TurboLinux 導入記 1999年6月

TurboLinux 4.0 (1999/06/07)

 7/9に出荷が開始されるようです。kernel は 2.2.9 ベース。日本語入力は、ATOK12 SE for Linux と Wnn6 Ver.3.0 がバンドルされるとのこと。また、デスクトップ環境としては、日本語化された KDE, GNOME が入っているそうです。Wnn6 Ver.3.0 というのは何なんでしょうね。オムロンソフトウェアには、現段階で発表がありませんから、OEM版として Ver.3.0 が出るのでしょうかね。あるいは近々発表があるのかもしれません。

 Vine や RedHat 日本語版なんかが出たあおりでしょうか、差別化を意識した力の入れようです。TurboLinux 3.0 が中途半端だっただけに、ちょっとは期待できるかもしれません。

WindowMaker 0.60.0 (1999/06/12)

WindowMaker 0.60.0 がリリースされていることは知っていたのですが、なかなか時間がとれなくてパッケージ作成まで手がまわりませんでした。今回のバージョンでは設定ファイルを多少修正しなくてはいけません。~/GNUstep/Defaults の下にある WMGLOBAL と WindowMaker に MultiByteText=YES; を記述してやる必要があります。これを忘れると日本語が文字化けしてしまいます。このパッチを作るのが面倒でパッケージ作成が延び延びになってしまいました。

 というわけで、パッケージができましたのでプライベートパッケージに置いておきます。今まで WindowMaker を使っておられた方はバージョンアップ後に、上記設定ファイルを手修正したら良いでしょう。初めて使われる方は、wmaker.inst を実行して下さい。たぶん(弱気)ちゃんと日本語メニューが使えると思います。


kernel-2.2.10 (1999/06/20)

 kernel-2.2.10 が出ました。2.2.9 ではセキュリティ問題が出ているようですね。2.2.9 のパッチもあるようですが 2.2.10 では解決しているとのこと。TL の 2.2.9 の SPEC を修正して 2.2.10 のパッケージを作成しました。そのうち TL 謹製のもリリースされることとは思いますが TurboLinux 4.0 の発売を控えてますから Update は若干タイムラグがあるのではないかと思ったわけです。2.2.9 の問題がセキュリティ問題だけに、すぐにリリースされることを望みますけどね。

タイトルとURLをコピーしました