Linux で GO 2000年3月

RedHat と TurboLinux (2000/03/29)

 RetHat は4月21日に、日本語版 6.2 を発売、TurboLinux は 4月7日に Workstation 日本語版 6.0 を発売します。どちらもプレスリリースを見ただけですが、新バージョンの特徴として謡っている内容の違いに興味深いものがあります。まず、RedHat のプレスリリースですが、目についたのが「商用ディストリビューション初の4GBメモリ」、「商用ディストリビューション初のRaw I/O」です。こういう所を前面に出すあたりが RedHat らしいです。ただ、4GBメモリ対応については、TurboLinux Server 6.0 が既にやってるので「商用ディストリビューション初」というのは嘘ですね。一方、TurboLinux のプレスリリースはというと、もっぱら日本語環境を強調したものとなってます。Workstation 版ですから、使いやすさが強調されるのも致し方ないということでしょうか。ちなみに去年発売されたTurboLinux Server 6.0 のプレスリリースはこちらです。

 私 Linux で RAW デバイスが扱えることを初めて知りました。不勉強で恥ずかしいかぎりです。RedHat が RAW I/O を前面に出すあたりは Oracle とかから突き上げがあったのかもしれませんね。(笑) RedHat 6.1 改訂日本語版のレビューを見る限り、相変わらず日本語環境の完成度はトホホな状態のようです。この状況から見ると 6.2 もあまり期待できないでしょう。難なく日本語を扱える環境を望むなら、TurboLinux や Laser5、Vine なんかが手っ取り早くて良いでしょうね。それと、忘れてはいけないなのが Solaris です。そして、絶対に大丈夫なのが Windows です。(爆)

タイトルとURLをコピーしました