕しております。(笑) YBB の情報は、あちこちの掲示板やサイトで得ることできるので困らないとはいえ、やはり、周りの開通者が解約してしまうと、色々な裏付けがとれなくなり残念です。そもそも私が YBB に興味を持った理由は、8Mへ乗り換えるための情報収集中に、YBB が衝撃的なことをやってくれるので目が離せなくなってしまっただけです。(笑) 知り合いの開通者には、「とりあえず、しばらく様子みたら?」と無責任なことを言って解約しないよう話をしているのですが、どうなることやら。。。この知り合いの場合、日頃から YBB 側の調子がよくなかったらしくて、先日あった長時間の障害で解約を決心をしたようです。まあ、気持ちもわからないでもないので「解約するな」と強くは言えないですね。(このページ見つかったら怒るだろな)

 ところで、NTT西日本、フレッツADSL 8Mのサービス開始エリア発表ですが、どうも本家発表の掲載が消えてしまったみたいです。西日本がフライングしてしまったのでしょうね。フレッツADSL 8M の魅力は、同じフレッツ 1.5M からの移行がスムーズにいくことでしょうね。同じ観点から J-DSL も移行が簡単そうです。その上、無料アップグレードで料金は1.5Mと同じです。J-DSL ユーザーは万歳ですね。私が、ひそかに期待してた OCN + ACCA ですが、残念ながらかなりテンパッてるようです。事務処理が追いついてない模様。その上、最近は「他社ADSLを解約してから申し込み」となっているようでして、私が問い合わせた時点とは違う状況のようです。so-net + ACCA も相変わらずテンパッてて混雑中。ここ、ASAHI は ACCA が混雑してて、eAccess は比較的空いているようです。

 さて、YBB が問題続出している中、ACCA も eAccess も 8M は色々と問題をかかえてるようです。ACCA は、突然LINEが消灯して復帰できない問題があるようです。こうなると二度と繋がらなくなるらしく、ISPへ連絡して ACCA に対応してもらわなければならないそうです。ACCA は既に、問題の解析も終えて対策を発表してますので、徐々に問題は収束するでしょう。一方 eAccess も同様の現象が確認されてるようですが、特に公式発表はないようです。個別に対処してるようですので ACCA とは別の原因かもしれません。8M は 1.5M に比べて色々と難しいところがあるのでしょうね。ACCA、eAccess 頑張れ!

 我(?)NTT も 8M 開始で問題続出なんてことにならないようにして欲しいですね。まず思いつくのがモデム不足。これだけは勘弁して欲しいです。それと、機器の検証は大丈夫なんでしょうね?8M発表直前まで、しれ~っと「ADSL 8M はやらない」って言ってたので心配です。あとは 8M難民の動向次第でしょうか。結局フレッツへと雪崩れ込んで来たら混乱は必至?「そして、8M難民は安息の地を求めて再び旅に出るのであった」ってか。(笑)

久々に孫氏登場予定 (2001/11/18)

 平成14年3月期 中間決算説明会 ライブ中継が 11/20 17:00 より開始されるとのこと。久々に孫さんの登場です。孫ファンは必見ですね。(笑)

 今年、9月で20周年を迎えたソフトバンク。孫さんは挨拶文(名文なんで以下、全文引用)

 20年前といえば、ちょうどIT時代の幕開けでした。それから20年間、デジタル情報産業が日々成長する中で、ソフトバンクは「世界一のインフラ提供者になる」というビジョンのもと、ソフトウェア流通チャネルの構築、 製品普及を促す出版事業、インターネット市場の拡大につながる事業展開といった、様々なインフラ作りを手がけてきました。いま全力で取り組んでいるブロードバンドの総合サービス事業、「Yahoo! BB」もまさにこのビジョンに基づくものです。 ソフトバンクの経営理念は、「デジタル情報革命を通じて、人々が知恵と知識を共有することを推進し、人類と社会に貢献すること」です。これからも私たちは、新しい企業価値、株主価値の創造をめざし、社員1人ひとりがそれぞれの強みを生かして、人類と社会に貢献するため、さらなる努力を重ねてまいります。 新しい時代もソフトバンクは進化しつづけます。どうぞ、ご期待ください。

 とおっしゃってます。素晴らしいじゃないですか。特に経営理念が素晴らしいと思います。確かに、YBB にその理念が反映されてますね。人々が知恵と知識を共有するために、他人のコンピュータを見えるようにしてあるわけだ。(爆)

Yahoo! BB のこれだけのウソ (2001/11/19)

