開発日誌1998年12月

Visual Studio 6.0 の申し込み期限 (1998/12/01)

 Visual Studio のバージョンアップ申し込み期限は今月末です。そろそろ申し込まないといけません。先日、MSDN から Visual Studio 6.0 SP1 が配布されましたが、私は本体を持ってないという状況です。(笑)

 109,800円 – キャッシュバック 10,000円 = 99,800円です。これで飯を食っているんですから仕方ないとは言え、なんか納得できないです。OSや開発ツールがこれだけ高いとやってられませんね。我々もそうですがユーザーさんも同じじゃないでしょうか。

 「Windows でシステムを構築するとコストがかからない」というのは嘘ですよね。開発にコストがかかる上 OSの維持コストもバカにならないです。Windows 2000 なんて今のマシンスペックじゃまともに動かないでしょうからハード面のコストも見越さないといけませんよね。Windows を捨てる計画を今からはじめれば21世紀は幸せになるかもしれないです。業務アプリケーションは Java で組んでしまえばよいです。そうすれば、システムを一度に入れ換える必要もありません。今使っている Windows でも動きます。逆に、業務アプリケーションしか動かさないマシンなら Windows なんていらなくなります。

 Visual Studio のバージョンアップ料は、きっちりとユーザー様から回収させていただきます。Windows を捨てた方からは頂きません。(笑)

Windows 98 が不安定に (1998/12/05)

 最近 Windows 98 の動きが重たくなってしまいました。エクスプローラーを開けていると、数秒に1度再描画しています。いったい何が悪さをしているのかと調べてみましたがよくわかりませんでした。そうこうしているうちに、やたらフリーズするようになってしまったのです。そろそろ寿命だと悟った私は、あきらめてOSの再インストールを決行。再インストールは Windows 系 OS の年中行事みたいなものですね。日々の儀式はリセット?

 リセットで思い出しましたが、リセットかますと、Windows 98 (95 OSR2)は、起動時にスキャンディスクをかけます。そのときのメッセージを見て私はいつも腹立たしく思うのです。正確な記述は忘れましたけど「Windows の終了ボタンから終了しなかったからハードディスクに損傷があるかもしれない。Windows の終了ボタンで終了しろ」と言ってますよね。だいたい、リセットしたくてやったわけじゃないはずで、OS がヘナチョコだからこうなったわけでしょ。偉そうに見当違いの説教をたれてくるわけです。てめえのほうが謝れと言いたくなります。

Visual Studio 6.0 がきました (1998/12/10)

 まだインストールしてません。インストールできるマシンがないので、NT に犠牲になってもらおうと思ってます。とりあえずインストールしないとプロダクトIDがわからないでしょ。プロダクトIDがわからないと、キャッシュバックの申し込みができないんです。

 梱包されてたのは、CD6枚とマニュアル2冊。それと、MFC階層図(でっかい壁にはるやつ)とともに、WFC(JAVA のクラスライブラリ)階層図と Visual Inter Dev 関連のオブジェクトモデル図なんかが入ってました。以前は、このMFC階層図を壁に張り出して喜んでいたのですが、よく壁から落ちてしまって縁起悪いのでやめてしまいました。でっかいから全クラス階層を見渡すことができて便利と言えば便利です。InfoView の画面で見ると全体は見渡しづらいですからね。しかし、MFC はでっかくなりましたね。MFC 1.0 の時は、ほんとに基本的なクラスしかなかったです。ウィンドウ関連は CWnd を継承して自分で作りこむというスタイルが中心でしたから。

Visual Studio 6.0 のインストール (1998/12/12)

 プロダクトIDを見るために NT へインストールしました。インストーラーは、以前のバージョンを見つけると、削除するように要求してきます。削除しないとインストールできない仕組みのようですね。なくなっても困らないので削除してインストールを続行しました。インストール途中に、やっとプロダクトID表示画面にたどり着きまして、その番号をメモってからインストールをキャンセルしてしまいました。

