Vine を入れてみた (1999/05/01)
DOS/V マガジンの付録CD-ROM にあった Vine をインストールしてみました。インストール時に目立った問題は起こりませんでした。唯一ドジったのがネットワークカードの設定です。NE 2000 コンパチのパラメータ指定で入力ミスをして DEL キーで消したのですが、それが災いしてかインストーラーがハングアップしてしまいました。見かけ上の入力値は正しいものでしたが、編集動作によってゴミが入ってしまったのかもしれません。再度インストールしなおして、正しくパラメータを入力すると問題なくインストールできました。それと、X の設定はインストール時に細かな指定ができませんでしたので XF86Setup で設定しなおしました。
startx で起動するデフォルトのウィンドウマネージャーは、日本語化バッチリの WindowMaker です。メニューやアイコンも設定済みで起動します。その他、日本語環境については過剰と思われるぐらいです。様々なコマンドのメッセージが日本語化されて表示されます。例えば df と叩くと日本語で「空き容量」というふうに表記されて驚きました。そのため、コンソールでは kon しておかないと化け化け状態で、ちょっと困ってしまいました。(笑) KTerm から叩く分には関係ないでしょうが。。。また、簡易エディターやメーラーが付いてて随所に工夫が見られます。
が、私は既に TurboLinux を常用していて、自分なりの環境が構築されてしまっていますので、今さら乗り換える気は起きませんでした。住めば都とは良く言ったものです。Vine にしても TurboLinux にしてもインストールできてしまえば勝ちで、そこから先は自分の工夫次第だなと思いました。どっちも RedHat ベースには変わりないというのが実感です。後は、ディストリビューションの進化と申しましょうか、各パッケージの新しいバージョンのリリース度合いなんかが重要でしょうが、こちらは Vine のほうに分があるかもしれません。TurboLinux は出したら出しっぱなしと言った感は否めませんね。すぐにメジャーバージョンアップして販売するようでは、こちらの身が持ちません。(笑)
ありゃりゃ 2.2.7 になってる (1999/05/08)
カーネルは 2.2.7 がリリースされてるんですね。相変わらず TurboLinux 謹製は出ないです。PHT は何をやってるんでしょうか?ところで RedHat 6.0 がリリースされたようですね。RingServer がミラーしてくれてますが、全部 Get するには力がいります。
もう 2.2.8 なんですね (1999/05/16)
もう、2.2.8 になってるんですね。しかも 2.3 系の開発バージョンがスタートしたとのこと。最近、忙しいこともあってカーネルを追いかける気力がありません。(笑) TurboLinux 用のアップグレードは相変わらず更新をストップしたままです。次は 4.0 でと考えているのかもしれません。
TruboLinux は snapshot が旬 (1999/05/18)
PHT サイトの update は更新が滞っているものの snapshot は随分更新されていることに気づきました。kernel は 5/12 付けで 2.2.6 が登録されています。なお、i386 パッケージの中で、一番古い更新日付が 99/04/12 となってますから、私が「更新されない」と文句言ってたのはお門違いということになります(苦笑) ごめんなさいです。TurboLinux ユーザーは ftp://ftp.pht.co.jp/pub/turbolinux/snapshot/ をご覧になってください。
kernel-2.2.9 が PHT の snapshot に登録されてます。このパッケージの SPEC を見る限り、今まで含まれていた uusbd が含まれていません。どういうことなんだろう???まだ、パッケージを作ってないのでなんとも言えませんけど。。。
ところで、snapshot のほうは TurboLinux 4.0 となるべきもののようです。turbolinux-release-4.0-1.src.rpm というソースパッケージが存在しますしね。よーく見ると、更新日付が新しくてもパッケージのバージョン自体は同じというものがたくさんあることに気づきました。4.0 へ向けてパッケージの更新、チェック作業が始まったということでしょうか。
今後 USB はどうなるのか? (1999/05/23)
kernel-2.2.9 で uusbd が削除されてた件ですが、どうやら uusbd の開発がストップしたというのが真相のようですね。しかし、USB のサポートは、2.3 系の開発バージョンでは含まれているようでして、今後カーネルに含まれる形で開発が進められるのではないかと思います。
ちなみに TurboLinux 謹製の 2.2.9 は、相変わらず include/video がパッケージに含まれていないものの、ソースパッケージからバイナリパッケージをすんなりと作ることができました。
SAMBA 2.0.4 (1999/05/23)
SAMBA が 2.0.4 になったことを知りバージョンアップしてみました。RingServer で TurboLinux 用のバイナリパッケージを探したのですが、ありませんでしたので、RedHat 用のソースパッケージを GET してバイナリパッケージを作りました。SPEC を見た限りでは、特に修正の必要がなかった(ないと思った)ので、そのまま rpm -ba しました。
2.0.3 との違いは、NT がらみのセキュリティ関連機能の追加らしいのですが、私の用途にはあまり関係のない話のようです。ただ、今までの設定 に大きな誤りがあったことに気づきました。それは、coding system の指定です。実は coding system=cap でやってましたので、Linux 側で SAMBA で共有しているディレクトリを見ると日本語ファイル名が化け化けでした。ところが、この指定は UNIX 側の漢字コードに設定するのが基本だということがわかりました。敢えて cap を使うというのも有りなのですが、普通は、client code page=932 coding system=euc
とするのが正解のようです。こうすると、Linux 側でも日本語ファイル名が正常に表示されるようになりました。その他、http://samba.bento.ad.jp/ を見ると知らなかったことがザックザク。(苦笑) 改めて SAMBA の偉大さを知りました。