その場しのぎの対応で解約申し出かわす

”被害者”たちが語る
ヤフーBBのこれだけのウソ

問題が噴出しているヤフーBB。「うそをつかれて解約させない」という怒りの声が高まっている。
”被害者”の証言を紹介する。

 週刊アスキー(2001-12-4)の記事タイトルです。今週は1ページの記事でした。しかしまあ週アスは、かなり粘着に YBB 叩きを続けてますね。YBB のおかげで発行部数が増えたんでしょう。ラジ@の「週アス探偵団withふにふにラジオ」は話題になったので、お聞きになられた方も多いと思いますが、週アスの中に YBB でエライ目に遭ってる方が5人程いるようですね。ネタ取りで申し込むなら2名ぐらいで十分だと思うので、マジ個人で申し込んだ人がいるんでしょうな。ASCII ネットは遥か昔の話だし、後継の AIX(ASCII INTERNET EXCHANGE) も昔の話。自社が運営する ISP があれば、こういう被害者も生まれなかったのかも。しかし、ライバルであるソフトバンクの被害者になったあたりが、かなり笑える話ではあります。

 さて、記事の内容ですが今回は要約しません。と言いますのも、YBB 被害者への取材がメインなのです。「回線握り」と「接続できないのに請求」の実例をあげ、YBB の対応が、いかにいい加減で嘘ばかりであるかを記事にしてます。そして、最後に「ブロードバンドの流れに乗って、ひともうけをたくらんだヤフーBBのうそで固めた対応、ユーザーの怒りの声に、どう答えるのか。」で締めくくってます。こういった実例は、記事を読むまでもなく各掲示板にゴロゴロ転がってますからね。今さらという感じはします。

 注目は、「5万人が解約手続き中、困難になる100万人の年内達成目標」と題された囲み記事です。例によって内部リーク情報です。週アスは、「すでに解約した人数も合わせると、解約はすでに2割程度のユーザーにのぼるとみられる」と書いてます。10/5 発表の本申込者57万の2割なら11万ぐらいでしょうかね。

 笑ったのが「苦情は受け付けないが・・・ヤフーBBがすぐ使えるヤフーカフェ、秋葉原に」という囲み記事。先日オープンした「ヤフーカフェ秋葉原店」の記事なのですが、最後に「申し込んでも、サービスが受けられなかったり、簡単に解約できないヤフーBB。利用はカフェだけにするのが賢明かも」だってさ。大笑いしました。

NTT 側の工事って何? (2001/11/19)

 開通の過程で YBB が NTT へ工事依頼をすることが知られてますが、これはいったい何なのか?最近、掲示板で知ったこと。工事には2種類あるらしいです。「YBB のジャンパー工事」と 「NTTのADSL回線化工事」の2つ。このうち NTT が YBB からの依頼によって行うのは「ADSL回線化工事」なのだそうです。この工事は、YBB 側のジャンパー工事が行われている前提で工事をするらしいのです。ところが、実際には YBB 側の工事が終わってないのに、NTTへ「ADSL回線化工事」の依頼をかけてしまってることがあるらしくて、そのために、工事が終わってる(NTTから工事連絡がきている)のに繋がらないことが発生するとのこと。さらに混乱に拍車をかけるのは、当の YBB が、NTT側の「ADSL回線化工事」が終わると、全ての工事が終わったと勘違いするらしくて、繋がってないのに開通と認識してしまうようなのです。

 さて、NTTの「ADSL回線化工事」ってのは何なのか? これは、スプリッタを取り付けてADSL回線を分岐する工事のようです。これを、YBB 側が自分のモデム(DSLAM?)に接続する。そのモデムには複数のポートがついていて、このポートがなくなる(ポートの空きがない)と、増設工事が必要になるそうです。

 YBB のおかげで、普段知らないこと(知らなくても支障はないのだが)を色々と勉強できますなあ。フレッツは、こういった工事を自社で一貫して行えるから、すんなりといくんですね。ソフトウェアの世界でも、他システムとの連携って、なかなかうまくいかないものです。(笑) 責任範囲の切り分けで苦労したり、意思疎通が難しかったり、打ち合わせどおりに仕事が進まなかったり、蓋をあけてみたら仕様が違ってたりしてね。ハードの世界はソフトウェアのようにいい加減じゃないと思いますけど、意思疎通等の人間や組織が絡む部分は同じかもしれませんね。

ソフトバンク中間決算説明会 (2001/11/20)