 おかげさまで、NT の開発環境は削除されてディスクの空き領域が広がりました。(笑)全部インストールして色々とレポートしたいのですが、今 VC 5.0 の仕事をやってるんで、メインマシンの環境を壊すわけにいきません。来年にはちゃんとインストールしたいと思います。

Windows NT Services for Unix (1998/12/15)

 ベータ版が発表されてますね。NFS、Telnet のサーバー、クライアント、Password Sync 機能、UNIX シェルとコマンドがサポートされるようです。Password の同期は NIS(YP) を使うんだろうか?シェルやコマンドのほうは、MKS からライセンスを取得したと書いてますから、MKS ツールキットのサブセットでしょうかね。

 正式版は、別商品になるのかなあと本家のほうを見てみると $149 で販売するようですね。UNIX だと OS 標準の機能なんですがね。(あたりまえか)

なぜか入らぬ Windows 98 (1998/12/16)

 NT を入れていたマシンに Windows 98 を入れようとしたのですがインストール不能です。ひととおりコピーを終えて、再起動した段階で固まってしまいます。試しに Windows 95 (OSR25) を入れてみたらすんなりとインストールできます。マシンは NT が動く構成ですので、まっとうなパーツばかり。もしかして構成が古すぎるのか??

 仕方ないんで、NT 4.0 Server を再インストールしました。Windows 98 を入れて、VisualStudio 6.0 をインストールしてみたかったんですよね。NT から 4G のディスクを Linux サーバーのためにもぎ取ったんで、ちょうど良い機会だと思ったのですがね。こういうトラブルってあちこちで起こったんでしょうね。

NT 4.0 SP4 日本語版 (1998/12/17)

 NT 4.0 SP4 が発表されました。ざっとフルで 100M ぐらいあるんじゃないでしょうか。差分アップデートという仕組みがあるようですが、こちらはどれぐらいの容量なのか不明です。お金を払えば CD-ROM を送付してくれるようです。雑誌に添付されるかどうかは見るのを忘れました。書いてあったのかなあ。

はがきスタジオ2のトラブル (1998/12/17)

 MSの「はがきスタジオ2」がまたまたトラブッてるようですね。データ消失のバグだそうです。購入された方は、ご愁傷様でした。修正されてるようなのでアップデートしたほうがよいでしょう。

NT のマーケティング資料 (1998/12/20)

 ASAHI-NET の jouwa/salon2 で紹介された、MSKKによる「Reviewer’s Guide Microsoft Windows NT 4.0 Server UNIX サーバーオペレーティングシステム評価ガイド」というものがお笑いなので紹介します。

