Windows UIへの疑問

 マイクロソフトは、いつの時代もアプリケーションのデザインはかくあるべしというガイドラインを提示しています。今時はタブレットを意識したのっぺりとした無駄に領域を使った画面にしろとのこと。しかもウィンドウを重ね合わせるような使い方はしないしさせません。しかし、これはもう Windows とは呼べないんじゃないでしょうか? 昔 Windows 1.0 が発売されたとき、ウィンドウをオーバーラップできずにタイル状に並べるしかできませんでしたが、今はその時よりも退化していると私は思っています。しかも、のっぺりとした無駄な領域だらけの画面は一画面に収まる情報量の低下を招いており、パソコンの高解像度のディスプレイなんて意味がないようです。確かにスマートフォンのような狭い画面ならば有効なUIですが、タブレットクラスの画面になるとウィンドウをオーバーラップさせてマルチタスクさせるスタイルのほうが有効だと思います。これはマイクロソフトに限らず Android も同じだと思うのです。あるアプリの表示を確認しながら別のアプリの作業を行うような普通のスタイルができないのは苦痛です。

 これが、一時の流行に終わることを切に望みます。一時期、全ての Window のパーツが、これでもかというほど3D化されました。ボタンはとんでもなく浮いて描かれ、テキスト入力ボックスはとんでもなく窪んで描かれていたことを思い出します。今のUIも、その程度の流行で終わって欲しいものです。

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