 久々に YBB 大本営発表の数字が出ました。

<申し込み状況と内訳>

本申し込み
50万
 YBB工事工事未完了
(11月末完了予定)
2万  
机上申請NG12万光収容3万
モデム
出荷済
37万
INS5万
他社DSL3万
名義人違い1万
NTTジャンパー工事依頼済13万6営業日経過分
NTTジャンパー工事遅れ
工事完了報告漏れ
7万
NTTジャンパー工事完了23万  

<局舎状況>

 東西合計東日本西日本
竣工済局舎1,102507595
竣工ポート数992,436557,748434,688

 本申し込み50万(前回の発表から約7万人減ってる)のうち、注目の開通者数は23万人のようですね。モデムは37万個ばら撒いたようですので、モデムを受け取ったものの未開通の人が14万人(37万-23万)いることになります。この人達がなぜ未開通なのか?理由はNTT側のジャンパー工事の遅れや工事完了報告漏れが7万人。残り7万人は、ISDNや他社DSLを利用中で回線適合調査がNGだった人、申し込み時の名義人違いでNGだった人のようです。

 さて、局舎工事状況は、目標の1200局舎まで残すところ98局舎です。確保しているポート数は99万ですね。現状では63万(99万-23万-13万)のポートが余りまくりです。(笑)

 この発表の数字、そんなに大きな嘘はないような気がしてます。ただ、この数字のうち25万人もいる以下の人達の中身が問題なんですよね。

  • 机上調査NG 12万人この大部分が「放置民」なんですよ。そもそも局舎が開通もしてないのに本申し込みをさせたのが悲劇の始まりです。例えば、3ヶ月以上も待たされて「あなたの回線は光収容でADSL不可です。収容がえが必要です」って言われた人。それならと収容がえを依頼したものの放置されている人。ISDN、他社ADSLを解約しろと案内がきたので解約したにもかかわらず放置されている人。そもそも、そういった案内さえ来ないまま放置されている人。今さら「名義人が違う」と確認がきて、名義人の間違いを修正したにもかかわらず放置されている人。このように、YBB の事務の混乱に巻き込まれて、にっちもさっちもいかないのが12万の人達なんですね。
  • NTTジャンパー工事依頼済 13万人この人達は「回線握り予備軍」の集まりですね。YBB は今回の発表で、未開通の原因を、どうしても NTT の責任にしたいようですが、結局は YBB の混乱のあおりをくらった NTT も混乱してるというのが実態じゃないでしょうか。1回線に複数の工事依頼が出されてたり、YBB側の機器が準備できていないのに、NTTへ工事依頼がきていることもあるようですからね。まあ、「どっちの責任だとか関係ないから、さっさと開通させろ!」というのが、この13万の人達の願いでしょう。下手に逃げれば「回線握り」ですからね。困ったものです。

さて、この25万人の中で何人が生き残るかですね。半分が生き残ったら、会員数37、8万ぐらいにはなりますね。10数万のユーザーは逃してしまうけど、新規ユーザーを獲得していけば、ポートはいっぱい余っているわけですから申し込めば即開通。100万人も夢じゃない。ほんと豪快なやり口だ。感心します。

 今から YBB を申し込もうと考えておられる方。今はまだ混乱していますので止めておいたほうが吉。現在の積滞が処理されて、事務処理がまともにこなせるようになって、ネットワークがまともになって、大きなトラブルがなくなった頃に申し込むのが通の申し込み方といえるでしょう。それが、いつになるかはわからないけど。

Yahoo! BB 脱落決定 (2001/11/21)

 知り合いの YBB 開通者より解約した旨の連絡を受けました。しゃあないね。理由は「付き合いきれん!」ということだそうです。 「それは、私にか? YBB にか?」と問うと「両方だ!」と言われてしまいました。(爆)あとはスムーズに解約処理が進むことを願うばかりです。

 結局、私の知り合いで、YBB へ申し込んだのは5人。そのうち3人が開通前に脱落し、2人が開通しました。1人は速度が出ないということで即解約。最後の1人は、速度的には満足してたものの、時々繋がらなくなることや、ローカルIPを振られると速度が激減してたことが問題で解約です。YBB の DHCP周辺の問題にひっかかってたようです。 Linux をルータにして、外からのローカルIPをフィルターしたらどうだと薦めたのですが、たかがインターネット接続するのに、そこまでする気はないということでした。まあ普通に考えればそういうことですな。そんな苦労までして YBB と付き合う必要はないですね。当たり前の判断です。