 比較表の全てにおいて、つっこみを入れることができる内容でして、JAROに電話してやろうかと思うぐらいの内容です。

  • アプリケーションの種類は多い?「NT Server は数、種類は豊富で増えつづけているが、UNIX では数が少なく、メーカー毎にOSが異なるために互いに利用できないものが多い」と述べてます。商用アプリケーションの数は NT のほうが多いことは事実です。でも、UNIX では標準でバンドルされてるか、フリーで公開されているので、サーバーアプリケーションの数は圧倒的に UNIX が勝ちでしょう。まさか、NT Server で動くアプリケーションとして、「筆まめ」が動くから勝ち!!なんて意味のないことを言ってるなら知りません。(笑)また、「メーカー毎にOSが異なるために互いに利用できない」というのは一見正しいようで嘘。UNIX の一部商用アプリケーションでは、そういうことがあるかもしれませんけど、ソースがある限りはどんなメーカーのOSでも動かすことができるはずです。
  • フリーソフトの使いやすさは?「NT Server はフリーソフトの種類が豊富で、実行可能形式であるためにプログラミング知識がなくても利用できるが、UNIX では様々なフリーソフトが公開されているものの、プログラミング知識を必要とするソースコードでの提供であるために使用が困難。内容もプログラミングツール中心であり大半は技術者向け。一般の利用者が恩恵を受けるケースはほとんどない」と述べています。NT Server はフリーソフトが豊富だというのは実感として感じませんね。そんなに多いですか?また、実行可能形式での提供をメリットにあげて、プログラミング知識が必要か否かを強調してますけど、UNIX でフリーソフトを使うのにプログラミング知識が必要などというのは嘘です。私はコンパイル、リンク、インストールするのに、ソースをゴリゴリといじることなんて殆どありません。よく使われるソフトほど、どんな環境でもインストールできるようになってますから大丈夫。また、いちいちコンパイルしなくても UNIXで実行可能形式が流通してます。このことを MSKK は知らないようですね。バイナリとともにソースもあるわけですからそっちのほうが良いでしょう。バイナリだけなら動かないものは動きませんけど、ソースがあればなんとかなります。あるいは誰かがなんとかしてくれます。バイナリ配布の Windows の世界ではソースがないために、問題を解決するためにトリッキーな方法(フックだなんだのして)で回避するようなことはよくあることです。「一般の利用者が恩恵を受けるケースはほとんどない」というのは、それこそ NT Server のことでしょう。(爆)
  • 買い求めやすさは?「NT Server はどこでも購入できるが、UNIX は一部の販社しか扱っていない」と述べています。まあ、これは正しいかもしれませんね。Solaris や SCO なんかなかなか見つかりません。Linux や FreeBSD にいたっては、雑誌の CD-ROM で配布されることもありますし、買わずに ftp する人もいます。購入するという概念がないですね。(笑) NT Server を売ってる店は少ないですよ。Linux や FreeBSD のほうがはるかに手に入れやすいです。
  • 教材は?「NT Server は一般の書店で購入可能で種類も豊富だが、UNIXは数が少ない上、高度な技術者レベルでなkれば使いこなせない」と述べています。「サルでもわかるXXX」とか「できるXXX」いうような、写真をバカバカ貼った上に、間違ったことをシャアシャアと書いているようなものは UNIXにはあまりないですね。(最近は質が低い本も出てきているようですが。。。)ただ、そういった書籍に限らなければ、ドキュメント類は UNIX のほうが豊富です。
  • 操作は簡単か?管理者の操作は簡単か?「NT Server はGUIで操作が簡単だが、UNIX はCUIが中心である。NT Server では管理者の作業が対話形式で設定できて簡単であるが、UNIXではコマンド(命令後)の入力で操作するために高度な専門知識を必要とする」と述べています。そのとおり!!NT Server は操作が簡単です。でも、それだけです。GUIで操作できる以上のことはできません。まず、GUI が良いか CUIが良いかという両極端の比較をしても意味がないんですね。GUI でも CUI でも両方操作できるのが便利です。GUI だけで固めてしまった NT 他 Windows 系はスクリプト環境が貧弱なためにちょっとしたことをやらせるにしてもプログラミングが必要です。それこそ高度な技術だ。(笑) UNIXだと色々なツールを組み合わせて実現することができます。UNIX は確かに GUI で操作できる場面が、まだまだ少ないのも事実でしょうが、GUIを乗っけるだけなら Tcl/Tk なんかで比較的簡単にできます。でも、そんなことやってもメリットがないから、はやらないだけでしょう。
