ODP.NET Managed DriverでOracleクライアントいらず

 皆さんは ODP.NET Managed Driver をご存じ?実は昨日まで知らなかった私はヘタレSEです。

 一般にアプリケーションから Oracle に接続する場合は、コンピュータに Oracle クライアントをインストールしてOracle Call Interface (OCI) を通してお喋りします。馴染みがあるところでは Oracle Data Provider for .Net(ODP.Net)、古いタイプの Oracle JDBC Driver、PHP OCI8 などの基盤やドライバでOCIが使用されています。一方 Java の場合、Oracle Thin JDBC Driver を使えば Oracle クライアントを介さずせずに直接 Oracle に接続することができます。つまり Oracle クライアントをインストールする必要がないということです。

 前振りが長くなりましたが、Windowsで ODP.NET 使ってOracleと喋っている場合は、Oracle 12c から提供される ODP.NET Managed Driver を使えば Oracle クライアントなしで直接喋ることができるようになります。インストール、設定方法は割愛しますが、簡単に ODP.NET から移行できます。と、偉そうに語っていますが、昨日、お客様の元へ出向いた際に教えてもらいました。さっそく近々稼働させるシステムを ODP.NET Managed Driver に切り替えてみました。どの程度、今までの ODP.NET と互換性があるのかは研究の余地はありそうですが、普通に使う分には今のところ問題は出ていません。問題が発生したら数カ所の修正で元へ戻せます。

 ITの世界は日進月歩、いや秒進分歩ですね。ノンビリと狭い世界で仕事をしてたら取り残されてしまいますね。

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