 ということで、私自身も、これを機会に YBB から脱落することにします。この先しばらくは、 YBB を見てたところで何も変わらないでしょう。予想どおり、誤請求問題は引き落とし問題へ発展しつつあり、返金処理問題がクローズアップされるのも目前のようです。また、ネットワークがらみの問題も今のところ改善される兆しがありません。それに、昨日の大本営発表で、ある程度先が見えたような気がしてます。

 私にとって驚きだったのは、YBB のような手法でも商売が可能だということですね。そもそも、現状の ADSL接続業者って乗り換えが不便だから、囲い込んだ者勝ちってところがあるんですよね。暴論になるかもしれませんが、YBB は50万人を囲い込んでるってことです。だって、事務処理が遅々として進まない、解約できない、回線握られてるわけでしょ。そして、その50万人中、開通もしてなのに事実上囲い込まれてる人が半分以上いるという摩訶不思議な現象です。根本的には、各業者、業界はもとより、通信行政側も、申し込み、開通、解約、乗り換えのシステムを改良してルール作りをしないと、こういった問題は YBB に限らずなくならないということだと思います。そういう意味では、総務省に YBB 解約の相談するのも結構ですが、こういったシステムやルール改善の要望をあげることも必要かと思います。

 私も当初、フレッツから他社8Mへ乗り換えるつもりだったんですがねえ。ところが、最近、なんと NTTに囲い込まれてることがわかりまして。(笑) で、フレッツADSL 8Mbps を与えて頂けるまで待つことにします。(爆)

Yahoo! BB 推奨 LANボード (2001/11/23)

 昨日、ふらっと TWO TOP へ寄ってみたら、「Yahoo! BB 推奨 LANボード」という張り紙とともに、corega FEther PCI-TXS が山積みだったので、つい買ってしまいました。Yahoo! BB 推奨というからには、「LEDステータス定期点滅」とか「OS縛り」なんてことが起こるんじゃないかと期待したんですが、いたって普通のLANボードでした。(爆)

 いや、なかなか素直そうなボードですね。カニのチップがのった、いたって普通のLANボードです。ちゃんと ACPI にも対応してて、Suspend to RAM (S3) も問題なく可能です。私の手持ちの LANボードで、まともに ACPI に対応しているものって、メルコの LCI3-TXI しかありませんでしたので、これが2枚目となりました。ということで一応満足です。

 あとは、「繋がっていたのに突然繋がらなくなった」とか「サポートに連絡が取れない」とか「初期不良交換に2週間以上かかる」なんてことが起こらなければOKです。(爆)

掲示板って面白い (2001/11/24)

 掲示板って面白いんですよね。昔のパソコン通信を彷彿させるものがあります。私は、パソ通全盛時代、PC-VAN、Nifty、日経Mix、ASAHI の会員でした。(ASAHIは今も会員(爆))また、地元の草の根ネットに出入りしてましたし、自分自身も会員100名程の草の根ネットを運営しておりました。だから、その面白さや運営の難しさを身をもって体験してきた人間です。

 今や大小の掲示板があちこちに乱立しているご時世ですが、板それぞれ違った雰囲気があります。運営者、そこに集っている人々、語られる話題によって雰囲気や流れが決まるのでしょうね。これはパソ通のネット(ホスト)ごとに雰囲気が違ったのと同じです。例えば、某巨大掲示板は、独特の言葉遣いと、垂れ流しの掲示板システム、テーマ毎に乱立するスレッドが魅力的です。はじめは、とっつきにくいところがあるし、一見、膨大なゴミ情報の山にしか見えません。しかし、その中でキラリと光るものを見つけたり、くだらない冗談を言い合えるところが魅力的。他の掲示板、例えば、Yahoo がやっている掲示板は一味違います。まず、使いにくくて話題を追いかけにくいシステム。このシステムが元で、誤解を生んだり論争が起こったりします。その上、ここに集っている人が紳士気取りの人が多いようで、言葉の遊びが大好き。「それは推論に過ぎない」とか「根拠もなくそういうことを言ってはならない」とか、たかだか匿名の掲示板で何を言っているのやら。(笑) 個人的にはあまり好きな掲示板じゃありませんので、これぐらいに。(爆) その他、個人が運営する掲示板も多数あるわけですが、こちらは運営者が個人ということで触れないことにします。(某巨大掲示板は別にして(笑))ただ、やたら広告がある個人運営掲示板はロクなものがないですね。それと、個人的趣味ですが、掲示板システムはツリー型の掲示板が使いやすいですね。話の流れを追いかけやすいのと、テーマが混在しないのがいいです。