  • ネットワーク関連の運用は?データベースの監視機能は?「NT Server は、DHCP, DNS で管理を簡略化できる。またディレクトリーサービスを使うことでユーザーアカウント別にソフトウェアの利用を制限できる」と述べてます。不思議なことに、これに対する UNIX側の記述はありません。いきなり「データベースの監視機能は、ストアドプロシジャのデバッグ機能が存在してないので、データベースを視覚的に監視する手段がない」と述べてます。いったいこの2つの対比は、何なんでしょうね???また、書いてあることがメチャクチャな上、何をいいたいかわからない極上の一品です。まず、DHCP,DNS が NT Server にあるから管理が簡単というのは何を言ってるんでしょうね。DNS は元々 UNIXで使われてきたものですし、DHCPの前身であるBootpはUNIXで使われてきたものです。DHCPだって今時のUNIXにはあります。ディレクトリーサービスについては、それこそ Novel のがいいに決まってる。(笑) NT 4.0 に実装されてないじゃないですか。ようわからん記述です。一方、それに対する UNIX側の記述が「データベース監視機能」というのもよくわからんです。データベースとOSと何の関係があるのか?ストアドプロシジャがどうした?デバッグ機能が何の関係あるの?と意味不明です。よくぞまあ、こんな意味不明な文章を掲載してるものだと呆れかえるばかりですね。
  • ソフトウェアの開発ツールは?「NT Server は、Office97 を使った開発が可能で、VisualBasic などのビジュアルライクなプログラミングツールも多数市販されており、マウス操作を主体とし対話的なGUIプログラミングが可能であるが、UNIXでは、C言語を用い、プログラミング設計書を元にした従来型のプログラミング開発となるために、専門知識を必要とし開発時間もかかる。対話的なプログラム開発は不可能」と述べてます。まあ、これはコメントするまでもなく、マウス一発で開発可能ならば私なんぞは必要ありません。サーバーアプリケーションを Office97 で開発するわけはありませんし、VisualBasic を使ったからといって、対話的なプログラミングができるわけじゃありません。Windows 系の開発でも、ちゃんとプログラミング設計書を書きます。でないと後々どうやってメンテナンスできるんでしょう。そんなことは開発ツールと関係のないことです。UNIXはCが主体というは事実です。C++も使えます。開発環境は無償で提供されてます。Windows 系のAPIと格闘するよりも、UNIXのほうが開発者にとってずっと敷居が低いのはまぎれもない事実です。「対話的プログラミング」なんて NT, UNIX ともにできないんです。開発するのに専門知識は NT,UNIX とも必要です。何も知らなくてソフトウェア開発できるなんて信じられませんよね。(笑)
  • Webサーバーの構築は?「NT Server で Webサーバーの構築は UNIXよりも容易で管理もGUIベースで行えるが、UNIXでは、教材となる市販本も少なく構築、運用は難解」と述べてます。やっぱり、Apache でしょう。(ASAHI-NET も Apache ですね) セキュリティホール出しまくり~の、すぐにダウンし~のという IIS は使えないですからね。
  • イントラネットは構築できるか?「NT Server では、BackOffice と連携して簡単にイントラネットを構築できるが、UNIXでは、高価なパッケージを購入するか、難解なプログラミングが必要となる」と述べてます。BackOffice が高価であることは周知の事実です。UNIX では特に商用パッケージなしでもイントラネットを構築できます。たぶん、Netscape とか Lotus とかを頭に入れて書いてるんでしょうが、NT+BackOffice するぐらいなら、そっちのほうが良いです。
  • セキュリティ保護機能の優位性は?「NT Server ではアクセスする権限のない利用者が不正にアクセスした場合の自動利用停止や、メッセージの暗号化等、UNIXよりも進んだセキュリティ保護機能を備えている」と述べてます。これは爆笑ものです。何も言うことはありません。
  • ハードの導入コストは?「NT Server 対応マシンは量産されており流通も豊富であるが、UNIX対応マシンは高価で選択肢も少ない」と述べてます。別項目で Linux や FreeBSD という名前を挙げているわりには、ここの比較では、メーカー製ワークステーションに絞ってますね。Linux, FreeBSD を動かすのに NT Server のような高価なマシンは必要ありません。NT や Windows が見捨てていった古いマシン達で十分に働いてくれるOSです。NT Server を動かすためにどれだけハード導入コストがかかることでしょう。プライマリドメインサーバー、セカンダリドメインサーバー、ファイルサーバー、データベースサーバー、電子メールサーバー複数台と、どんどん投資が必要になってくるはずです。NT Server はスケーラビリティがないからサーバー数を増やすことで対処していくしかないんです。
  • ソフト導入コストは?「NT Server は出荷点数が多く価格が安価だが、UNIXは各マシン毎に開発しなければならないために高価である」と述べています。何故、UNIXは各マシン毎に開発しなければならないと言ってるのか意味がよくわからないですね。Soralis 用、Linux 用、FreeBSD 用というような意味でしょうか?そりゃ、リコンパイルするぐらいで済むんじゃないですかね。NT Intel 用と NT アルファ用もリコンパイルするでしょうに。
  • 管理コストは?「NT Server は、ZAK や SMS を安価に購入できるが、UNIXでは、システム管理を行う安易なツールがないため、技術者のノウハウに依存する」と述べてます。ZAK を挙げているあたりがなんだかなあといった感じですね。恥ずかしくないんだろうか。SMSってそんなに安価で便利でしょうか?UNIX だと標準の機能で、もっと簡単に管理できるから、そんなにコストかからないと思いますがね。

