Windows にはうんざり (1999/09/11)
なんか Windows にはうんざりしてきました。どうして、すぐにフリーズしてしまうんでしょうね。そろそろキレイキレイに再インストールしなきゃいけないのかもしれませんが、再びアップデートやパッチを当てないといけないと考えるとうんざりです。
ここ数ヶ月は VB づけの生活なんですが、こちらもうんざりしてきました。よくわからん問題が相変わらずでます。原因を追及するよりも、どうやって誤魔化すか、回避するかを考えるだけで精一杯です。(ため息)
NT のリプレース (1999/09/12)
最近のニュースの中で、ちょっと気をひいたのがこれ。ここのシステムは95年に NT で構築し 16台で稼働させていたそうですが、運用の問題や信頼性の問題で、オフコンでリプレースするそうです。恐らくトータルで考えたら、こちらのほうが TCO の削減になるということでしょう。以前、某コーヒー会社も NT を UNIX にリプレースしてましたけど、こういった流れって着実に進んでいると思います。結局、NT はスケーラビリティが低いから、サーバーをどんどん増設して対処するしかないんですよね。規模拡大で、サーバー増設が必要になるのは、オフコンやUNIX でも同じなんですが、NT は桁外れに必要ということでしょう。サーバーを増設すれば、連携させて動かすのも大変です。業務ソフトに手を加えなければならないでしょう。障害発生時の対処、データの一貫性の確保等、どんどんと複雑化していきます。メンテナンスコストの増大、管理コストの増大、そして、ついに破綻ということかな。分散処理と言えば聞こえがいいけど、ちゃんと設計されてないシステムじゃないとダメですね。95年に NT でシステム構築しようとした勇気には感服しますが、結局、どっかのSIに騙されたわけで、ひいてはMSに騙されたわけです。95年当時、クラスタリングもまともにできないOSで構築しようなんてことを考えたほうがおかしいはずなのですがね。
NT でシステム構築すると安くあがると思ったら大間違いなのは何度もお話してますけど、さらに言えば、「安く作ったシステムがまともに動くと思うな」って言いたいです。確かに NT Server を中心に Windows ファミリーでシステムを作ると安い開発コストで済むケースがあります。そういうことを言うSI企業があるというのが正解かもしれません。しかし考えてみてください。お金をケチッた分、そのレベルの技術者が集まって作っているということなんです。しかも、なんとなく作れちゃうんですから不思議です。(笑)少ないテストデータを使って、障害時の対策や、規模拡張時の対策を考えずに作ってしまうので、実際に運用をはじめたら問題が噴出します。運用でカバーしていくにも限度ってもんがあります。これが恐らくシステム破綻の真相ですね。NT を使ったとしても、ちゃんとしたシステムを構築できないわけじゃありません。ただ、元々のOSの限界から、それを補完するだけの仕組みをきちんと作り込む必要性があります。それは初期開発コストの増大をまねきますし、ハードウェアも良い性能のPCを何台も用意しなければならないはずです。で、よく考えれば、オフコンや UNIX を中心に構築した場合と初期コストは変わらないという結果になるはずです。むしろ、規模拡大によるシステム拡張を考えれば、オフコンや UNIX に軍配が上がるかもしれませんよ。