 私が思うに、掲示板の面白さは「匿名性」、これにつきると思います。この匿名性が諸刃の剣なわけですが、うまく掲示板を利用することで色々な情報を得ることができます。もし経験したことがない方は、あちこちの掲示板を覗いて見られることをお勧めします。こんなサイトを見てるよりもよっぽど有益だと思いますよ。(爆)

そろそろあれか? (2001/11/27)

 そろそろ NTT フレッツADSL 8Mbps の申し込み受け付け開始?確か11月下旬でしたよね。月曜には何か動きがあるのかと思いきや、何もなくて残念でした。8M難民はどうするのでしょうね?中には、YBB -> So-net -> OCN -> Biglobe 等と渡り歩いて、結局どこも開通しない状態に陥っている方もいらっしゃるようです。(笑) ご愁傷様です。が、ただ一言、言わせて頂きます。「じっとしとれ!」(爆)

 そろそろということでは、YBB も死に体の様相を呈してきました。(って言い過ぎか?)やはり、課金引き落とし問題はいくつか発生してきてますね。これはもう、YBB に返金してもらうしかありませんから、面倒ですけど頑張ってくださいね。YBB は「返金するのに証拠が必要」なんてことを言ってるケースもあるようですから注意。(何を証拠にすればいいんだ?)今後、「返金処理は順番に処理しておりますのでお待ちください」ってなことが起り得ますな。そうそう、最近、再度DBが変になったとか。WEBで修正したデータが元に戻ってることがあるようです。紙ベースの書類からデータを再反映させたのかもしれませんので確認が必要。接続関係のトラブルも収束する気配が感じられません。モデムが壊れると悲惨なようですよ。モデム交換に社内手続き上、最低2週間はかかるそうです。フレッツなら翌日か翌々日にはモデムが来るよね。(笑) しかし、よく壊れるモデムだこと。かなり品質悪いんじゃない? 相変わらず突然繋がらなくなる問題が結構起こってるようです。これも回線調査に最低2週間はかかるということらしいです。何をやっても2週間かかるんですね。YBB のメールサーバーは使いものにならないし、DNSも時々おかしくなる。こうやって見ますと、ACCA や eAccess の問題が可愛いく見えます。助かったね ACCA、eAccess。(笑) 解約関係も、どこもかしこも「回線握り」の話ばかり。内容証明も効果も薄れてきたようですし、総務省も、もうサジ投げかけてますね。「コロッケ握り(コロケーションスペースの予約占有問題)」も処理しなきゃなりませんぜ旦那。(笑) ラジ@に出てた週アスの編集者でしょうか、YBBに対して訴訟を起こすという噂も。明日発売の週アスに載るのかな。とりあえず今後の主流は訴訟ですか?(爆) まあ、ネタとしては美味しいかもしれませんね。小額訴訟を起こしたところで、本訴にもっていかれるでしょうし、その上、名誉毀損で反訴までされたら泥沼となって面白いかもしれませんね。(※週アスを見ましたら、訴訟を起こしたのは横浜市の男性会社員だそうです。慰謝料20万円の損害賠償請求訴訟を東京簡易裁判所に起こしたとのこと。小額訴訟みたいです。)

 もう冬も間近ですね。時間がたつのは早いものです。どれだけの方が、YBB や8Mのために時間を無駄にされたことでしょう。私も違う意味で無駄にしてしまった感はありますが。(笑)

小額訴訟 (2001/11/27)

 小額訴訟って制度は、賃貸住宅住まいの私にとって結構身近な話題だったりします。「敷金返還訴訟」ってのが、この制度を使って行われることが多いんですよね。私の場合、「現状回復義務」について、引越し時に大家さんと揉めかけた時に小額訴訟の勉強をしました。

 小額訴訟の利点は、1回の審理で結審し、費用がさほどかからない点です。ただし、30万円以下の金額の請求を目的にする紛争しか扱えません。また、1回の審理で結審するために、証拠集めを十分に行って提示する必要があります。じゃないと、いくら口頭で訴えたところで裁判では不利になってしまいます。小額訴訟は、弁護士をたてずとも本人訴訟で十分ですし、簡易裁判所へ行けば手続きのやり方も親切に教えてくれます。ただ、ひとつ落とし穴があるのは、原告が小額訴訟を起こしても、被告が通常訴訟への移行を求めれば(書面で行う)通常の裁判へ移行してしまうことです。こうなると1回の審理で結審することは望めません。通常の民事裁判を本人訴訟で行う場合、かなりの時間と労力が必要となります。大家さん相手なら、大家さんも手間、暇かけたくないので通常訴訟への移行するケースはあまりないようです。しかし、相手が会社(賃貸の場合なら管理会社)となると通常訴訟へ移行ということもあり得ます。通常訴訟となれば、半年以上にわたって数回の審理を経て和解の道を探っていくことになります。お互いに譲らない場合は、判決までに1年は覚悟ですね。相手から反訴があったりすると、もっと時間がかかるでしょう。

