今年は案件に振り回された1年でした。忙しくて振り回されたわけではありません。年始から予定していた案件がスタートせずに別件に参入するという事態に見舞われました。春には予定していた案件がなくなってしまったり、スタートした案件が縮小して仕事がなくなったりと散々な状態になりました。夏を過ぎてからは、声のかかった案件がスタートせずに数か月を無駄にするという始末。フリーランスという立場で仕事をする身には厳しい結果となりました。
なぜ、こういう結果になったのかについては分析と反省をしなければいけないと思っていますが、理由のひとつに発注側の不誠実さがあると思ってます。もちろん私自身の読みの浅さは反省しなければなりません。しかし、発注側は圧倒的に優位な立場です。その立場を利用して、下請けをもしもの時のための保険のように利用したり、あるいは口約束(先方は決して約束にならないように注意しています)を簡単に反故にしたりするようなアコギな商売がまかり通っています。一昔前は下請け会社と共存・共栄するという意識が上位会社にはあったのですが、今やそういう意識を微塵も感じることはなくなってきました。上位会社がアコギなら、下請けもリスク回避のためアコギなことをやらざる得なくなり、その先の下請けもアコギに、、、と負の連鎖が生まれているのではないでしょうか。
来年はこの負の連鎖に巻き込まれないように注意したいと思いますし、私自身もっとしたたかにバカにされないようにやっていきたいなと反省しています。