フリーのお仕事1998年12月

またマシンが欲しくなってきた (1998/12/08)

 なんか、またマシンが欲しくなってきました。Linux 用マシンのリプレースをしたいんです。今、Pentium 166MHz、Memory 64Mbyte、HDD が 5Gbyte の構成です。K6-2, ASUS P5A-B, SDRAM 64Mbyte, ATX Case, HDD 4.3Gbyte で7万前後です。CD-ROM、ビデオカード、サウンドカード、キーボード、マウスは今のを流用します。たとえ、これらを新調したとしても10万前後で新調できそうですね。

 Visual Studio を新規購入するお金で、マシンが2台も買える時代になりました。ソフトがいかに馬鹿高いかがよくわかります。ハードはどんどん安くなっているのに、MSのソフトは昔と同じかそれ以上の値段になってます。

今年は失敗だあ (1998/12/25)

 今年は、仕事的には失敗の年でした。まあ、ここまで景気が冷え込むとは思わなかったし、立場もわきまえず仕事を選んだりして、今や生活苦です。(苦笑) それと、残念なのは、何か新しいことを会得したという実感がないことですね。そんな中でも、唯一面白かったのは Linux です。やはり仕事と直接関係ないことは面白いものです。でも、この Linux は精神的な面でマイナスの影響を与えてくれました。色々なソースを見ていると、自分のやっていることのレベルの低さを実感せざる得なかったんです。なんで、こんな良質なソフトがフリーで配布されてるんだろう、それに比べて自分は低レベルなことやってるなあ、と真面目に考えさせられました。

 UNIX は設計がシンプルなんですね。X も同様にシンプルな設計です。ベースがシンプルだから、ソフトも開発しやすいんだと思います。敷居が低いというのもうなずけます。一方、Windows 系はベースが複雑です。今だにわからないことだらけです。(笑い事じゃない) ソフトを開発するには、この複雑なしくみを理解しなくちゃいけません。そういう意味では敷居が高いんですね。

 かと言って、じゃあ、UNIX で Windows 並みに、複合文書が扱えて、ホイホイとオブジェクトを埋め込んだり、リンクしたりできるソフトを UNIX 上で実現できるんでしょうか。シンプルな通信手段は色々とあるけど、これといった標準がないような気がするんです。UNIX がこの問題を解決していないのなら、「Windows アプリケーションの開発は敷居が高いけど、それを乗り越えれば、高機能なソフトを簡単に作れる」と言えますね。UNIX については、私自身が勉強不足なだけに、実は「UNIX の世界じゃこういう標準の仕組みがあるんだよ」というものがあるのかもしれません。商業ベース UNIX のデスクトップ環境が、どのように進歩しているのか興味あるところです。 

 今年の話をしようと思ってたら全然違う内容になってしまいました。来年は、Windows 2000 も見えてくることでしょうし、Linux がブームなのか、本物なのかが見えてくる年になるでしょうね。個人ユーザーのデスクトップへの道は険しいでしょうが、企業ベースで導入が本格化してくれればと思います。部門サーバーに NT を入れるぐらいだったら Linux を導入するというのは十分検討に値する選択肢でしょうし、今まで問題となっていたサポートの問題も、徐々に解消されつつあるようですからね。

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