 さて、損害賠償請求訴訟を起こされた YBB は、どのように対応するでしょう。

  1. 原告へ訴訟の取り下げを求め、相応の解決金を支払い示談とする。
  2. 小額訴訟裁判に臨み和解、または判決をあおぐ。
  3. 通常訴訟への移行を求めて、通常裁判で和解、または判決をあおぐ。

素人なんで、他にも対応方法があるのかもしれません。まあ、素人考えということでお許しを。で、本来 YBB としては1を望むところだったと思います。しかし雑誌の記事になってしまったので、もう無理でしょうね。とすると、2か3ですね。2を選択すると、和解が不調に終わってYBBが敗訴してしまった場合に、異議申し立て、再審理しかできませんから不利。YBBとしては、訴え通りに20万円払っておさらばという選択はできますし、原告もそれを望んで訴訟を起こしているわけですから、和解が不調に終わることはないように思います。ただ、原告が決をとることに拘ったらYBBとしては嫌でしょうね。敗訴というのは避けたいところでしょう。そこまでこじれてるなら、3を選択して消耗戦に持ち込み、適当なところで和解に持ち込んで闇に葬るって線もあるかもしれません。

 週アスも記事にしたからには、結審までちゃんと取材をして欲しいですね。ちなみに、裁判記録は誰でも閲覧できるはずです。ただしコピーやメモは無理です。私自身、いわれもない紛争に巻き込まれた時に、地方裁判所で裁判記録を閲覧しました。裁判は原則公開されているものですから自由に見ることができます。ただ、訴訟の番号(正式にはなんて言うのか知りません)と被告名、原告名がわからないと資料を出してもらせませんので、ふらっと立ち寄って「YBB との裁判記録見せてよ」ってなわけにはいかないです。(笑)

接続遅れでNTT提訴も (2001/11/28)

 産経Webニュース速報 2001.11.28 00:10 の記事。『接続遅れでNTT提訴も。ソフトバンク。ADSLの回線工事が遅れ「数万件単位で解約が発生している」と孫社長。』だそうです。

 「提訴も」じゃなく、実際に提訴して欲しいですね。ソフトバンクへ応援メールを送ろう!!

東京新聞の記事

NTT東 フレッツ・ADSL 8M 提供開始地域 (2001/11/28)

平成13年11月30日(金)午前9時受付開始(提供開始日:平成13年12月25日(火))
東京都千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区
平成14年1月10日(木)午前9時受付開始(提供開始日:平成14年1月30日(水))
東京都23区、三鷹市、調布市、狛江市、小平市、国分寺市、府中市、立川市、八王子市、多摩市、昭島市、西東京市、東村山市、東大和市、国立市

提供局番一覧表

 NTT東日本のフレッツ・ADSL 8Mタイプ、提供開始地域及び受付開始日の発表です。西日本の発表はまだです。当初は東京の5区からスタートし、順次拡大というところのようですね。慌てることなく、混乱を回避しつつ、着実にエリア拡大することを望みます。とは言うものの、まだまだ数万の8M難民がいますからね。混乱するんでしょうね。(笑) なんで8Mじゃなきゃいけないんだ? <- お前が言うな!

NTT西 フレッツ・ADSL 8M 提供開始地域 (2001/11/29)

販売開始(予定)サービス提供予定エリア
(下記の各都市の一部で販売を開始します)
事前受付開始日
平成13年12月25日【大阪府】堺市・枚方市・八尾市・寝屋川市・松原市・大東市・門真市・東大阪市 ・四條畷市・交野市11月30日
【愛知県】名古屋市・豊橋市・岡崎市・春日井市・豊川市・江南市・稲沢市11月30日
平成14年1月下旬【大阪府】大阪市・豊中市・吹田市・高槻市・茨木市・富田林市・河内長野市11月30日
【京都府】京都市12月1日
【兵庫県】神戸市・姫路市・尼崎市・明石市・西宮市・芦屋市・伊丹市・加古川市・宝塚市11月30日
【愛知県】一宮市・瀬戸市・半田市・津島市・豊田市・小牧市・大府市・知立市・尾張旭市・岩倉市・七宝町11月30日
【静岡県】静岡市・浜松市・沼津市・清水市・富士市・磐田市12月3日
【広島県】広島市・呉市・東広島市・廿日市市・福山市・海田町 ・府中町12月4日
【福岡県】北九州市・福岡市12月1日
平成14年2月下旬以降のエリアについては順次発表いたします。

