UPS 導入 (2000/05/27)
先日、瞬間停電に見舞われました。甲子園球場の照明が落ちてしまって試合が中断した日です。Linux サーバーは OMRON BX500 という UPS に繋がっています。ですから大丈夫と、たかをくくって飯を食っていました。ところが、戻ってみると、なんとサーバーは見事に落ちておりました。(爆) どうやらバッテリーがへたっているようで、交換しないとダメみたいでした。
メーカーに送り返して電池交換をするのも面倒なので、新しく購入することにしました。電源容量は 500W で十分です。OMRON BX50XF、三菱 FREQUPS F Series、APC BK500JS の3つに候補を絞り込みました。Linux で使うことを考えると、ソフトウェアを公開している三菱に軍配があがります。APC は BK500JS は、メーカー提供のソフトでは Linux 対応に無理があるようです。メーカーのサイトには、Smart-UPS しか動作保証しないということを書いてありました。OMRON は、メーカー提供のソフトがありませんので自前でなんとかしないとなりません。Linux への対応が良い三菱にしようと決めかけていました。ところが、APC BK500JS でも acpupsd というソフトが使えることがわかりまして、「そりゃ、UPS は APC でしょう!」と軽く逆転。実勢価格も3つの中では一番安かったこともあり、速攻で発注しました。
物は、昨日到着しまして、先ほどセットアップが終了したところです。acpupsd は RedHat Contrib からソースパッケージをいただいて、リビルド、インストールしました。正しく動くまでに紆余曲折がありましたが、なんとか電源断でシャットダウンするようになりました。
acpupsd の設定は /etc/apcupsd.conf で行います。BK500JS の場合、
- UPSCABLE 940-0020B
- UPSTYPE backups
- TIMEOUT <電源障害からシャットダウン開始までの秒数>
を指定します。それから、/sbin/powersc は、whoami, printf, wall を使っているので、ちゃんと起動できるように調整してやらないとダメみたいです。
これで雷の季節も大丈夫。サーバーさえ守っておけば、Windows なんてブッチしてもかまわない。(笑)