ということで、大雑把につっこみを入れてみましたが、読めば読むほど色々な嘘や矛盾が見えてきて面白いと思います。MSの掲載文章の締めはいつもこうです。

この文書には、発行時点で議論されていた問題についての Microsoft Corporation の見解も説明されています。変化するマーケット状況に対応する必要があるため、Microsoft は文書内の情報について責任を負うものではなく、発行日以降も情報が正しいことを保証するものではありません。

この文書の目的は情報を提供することにあります。 Microsoft は、この文書における表現および内容について一切保証いたしません。

と、最後に小さく書いてあるんですね。保証されない、間違った情報をばらまいた上に責任はないと言い放つあたりが、ガキの精神構造の表れだと思います。

なぜか入らぬ Windows 98 パート2 (1998/12/25)

 Windows 98 をインストールできないマシンのお話の続きです。今日、友人とこの話をしてて原因らしきものがわかりました。たぶん NIC が原因です。Melco LGY-AT という古い NE2000 互換の ISAカードを使っています。こいつは Windows 95 でも自動認識に失敗してハングするので、インストール時には必ず自分でカードを指定してやってました。考えてみると Windows 98 のインストーラーは自分で指定する箇所がなかったように思います。で、自動認識しようとしてハングしているに違いありません。

 今度、NIC をはずして挑戦してみようと思います。そもそも、こんな古い NIC を使っているのが間違いなんでしょうね。こいつは、Windows 3.1 + LAN Tastic 時代から使っているカードなんです。当然 Non PnP です。当時メルコは、このカードとともに「簡単WEB」(だったかな)というネットワークソフトをバンドルして販売してました。1万円以上はしたと思います。今や数千円で NIC が買える時代ですものね。

Windows98 の後継OS (1998/12/27)

 日経バイトのサイトに「Windows98 の後継OSは Windows2000 の1年後に登場」という見出しの記事が掲載されてます。

 Windows2000 で 98 と NT が統合されると聞いていたから「変なタイトルだなあ」と思って読んでみました。どうやら、NT ベースではあるが、個人ユーザーのためにセキュリティを簡素化したものを 98 の後継として投入するということらしいです。「本当にそれだけか?」と突っ込みを入れたいところですが、まあ、そう発表したんならそういうことなんでしょう。

 Windows2000 になったら Windows98 ユーザーもさることながら NT ユーザーも混乱の渦中に放り込まれるような気がしてるんです。心配なのは周辺機器のドライバの問題です。本当に大丈夫なんだろうか?現在の 95/98 と NT 4.0 は見た目こそ似てますけど中身は全然別物です。当然ドライバも両者別物です。Windows2000 ではドライバの作り方が統一されます。今まで2つのドライバを開発しなければならなかった周辺機器メーカーは、新しい機器のドライバ開発は楽になるわけです。しかし、古い機器に対してもドライバを書き直さないといけないことになると結構大変。で、心配してるわけです。もしトラブったら、Windows2000 発売後も Windows 95/98 はさらに使われ続けることになるでしょうね。

 さあ、Windows2000 になると、PII 400MHz、メモリ 128Mbyte が標準(最低?)になるでしょう。周辺機器がトラブったら買い換え需要も見込めるしハードメーカーはウハウハですね。はやく来い来い Windows2000 と叫んではることでしょう。(笑) ソフト業界も Windows2000 対応で儲かれば大笑いですね。ソフトにちょっと機能追加して、パッケージに Windows2000 対応と書けば売れることでしょう。日本は、個人ユーザーは新しいものに飛びつく傾向があるから、各メーカーとも期待していると思います。ただ、企業ターゲットではそういうわけにいかないから、95/98 をサポートしつつ 2000 をサポートするといった負担が増えますね。

タイトルとURLをコピーしました