NTT西日本 フレッツ・ADSL

 前回のフライング発表と比較して、どこが変わったか見ますと、平成14年1月下旬サービス開始予定とされた、大阪府の岸和田市、阪南市、守口市、摂津市、泉佐野市、柏原市、和泉市、豊能町、美原町、熊取町、河南町が削除されました。そして、平成14年1月下旬サービス開始予定に、静岡県の富士市、広島県の府中町が追加されてます。

 NTT東日本のような、提供局番一覧表の発表はないようです。「具体的販売地域、時期等についての情報は決まり次第、本ホームページでお知らせします。」となってます。既にフレッツ・ADSL 1.5M サービスを利用しており、収容局からの距離が2.5Km以内の人は 8M 移行は大丈夫だと思います。しかし、それ以外の方は、提供予定エリアに入っててもちょっと不安ですね。

7万件って何なんだ? (2001/11/29)

 NIKKEI NeT マネー&マーケットの「<東証>ソフトバンクが続落」(2001/11/29 15:35) の記事の中で、『29日付の日刊工業新聞は、「ソフトバンクグループがNTT東西地域会社に申し込む非対称デジタル加入者線(ADSL)工事のオーダー約7万件の情報が、行方不明になっていたことが28日明らかになった」と報じた。』という文章がありました。

 「7万件」の情報が行方不明というのは、NTTが紛失したんでしょうか?それともソフトバンクが紛失したんでしょうか?この記事の文章から、いまひとつ読み取れないのですが、私の国語力不足かなあ。もし、NTT がデータを紛失して工事未となっているなら、ソフトバンクから再度データをもらって工事することになりますね。そしてデータを紛失した7万人の開通が遅れる。逆に、ソフトバンクがデータを紛失したのなら、紛失した7万人の工事は不可能ってことですね。しかしね。まさか、申し込み者の中で、自分のステータスを見ることができない人はいないでしょう?(勝手にキャンセルされてる人はいるようですが)少なくとも、WEB のステータスに連動しているデータベースにはデータはあるはず。ただ、YBB は、11月中旬頃までは、あちこちにデータベースがあって連動してなかったそうですから、工事のオーダーを出すデータベースから7万人無くなってたってことは無きにしも非ずですね。もしそうであったとしたらどう復旧します?そもそもステータスはあてにならない状態ですから、正となるデータベースがないじゃないですか。とすると、書類ベースで再構築ですよね。そうやって、再構築した結果、7万人足りないことが判明したのかな?

 実態はよくわからないけれど、この7万という数字は、11/20にあった「ソフトバンク中間決算説明会」でも出てきましたよね。まず、本申し込み者が減少した人数が7万人。それと、NTT側のジャンパー工事の遅れや工事完了報告漏れで6営業日を経過している件数が7万件。この件では YBB は NTT に対して提訴も辞さないという記事が昨日出たところです。YBB は7万人の遅れは NTT のせいだと主張してる。別ソースで NTT は数百件の遅れは認めたものの、緊急工事で対応済みと言っている。もう、何が真実なのかよくわからんですなあ。

 YBB は、これまでの顧客管理システムを11月中旬を目処に再構築した。とともに、グチャグチャになってしまったデータの再構築を申請書類をベースに再入力、修正した。SELECT COUNT(*) したら、中間決算発表で発表した50万になった。と、アレ?この前数えた時には57万件だったのに7万件はどこに? NTT に出したつもりが出してない申請書類が7万件。これを NTT が工事していないと錯誤して「訴えるぞ!」に発展。よく見たら、行方不明7万件が発覚。

 いかがでしょう。ちょっと無理がありますかねえ。しかし、こう、7万、7万と連呼されると気になるんですよね。

※インプレスより「Yahoo! BB、ジャンパ工事が未完了の5万件についてNTTへ督促・調査依頼」という記事が出てますね。

7万件の工事情報行方不明 (2001/11/29)

