Windows 10 Fall Creators Update で Hyper-V が全滅(0x80004005エラー)

 Microsoft よいったいこれはどういうことだ! Windows 10 Fall Creators Update で Hyper-V の仮想マシンがほぼ全滅しました。アップデート後に Hyper-V マネージャで見ると1つの仮想マシン以外が全て消えている。当初は改めて手動でインポートすれば解決するだろうとたかをくくってたのですが、いざインポートしてみたところ「仮想マシンをインポートできません。予期しないエラーが発生しました。0x80004005」でインポートできません。ここでちょっと胸がドキドキ。このままだと今までの開発環境、保守環境を全て失うことになります。まずはバックアップから仮想マシンを戻してインポートしてみました。それでもエラーが発生します。

「仮想マシンをインプレースで登録する」「仮想マシンを復元する」は予期しないエラー 0x80004005 で不可。「仮想マシンをコピーする」は先に進んだものの結局エラーで不可。こうなるとお手上げです。先に進むことができないなら戻るしかない。この時点で戻るとは Fall Creators Update をキャンセルすることです。設定画面の「更新とセキュリティ」から「回復」を選択すると「前のバージョンの Windows 10 に戻す」が現れました。

 OSは15分程度で元に戻すことができました。Hyper-V マネージャを見ると仮想マシンは見える状態に戻っていましたが「仮想マシンの構成記憶域に接続できません」とのエラー状態で起動することができません。仮想マシンのフォルダをリネームして、Hyper-V マネージャから削除し、再度元のフォルダ名に戻してから、インプレースでインポートしてみると「同一のIDが存在するのでインポートできない」旨のエラーが発生してインポートできませんでした。この段階で私はかなり絶望の淵に。。。サービスを再起動したり、Hyper-V マネージャを再起動しているうちに仮想マシンが復活して起動するようになりました。ホッとしたものの、どの手順で復活できるのかがわかりません。復活するまでにやったことは、
1.「仮想マシンをインプレースで登録する」→ エラー発生

2.「仮想マシンを復元する」→ エラー発生

3.「仮想マシンをコピーする」→ エラーは発生しないが、実際にコピーは実行しない

その後、仮想マシンのフォルダ名をリネーム、元の名前で再度インポート

4.「仮想マシンをインプレースで登録する」→ エラー発生

5.「仮想マシンを復元する」→ エラー発生

6.「仮想マシンをコピーする」→ エラーは発生しないが、実際にコピーは実行しない

その後、仮想マシンのフォルダ名を元に戻して、インポート

7.「仮想マシンをインプレースで登録する」

エラーが発生する場合は、Hyper-V サービスの再起動、Hyper-V マネージャを再起動し

8.「仮想マシンをインプレースで登録する」

という手順で概ね復旧することがわかりました。結局、最小セットの手順はわからずじまいです。上記手順の何が復旧に寄与したのかがわかりません。

  実は Windows 10 Fall Creators Update 後に生き残った仮想マシンが1つだけありました。これは最近作ったものです。ダメになった仮想マシンとの違いは第2世代で作成した仮想マシンじゃないかということです。つまり第1世代で作成した仮想マシンが全滅したのではないか? はっきりしたことはわかりませんが旧世代の仮想マシンは使えないという注意書きでもあったのでしょうか?こういう重大な事態を招くのであれば、注意を喚起するなりしてアップデートできないようにして欲しいものです。
 「Windows 10 Fall Creators Update で Hyper-V を全滅させないために」へつづく。。。

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