TurboLinux 導入記 1999年4月

Wnn6 の xwnmo その後 (1999/04/11)

 Window Maker 0.52.0 が出ています。WPrefs のタイトルの日本語表示がおかしかったのが修正されてます。今まで独自のパッチをあててたのですが不要となりました。あと、WindowMaker-data がなくなって WindowMaker-extra というアイコンやテーマが入ったものができました。WindowMaker-data は残して、その上に WindowMaker-extra を追加する形でパッケージしました。プライベートパッケージに置いておきます。

Wnn6 の xwnmo 正常動作 (1999/04/17)

 3/3 に出た Wnn6 Ver 2.01(TurboLinux 3.0 対応版)の xwnmo が使えない件は、約1ヶ月経緯したものの何の連絡もありませんでした。先週、オムロンソフトにメールしたら、最終テストの段階に入っている旨の回答を得ました。もうすぐ対応版が公開されると思います。

 私が Wnn6 Ver 2.0 を購入したのは昨年の12月ですから、既に3ヶ月以上が経過しています。ちょっと腹が立ちますなあ。UNIX 屋さんは Windows 屋さんに比べると動きが鈍いんでしょうか。Linux 相手に商売するなら、もう少しスピード感がいると思いますがね。xwnmo は Ver 2.0 の目玉でもあるわけですから、サクサクっとやってくださいませ。

出ない TurboLinux 謹製カーネル (1999/04/24)

 4/15 に出た修正版で、ようやく xwnmo は正常動作しました。今回の修正版は、日本語 redhat Linux 5.2、Vine 1.0、TurboLinux 日本語版 3.0 およびそのアップグレード版、Debian GNU/Linux 2.0r2 with Hamm-JP への対応となってます。

 あまりにも時間が経過してますので、そもそもの経緯を説明しときますと、初期バージョンの Wnn6 Ver 2.0 にバンドルされている xwnmo を起動して日本語入力しようとすると、「入力文字列が見えない」という問題があって使い物にならなかったのです。また、辞書登録ツールも日本語入力できませんでしたし、ヘルプ表示も文字化け状態という有様でした。3/3 雛祭りバージョン(なんかCARJみたいですが)では、オリジナルの TurboLinux 3.0 に対応したものの、既に TurboLinux 3.0 の glibc2 はアップグレードしてて、その影響で、結局のところ症状は改善されませんでした。で、オムロンソフトは、まともな glibc2 に対応作業を進めた結果が今回の修正版となったという経緯です。発売から4ヶ月で、ようやくまともになりました。(笑)

 動作確認がてら、しばらく使ってみました。 kinput2 に比べると少々もたつきますけど安定して動いてます。辞書登録が簡単にできるのは非常に便利ですし、キーバインドも ATOK8風や MS-IME97風、EGBRIDGE風が簡単に設定できます。ただ、残念だったのが WindowMaker との組み合わせで問題が出るようです。これは、xwnmo の問題ではなく WindowMaker 側の xim がらみの問題のような気がします。kterm から xwnmo を ON するとフォーカスが戻ってこないのです。WindowMaker のバージョンアップで解消すればいいのですが。。。噂によると、古いバージョンでは問題が出ないそうです。

 オムロンソフトさんは、Linux/FreeBSD版を発売したとたんの問題で大変だったと思います。もう少し迅速な対処をと望みたいところですが、テスト期間も含めれば、これぐらいかかって当然なんでしょう。

カーネルをどうしよう (1999/04/25)

 いつまで待っても 2.2.5 の TurboLinux 謹製カーネルが出ませんでしたが、本家カーネルのほうは、とうとう 2.2.6 がリリースされたんですね。 PHT はパッケージの更新をストップしたのかなあ?4月に入ってからアップデートがリリースされてないようですね。日本PHTの場合は2月でストップしてます。

 何か嫌な予感がします。社の方針が変わった?体制が変わった?技術者が流出した?何か理由がありそうですね。新商品の Server に力を入れてるからかなあ。あるいは、ハードウェアにバンドルされる TurboLinux のほうに力をとられているのかもしれません。色んなカスタマイズが必要でしょうからね。

 とにかく、カーネルはPHTに期待してもダメなようですね。2.2.4 までは、調子よくパッケージを更新してただけに残念です。

Window Maker 0.53.0 (1999/04/25)

 TurboLinux 謹製カーネルが更新されないので、他のパッケージはないかと探したところ RawHide に 2.2.5 のパッケージがあるのを発見しました。ソースパッケージを Get して中を見ると ac2 パッチまであたっていました。iBCS と pcmcia-cs も入ってます。TurboLinux 謹製との違いは gfs と USB がないということと、ドキュメントが別パッケージになっていることです。2.2.6 が出てるのに 2.2.5 もなんだかなあという気がしましたけど、とりあえずパッケージを作ることにしました。

 rpm -ba したところ、_target_cpu が定義されてないとか、_arch が定義されてないとか色々と問題も出ましたが、よくわからないので SPEC を修正して無理矢理通してしまいました。(笑) 出来上がったパッケージをインストールしたところ特に問題なく動いてくれました。例によって目をつぶってエイヤ!!のインストールです。(危ないので真似しないでください)

 カーネルぐらい自分で make すればいいとは思います。私も最初の頃はそうしていました。でも最近はパッケージに拘ってます。パッケージだと色々なパッチが含まれてます。もし、これらのパッチを自分で集めて当てるなら、それなりの時間とパッチを取捨選択できるスキルが必要でしょう。しかし、私にはそれがありません。(笑) とすると、先輩方がパッケージしてくれたものを有り難く使わせてもらうのが得策だと考えたわけです。私の場合、整合性を考えれば TurboLinux 謹製が良いに決まってるんだけど、パッケージのリリースがストップしてる現状ではどうしようもありません。(涙) 今回は、TurboLinux 親方(?)の RedHat RawHide に頼ることになりました。当分はこのスタイルでカーネルをアップデートしようと思ってます。

 Window Maker 0.53.0 がリリースされてます。残念ながら、XIM 関係の問題は直ってません。kterm で xwnmo を起動するとフォーカスが kterm に戻りません。これは、本家に修正を期待してもダメかもしれないですね。どこが悪いのか追いかけないといけないのかなあ。とりあえず、プライベートパッケージに置いておきます。

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