 日刊工業新聞の元記事を読むことができました。YBB は先週末まで、工事の申し込み情報やNTTからの工事完了情報を把握できない状況にあったようで、YBB から NTT への要請で、両者のデータベースを相互に突き合せて、合計7万件のオーダーを再確認したということだそうです。その結果、NTT側の工事漏れ200~300件が判明し緊急開通工事が実施されたとのこと。しかし、約1万件については YBB からオーダーがあったのかどうかを含めて、いまだに所在が判明していないとのこと。以上の内容が、NTT東日本への取材で明らかになった模様です。それに対して、YBB 側は「データ突合せは、あくまでこちらのオーダーに対し期日どおり回答が無いことに対する問合せ。まだ5万件の返答がない」と反論。NTT側は、「数百件はこちらの責任だが、7万件に及ぶ大量の工事漏れがあった事実はない」と主張しているとのこと。

 「7万件の工事情報行方不明」というのは大げさですね。要は「ソフトバンク中間決算説明会」であった、NTT側の工事遅れ、工事完了報告漏れの7万人のデータを NTT のデータと突き合せてチェックしたということではなかろうか? その結果、NTT側で200~300件の工事漏れが発覚して、1万件のオーダーが NTT 側で認識できていないということがわかったということでしょう。行方不明になったデータは1万件であり、なぜ行方不明になったのか原因は別にして、この1万件は YBB 側にデータがあるのだから NTT へ工事するように工事申請すればいいだけです。YBB のコメントの中にある「まだ5万件の返答がない」というのは YBB側で5万件の工事完了報告がないと認識しているということでしょう。じゃあ、この5万件も実際に工事できているかどうか NTT へチェックするように督促して工事完了報告を上げてもらえばいいですよね。

 実際の申し込み者側から見た事象と付き合わせてみると、「行方不明の1万件=申請済み放置民」「工事完了報告漏れ5万件=開通済みモデムなし放置民」ってところでしょうか。ただ、YBB が、なぜここまで放置してきたのか不思議です。他のキャリアでも発生することなんでしょうかね。YBB は母数が大きいからこうなってしまっただけ?

NTT西 フレッツ・ADSL 8M モデム買取のみ (2001/11/30)

 なんと、NTT西日本が提供する、フレッツ・ADSL 8M は、モデム買取のみとなることが発覚しました。ここに書いてますね。

タイプ1:ADSLモデム、スプリッタ、屋内は配線をお買い上げの場合です。(8Mプランの場合、ADSLモデムはお買い上げのみとなります。

と書かれてます。NTT東日本はモデムレンタルがありますね。モデム買取なら他業者にする人が多くなるんじゃないでしょうか。西日本は大失敗。

Yahoo! BB が総務省、公取委へ NTT への行政指導を求める (2001/11/30)

 NIKKEI NeT の記事によりますと、孫さんは「NTT東西地域会社が契約通り利用申込者に対して接続していない」と総務省と公正取引委員会に証拠書類を提出し、行政指導を求めたようです。

 NTT東西とかわしている、「YBB 側の工事終了後、6営業日以内に利用申込者の接続工事終える」という契約を守られていないケースが5万5千人分あるということらしいです。YBB 側は、100万回線の工事が終了している(中間決算説明会で発表された竣工ポート数)にもかかわらず NTT側が10万数千件もの最終接続工事にとりかからなかったために、3ヶ月近く放置されている客がいると主張してます。

 5万5千人の放置民の皆様、おめでとうございます。証拠書類もあるようですので、総務省、公取委も NTT への調査を実施するのではないでしょうか。事実関係を確認後、 NTT への行政指導が行われることになるかと。。。

 でも、放置民の方にとっては、そんなことはどうでも良い話ですね。とにかく繋がって欲しいわけですから。心配なのは、YBB が提出した証拠書類の中、あるいは YBB が把握している10万数千の中に、キャンセルした人が含まれてないか?ってところですね。この方達は、繋がって欲しくないわけですから。(笑) 調査もろくにせずに YBB の要求どおり NTT が動いたとすれば、せっかく解放されたと思った「回線握り」が、再び「回線握り」されることになったりして、ややこしいことになってしまいますね。

ソフトバンクの工事情報不明 問われる管理体制 (2001/11/30)

 日刊工業新聞(30日付第14版)の記事によりますと、NTTとYBBは、YBB からオーダーがあったのかどうかを含めていまだに所在が判明していない1万件のデータについて工事を実施することで合意したそうです。NTTは、「一部キャンセルオーダーが含まれている可能性があるものの30日までにすべての開通工事を完了させる」とのこと。

 現在、30日23時ですが、下請けの人は必至に緊急工事をやってるかもしれませんね。しかし、豪快な合意内容ですね。(笑) キャンセル分のチェックを実施せずに、YBB の要請どおり強行工事するってことですね。YBB キャンセル処理中の人は工事されないことを祈ってください。「続・回線握り」されたら、今までの苦労が水の泡になってしまいます。

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