フリーのお仕事2000年10月

IT革命 (2000/10/16)

 「IT革命」の IT って「情報技術」の略だったんですね。つい最近まで知りませんでした。森首相を筆頭に、野党まで IT、IT って叫んでる今日この頃ですが、言ってる本人達が「情報技術」をわかってない方ばかりですから、期待するほうが間違いだと思います。(笑) 行政における各種手続きを自宅のパソコンからできるようなシステムを構築する等、自らの足元を固めてから世の中の IT を語っていただきたいですね。そういう効率化のほうが、よっぽど税金の無駄遣いが減って嬉しいです。IT産業をバックアップするために金を使ったって、それは一部の人達だけが恩恵を受ける可能性が大です。私にまでお金がまわってくるのなら許しますが。。。(爆)

三菱 (2000/10/25)

 「三菱自工」のリコール隠しから始まった三菱バッシングは、欠陥車問題まで報道されるようになってきましたね。実は、身内に三菱自動車関係者がおりますので、あまり触れたくはなかったのですが、ここに見られる問題の構図が、私が経験した三菱ディスプレイ問題と似通っているので、敢えて書くことにしました。

 この問題の根は結構深いところにあります。単に「販売サイトとメーカーの連携の不味さ」と捕らえただけではダメだと思います。おそらくメーカーは、販売(営業)サイトを管理できてなかっただろうし、そういう気もなかったんだと思います。メーカーとしては売れればOKなわけですし、品質保証、管理なんて金にならないようなことをやりたくないはずです。売ってしまえば、あとは販売サイトに押し付けるようなところがあったのかもしれません。一方、販売サイト側も、問題隠しを行わなければならない理由、雰囲気があったということでしょう。システムがタコで報告するのが面倒だなんていうつまらない理由があるかもしれないし、上からの圧力で報告できないような雰囲気があったのかもしれないし、もしかしたら、報告しても何も変わらない、無意味であるということがあったのかもしれません。でないと、前代未聞の大量の「リコール隠し」なんてことが発生するわけがないでしょう。こういった延長線上に最近発覚した欠陥車問題への対応の不味さがあるわけです。

 理由はどうあれ、おそらく問題の根は「企業体質」でしょうね。これを治すことは一朝一夕にはできません。だって、私がトラブルを経験した三菱電機だって、何年もの間(私が確認している最初の事例は1994年)、同じようなトラブルを起こしては、不味い対応繰り返してきたわけです。聞いたところ、今だって同じことをやってるようですよ。三菱は、IT革命以前の問題でして、もっと基本的な部分から革命を起こさないとダメなようですね。三菱電機、特にディスプレイに関わっている方々に言いたい!三菱自工は、自分とは違う組織だと思ったら大間違いです。あなた方は、三菱自工と同じようなことをやってます。今度は三菱電機が吊るし上げられるかもしれませんよ。

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