MacBook Pro BootCamp と Hyper-V

 先日、購入した MacBook Pro に BootCamp で Windows 10 Home を入れました。友人から「BootCamp はインストールでトラブルぞ!」と脅されておりましたが、くねお電脳リサーチさんの「思ったよりも簡単!MacBook ProにBoot CampでWindows10をインストールした手順を解説します」を参照しつつ作業を進めたところ、あっけなくインストールすることができました。私は Windows 10 Home のインストールディスクを持っていたので、記事の手順のようにISOイメージは作らずに、外付けディスクを接続してインストールしました。

 さて、無事 Windows 10 Home をインストールすることができたので Pro 化した後 Hyper-V をインストールしようとした時のことです。コントロールパネルの「プログラムと機能」にある「Windows の機能の有効化または無効化」から Hyper-V をチェックしてインストールするわけですが、

のように、一部機能をチェックすることができません。これはよくある話で、私も何度も経験しており BIOS の設定で Intel CPU の 仮想化支援機能を ON にすればよいとインプットされています。では、BIOS 設定画面を表示するためにはどうするか?これも Windows 10 なので「設定」の「更新とセキュリティ」「回復」から再起動して辿っていけば UEFI の画面を再起動して表示するメニューがある、、、、ん???あるはず???どれだ???と見つけることができずに固まってしまいました。

 これは私にとって顔面蒼白の事態です。ここ数年、開発環境は Hyper-V で案件毎に構築しています。出先には外付けHDDにHyper-Vのイメージを入れて持ち歩いているのです。現在進行形の案件もしかりで、Hyper-V が動かないノートパソコンなど無用の長物であり、Mac と Windows パソコンの2台持ちかと覚悟しました。しかし、「いや先達も同じように困ったに違いない」と思い直し Google 先生にお伺いをたてると情報をチラホラと見つけることができました。

 結論から言うと MacBook Pro BootCamp で Hyper-V を使うことができます。ただしIntel CPU の 仮想化支援機能を ON にする方法は、

  1. OS X を起動する
  2. OS X から起動ディスクを BootCamp にして再起動する

という手順を踏む必要があること。シャットダウンした状態から Windows を起動すると仮想化支援機能は ON になりません。必ず OS X を経由して起動する必要がある、つまり OS X が仮想化支援機能が ON にしてくれるようです。Windows からシャットダウンせずにサスペンドして使っている限りは ON のままなので通常の使用においては大きな支障はありません。が、ちょっと気を使うのは確かです。BIOSの設定画面を触らそうとしないのが Mac の思想というのならば、私はその考え方が大嫌いです。(- -;) 正直、昔から Mac は嫌いなんですが。。。

 といういうわけで、めでたく Hyper-V も使うことができるよになり MacBook Pro は無事現場デビューを果たすことができました。今回の案件は Mac がらみの開発もありますので活躍することになるはずです。先日まで使っていた TOSHIBA dynabook KIRA V73 と比べると、同じ13.3 inch のノートパソコンとはいえ、MacBook Pro のほうがずっしりと重みがあり(1.58Kg – 1.1Kg = 0.47Kg)年寄りには持ち運びがきついです。画面はもちろん MacBook Pro のほうが綺麗ですし、動作もキビキビしています。KIRA を引退させるには忍びないので、しばらくは使い分けをすることになりそうです。

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