IT技術者:関西も不足 景気回復やシステム需要拡大
毎日新聞 2014年11月07日 08時00分
IT技術者の人手不足が、関西でも深刻化してきた。従来、首都圏が中心だったが、景気の回復基調を受け、関西でも技術者が集まらなくなってきている。即戦力の経験者が集まらず、新卒、さらには外国人頼みの様相も強まっているが、発注側のメーカーにとってはシステム更新の先送りなどが続けば、グローバル競争にも影を落としかねない。
だそうです。にもかかわらず、私は参画すべき案件が決まらずに、のほほんと日々を過ごしている始末。なんとも情けないお話です。。。
IT土方が足りないとのお話の中には、プロジェクトが炎上してて人手が足りないという話もあるみたいです。関西の某所では、300時間/月稼働という過酷な現場があるとの噂を聞きました。私は30云歳以来、そういう現場を経験していないので到底無理だなぁなんて思うわけですが、今現在もこういったプロジェクトってあちこちにあるんでしょうか?とすると、この業界は20年間まったく進歩していないということです。情けないお話です。「プロジェクト管理はこうあるべき」だとか、「要件定義、基本設計は。。。」だとか、色々なアプローチでシステム開発の手法は改善されてきたはずなのですが、そういった過去の知見が生かされていないのであれば残念な話です。
もしかしたら、昔よりもシステム開発の現場は劣化しているかもしれません。最近、欠陥マンションのニュースをテレビで見ました。マンション建てたら、配管を通す管をいれるのを忘れていたとか、屋上がボヨボヨで雨漏りし放題とか。こういうことって高度成長期の日本では考えられなかったことじゃないでしょうか?建築業界が劣化したように、我々IT業界も劣化しているのかもしれません。昔、銀行のオンラインシステムを構築した先輩方の時代では考えられないような劣化が進んでいるような気がします。