「大は小を兼ねる」とは限らない

今日は一日中ディスプレイモニターと格闘しておりました。何に対して格闘していたのかをお話しする前に、まず私のPCとディスプレイ環境について説明します。

私の目の前にあるメインディプレイは LG 27UQ850 4K です。右には LG 27UL850 4K、左には LG 27UP850N 4Kが配置されており、これらはメインPCと接続されています。メインディスプレイは、SANWA SUPLY SW-KVM4HDPU という DiaplayPort 接続の 4K対応 KVM(CPU切替器)を介して繋がっています。以下のようにPC4台を切り替えて使う環境です。

ディスプレイモニター接続

実は1ヶ月程前に、左のディスプレイをFULL HDから4Kにグレードアップしました。ところが、それを契機にメインPCを使っている時にメインディスプレイがブラックアウトしてしまう現象が起こり始めました。ケーブルを接続しなおすと復旧するのですが、数日前からブラックアウトの頻度が高くなってきました。「これはディスプレイケーブルに問題があるのだろう」と考えて DisplayPort 1.4ケーブルを注文して交換したのです。ところが KVMでメインPCに切り替えても全く映らなくなってしまいました。その後 KVMを介さずに直接繋ぐと問題なく映ることがわかり、実はケーブルの問題でないことが遅まきながらわかりました。となると「KVMがおかしいのか?」となりますが、サブPCは全て問題なく切り替え表示できます。メインPCを他のポートと交換して繋いでも同じで、メインPCは表示されずに他のサブPCは正常に表示できます。ということは KVMが壊れているわけではありません。試しにメインPCに繋がっている左右のディスプレイ接続を外してもダメでした。つまり今まで不安定ながら使えていたことのほうが奇跡だったわけです。ここで、ふと右のディスプレイにKVMを繋げたらどうなるんだろう?と試してみました。すると問題なく表示できました。同じLGのディスプレイなのに何かが違う。犯人はディスプレイか?ということでディスプレイの設定項目を比べてみて気づきました。正常に映るほうのディスプレイはDisplayPortのバージョンが1.2に設定されています。映らないメインディスプレイは1.4となっています。1.2 に設定することで正常に映るようになりました。4K 60Hzのディスプレイなので 1.2 で十分なはずです。1.4 は 1.2 の上位互換だからと1.4に設定していたのが敗因だったというわけです。KVMとの微妙な相性なのかもしれませんけど、大は小を兼ねるわけではないというお話でした。

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